21世紀の2年目の年も明けて、あっと言う間に月の半ば、時間の経つのは本当に早いものですね。「何か作りたい!」という意欲はあるのですが、なかなかままなりません。一昨年、架台を作った20cmきりんさん望遠鏡が、昨年に私の手元に来たこともあり、もお、望遠鏡を買う事は出来なくなりました。(泣)20cmF12はまるで電信柱のようで、8畳の和室に縦置きにした様子は異様であります。本音を言うと、「あ、えらいもん買ぉてしもた!」という思いもあるのですが、今さら後ろへ下がるわけにはきません。でも、よかったと思うのは、小学校などの観望会に持っていくと、「きりんさん」は大人気なことですね。行列はなかなか途切れません。しばらく、和室に立てかけておいた鏡筒を見てみると、筒は傷だらけ、レンズは汚れ放題で、なななんと!クモの巣がぁ!えらいこっちゃ!早速、鏡筒はリタッチペイントを、レンズはセルごとはずして、クリーニングをおこないました。きりんさんはまだまだ改良したい部分もあり、当分ネタには困らないと思います。 |
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セルの寸法を計って、レンズケースを作る事にしました。ついでに、鏡筒のフタをアルミ板で作る事にします。 | ||
20cmのレンズはさすがにでかい!改めてみると、きれいなニュートンリングでした。公称1/10λだけど、アクロマートだから色は見えますよ。 |
連休の間に、やりのこした仕事のために休日出勤するつもりだったのですが、結局、起きることが出来ませんでした。あ〜あ、天気もまあまあだし、あったかいしで、今日は身体慣らしのためになんか作るかぁ!う〜む、日も暮れるのもはやいから、夕方までに出来るのは板の切り出しかな。レンズをはずした20cm鏡筒のふたとレンズのケースを作るまでの間に合わせにレンズのホルダーを作る事にしよう!和室の長押に鏡筒を固定するバンドも作らなくては! |
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12mmコンパネの残材から丸〜く切り出します!がががががががが!今までの画像と余り変わりないので以降は省略です。(笑) | 鏡筒キャップを取り付けました。これでレンズを取り外しても、中にゴミが入らないでしょう。 |
レンズの下のベニア板がレンズホルダーです。セルの出っ張り分をノミで彫り込んであります。 | きりんさん収まりの様子です。これより下は見せられないの!鏡筒はアイゼンバンドで固定ですが、ちょっと不安定なので、長押に固定するバンドを木工で作りたいですね。 |
近隣の中学校の先生から、望遠鏡のメンテナンスを依頼されたので、今日は古い望遠鏡のお掃除ぃ! 小学校では大体、6センチの屈折が多いのだけれども、中学ともなれば、8センチになるのだ。やはり、近辺の小中学校では、五藤光学が定番! 私のようなおじさんには、「絶対買うことのできない」という思いでのある望遠鏡なのだ! 中年天体愛好家には、そんな思いのある人が多いのではないですかね? ところで、この屈折、約20年前の代物だったが、レンズはまったく問題なく、光軸もOK! 接眼レンズは相当汚れていたが、無水アルコールでしっかり掃除したら、きれいになってしまった! 全国の小中学校には、こんな「お宝望遠鏡」、いっぱい使われずに眠っているんでしょうな! できれば、この望遠鏡のように子供たちに見てもらう「出番」を作ってほしいと願うのは私だけだろうか? なに?「どうせ、アクロマートだから、色が見えるんだろう!」というのか?この際、はっきり言っておこう! そんなことは、初めて望遠鏡でみた星空の感激に比べたら、小さいことだ! 五藤光学の屈折はおじさんには、やっぱり、特別の望遠鏡なんだよ! わかるかな〜? わかんね〜だろうなぁ?(これも相当古いか?) |
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昔の望遠鏡は木箱に入っていたもんだ! 太陽投影版、アイピースケース、望遠鏡カバー(雨対策にもなる)まで付属している!・・・・・・・・・ | |
アイピースケースの中身! 40ミリケルナー、25ミリ、12.5ミリ、6ミリのハイゲンスミッテンゼー(ああ、懐かしい! 対物レンズの色補正もちゃんとする構成だ! 視野は狭いけど・・・!)太陽フィルターが2個入っていたのは不思議! | |
純正ケルナー40ミリだ!36.4ミリねじ接続だが、ほかのメーカーとはピッチがちがうのだ! ツァイスサイズが標準だった頃、最大のレンズだが、周辺ではまったく見る機会はなかった。う〜ん、ほしいな〜、今でも・・・・・・! |
世の中はゴールデンウィークなのに、初日は休日出勤、今日も会社に行く覚悟だったのですが、朝から起きられず放心しておりました。お天気といえば、今一つで、今話題の池谷・張彗星も見られずじまいです。こんな夜には星図でもながめるしかりません。そう言えば、わが身の周辺には星図やガイドブックが色々あります。何回かに分けご紹介したいと思います。 |
