孫きりん&ひ孫きりん製作会
               in 加茂プラネタリウム館

 去る7月20日(日)に京都の加茂町にある加茂プラネタリウム館にて、プロジェクトTのリーダー、高垣さんの指導のもと日本宇宙少年団・大和まほろば分団(奈良)の子供たちによる孫きりん・ひ孫きりん望遠鏡の製作会が行われました。孫きりんは10cm屈折望遠鏡用の架台として製作され、分団の望遠鏡として使用されます。また、ひ孫きりんは8月23日に行われる予定の製作会のプレ・イベントとして1台が先行製作されました。
 製作会前、コルキットKT−10の不具合を診察(?)する高垣さん。
 さあ、いよいよ開講です。講師の高垣さんとまほろば分団の子供たち。
 実際に製作するひ孫きりんのプロトタイプを前に説明。
 真剣に説明を聞く子供たち。机の上には製作に使われるパーツ類や接着剤が見えます。
 さあ、製作開始です! 孫きりんの脚パーツをサンドペーパーできれいに磨きます。何だか刀の手入れをしているみたいですね。
 こちらは小さなパーツをサンドペーパーで磨きます。
 高垣さんのアドバイスを聞きながら、最初の難関である脚の組み立てに入ります。接着剤を付けた後、釘で固定します。「トンカチの使い方は手首のスナップを利かせて!」
 スペーサーを入れて固定し、先端部を曲げて固定します。ここが一番、気を使う箇所です。
 補強と見栄えを考えて、床材を脚に取り付けます。作業が難しいので、ここは高垣さんの担当。
 こちらは、ひ孫きりんのパーツを一心不乱に磨きます。
 出来上がった脚を三脚ベースに取り付けます。
 ずん切りボルトを通して固定し、三脚の開き止めを固定する作業。狭い箇所だけにみんな寄って集っての難しい作業です。
 ひ孫きりんの心臓部、架台の製作に入ります。
 架台部も仕上がって、開き止めパーツも取り付けて、もうすぐ完成です。
 はい、ひ孫きりんが出来上がりました。5cm望遠鏡を載せて、ファインダーには以前に作った5cm7倍望遠鏡を取り付けてみました。
 「10cmドブソニアンが低すぎて覗きにくいんですぅ」
 
 「奥さん、それなら孫きりんに載せたらよろしい!」

 高垣さん、おもむろにKT−10を孫きりん三脚に載せてみました。
 まぁ、何とピッタリの組み合わせ。コルキットと孫きりんのコラボレーション!
 架台も苦戦しながら何とか組み上げて、望遠鏡を載せてみました。「思ったよりも操作性が良いやんか!」
 遂に完成! まほろば分団の孫きりん望遠鏡! 
 製作に携わった年長さん3人組と高垣さん、完成した孫きりんの前で、はいポーズ!
きりん一族と分団の子供たち。お疲れさまでした...。