2006年2月
初めての発作
私とベッドに寝ていたノーマが夜中に突然暴れ出し、私は目を覚ましました。
ひっくり返って手足をばたつかせいてるその様子は初めて見るノーマでした。
周りで寝ていたにゃんこ隊もびっくりして全員部屋の真ん中に跳び逃げました。
一体何が起こっているのか、小さい声で「ノーマ?ノーマちゃん」と声をかけても全く意味がありませんでした。
意識はなく、ただ身体が勝手に暴れていたのです。
これはてんかん発作?
すぐに思いました。
知り合いの子がてんかん発作を起こしたのを見たことがあったので、すぐにそれだと思ったのです。
時間にしてきっと数分のことだったと思うのですが、私には途方もなく長い時間に思われ、そして、このまま行ってしまうのではないか?とすら思いました。
幸いなことに数分後に目覚めたのですが、本犬もとても動転してキョロキョロしていました。
自分の身に何が起こったのか分かる筈もありません。
ノーマを落ち着かせようと「どうした?大丈夫だよ」と声をかけました。
部屋の中は異常な雰囲気。
にゃんこ隊は全員部屋のあちこちから怯えた目をしてノーマを凝視していました。
一体何事があったのかと彼らも思ったのでしょう。
次の瞬間、ノーマはにゃんこ隊に向かって「う〜〜」と唸りました。
私はノーマが頭がおかしくなったのかとドキッとしたのですが、ノーマを落ち着かせようと思って
「何言ってるの」と小さな声で言ってノーマをなでました。
しかしその瞬間、ノーマはもう一度、先の唸り声よりもっと大きく真剣な声で「う〜〜〜っ!!!」と声をあげたのでした。
にゃんこ隊は全員くもの子を散らすようにダダダダダ〜〜ッと二階に駆け上って行きました。
きっと、ノーマは自分の発作はにゃんこ隊のせいだと思ったのでしょう。そう思いたかったというか。
もしくは「何見てるのよっ!」とムカついたか?
とにかくそれほどノーマは動転していました。
その後1時間ほど、荒い息であちこち歩き回りました。
外に連れて行けと言うので、外も歩き、家に戻っても家の中もあちこち歩き回り、まるであの異常の原因を探すかのように嗅ぎまわっていました。
その日はそれだけでした。
MRI検査へ