孫きりん大集合!! 神野山観望会


 去る11月2日に奈良県の神野山にて観望会が行われました。ただの観望会と違うのは、あの「プロジェクトT」に参加した望遠鏡達が集合したことです。寒風が身にしみるなか、皆さん星空を楽しまれたことが画像から伺われます。なお、当日参加・取材されました四方さんのご厚意により画像の提供を頂きました。コメントは高垣さんと編集長によるものです。
しょーちゃんの10センチF13です!

 アクロマートですが、非常にいいレンズです。昔はこのクラスは学校のドームの中に鎮座してましたよねぇ。バッフルを入念に入れられており、すばらしい見え味でした。15.5ミリ顕微鏡アイピースで見せてもらったオリオン大星雲がすごかった! 見事な自作品です! 完成おめでとう!

 三脚には薄い合板が張られて、10センチにふさわしい風格があります。
つかさんの6センチF15です!

 ちょっと前までは6センチF15は入門用望遠鏡の定番でしたが、今ではあまり見かけませんねぇ? 実はこのレンズ、あなどりがたい高性能です。色収差はほとんど見えませんし、きれいな星像です。完成おめでとう!
やぎっちさんの8センチF5です!

 アイピースはなんと2インチ40ミリオルソという珍品! これは、いいレンズです。リッチフィールドテレスコープというのはこのことです! 冬の天の川が実にきれいに見えました。Or7ミリで見せてもらった土星も実にきれいでした。完成おめでとう!
 「プロジェクトT」の親玉(プロジェクト・リーダー)、高垣さんとプロトタイプの「孫キリン」。
 元祖「きりんさん」望遠鏡、20cm屈折経緯台と孫キリンの図。
 高垣さん製作の特製(?)正立望遠鏡を覗くみずえちゃん。
 宮内の双眼鏡がズラリ揃い踏み。どっかのイベントの展示会みたいですねぇ。
 32cmドブ・アルタイアで星を楽しむ車椅子の女性。「体が不自由な人でも楽に覗ける望遠鏡が出来ひんかなぁ?」と考えるきっかけを与えてくれた出来事だったと、所有者の松本さん。
 おおおお! 土星がみえるぞぉぉぉぉぉ!

 *みなさん、陶酔状態でした!
 やぎっちさん、自作望遠鏡に大満足の図

「・・・・・・、見える、見える、土星が見える・・・!」
 あの〜、みずえちゃん、そのカッコ、ちょっとあやしいでぇ?

 *いや〜、良く見えます。13倍にして、木星の衛星たちがぴ・ぴ・ぴ、と、良く見えましたもん! 製作者としても、大満足でしたよん!
 ふたたび、しょーちゃんの10センチF13です。

全体のバランスがとれて、押し出しのきくいい望遠鏡に仕上がっています。観望会に持っていけば、注目の的となるでしょう。筒は塩ビ管そのものですが、そのままの方が味があるかもしれませんね。だって、塗ってしまうと、完成鏡筒にしか見えませんもん!
 手前のドブを製作した親子と高垣さん、バックにはキリンさん望遠鏡。完成鏡筒を利用されたのでしょうか? 集成材を使った架台は木目が綺麗でいい雰囲気ですね。