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SkyAtlas2000 |
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全天恒星図2000(誠文堂新光社) たしか、天文を再開したときに買ったので13年くらい前のこと。ドブには少々力不足であります。 |
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CAMBRIDGE STAR ATRAS 2000 これは、会社の先輩からいただいたもの。「あんたやったら、使うやろ!」見開きのレイアウトが独特で、月別の星座位置は緯度別の視野がわかる。肝心の星図は見開きの右に星図、左にその範囲の天体の一覧表があり、使いやすい。これも、もったいないと使わずじまい。 |
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ATRAS OF THE MOON 国際光器で特価3000円也で買いましたぁ! 同店では時々こんな掘り出し物が出ます! 日本語版もありますがこれは原書。リンドバーグの名のクレーターがあったのにはある種感激しました。日本人の名前もいくつか見つけることができます。でかい望遠鏡が動かせなくなたら、小さな屈折でクレーターめぐりをしよう! |
連休突入後も、仕事がてんこもりで休日出勤でした〜! 今日はさすがにお休みです〜! パワー低下は忙しいこともあるのですが、やはりお星様が見えない空と、最近何も作っていないということにあるのでしょう。心が疲れたときはやっぱりホームセンターめぐり! いろいろ自作ねたを探しにあるきます。今日は丸ノコの歯のスペアを買いました! 今一つ自作の意欲がわかず、空も曇りですから、今日も星図の紹介といきましょうか! 今夜はポケットハンドブックの紹介です! |
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160φチップソーを買ったよ! 超硬チップがついた丸ノコの歯がわずか950円! 安〜い! 昔は2000円以上したものだが・・・! これで切り出せる木材の量を考えると、電動工具はホントにありがたいものだと思う。ホームセンターは自作派の友だぁ! あ〜りがたや、ありがたや♪ | |
見て面白い星雲・星団案内(誠文堂新光社)絶版? これは、大野裕明さんさんの名著! すばらしいスケッチとファインディングチャートの組合せが使いやすい! 1971年が初版のようだが、当時の空がいかにすばらしかったがわかる。大野さんのスケッチのパワーもすごい! たとえば、6.5cmのM51のスケッチがすごいんだも〜ん! 今、関西の空でこれを使うとドブで丁度だよ! そう言えば、スケッチのついたガイドブックって最近、見かけませんねぇ! |
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メシエ天体への案内 A.K.オクセンドル著(自費出版) わが国でメシエマラソンを広めたオクセンドル氏の著書。14cmシュミットで撮影された画像はファインディングチャートとして優れている。メシエ天体の案内書として、もっともフェアなものだ。写真付のガイドブックはたくさんあるが、天体写真としての「見栄え」を優先するあまりにスケールがなおざりになっている! これは、同一スケールで紹介されているので、過度な期待を抱かずに目標天体に接することができる。(大事なことだよ!) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 本文より抜粋 ・・・・すばらしい写真をみせるのではなく、初心者が使う小さいか中型望遠鏡をとおして見る様に近いものとして描写されています。写真によって天体の大きさは比べられます。・・・中略・・・大きな天文台で撮った写真は書店に沢山置いてあります。 |
連休は仕事で頭をつぶされてしまい、なんか、損した気分です。いよいよ、子供の日になってしまいましたので、久しぶりに近所の子供たちを集めてストリート観望会をやることにしました。 一昨年、この架台を組んだときには、勢いもあって対して苦にならなかったのだけれど、やはり、手術後は体力著しく、一人で組むのは一苦労でした。やっぱり、でかい〜! ボーエン教は体力勝負です。 スーパーナビゲーターも一応購入してましたので、セットしてみました。双眼装置のピントチェックも実施、直視型(顕微鏡改造品です!)はバローを使わずとも合焦OK! ビクセン製傾斜型は少々光路長が長く純正バロー(2.1倍)を使えばOKでした。これで、星がみえるぞ〜! ところが、夕方から意地悪な雲が西から出てきて、あっという間に全天を覆ってしまいました。なんでや〜! 結局、連休中にみたのは5センチ双眼鏡で観察した池谷・張彗星だけでした。 ナビゲーターの試験運転もできず、星も見えずでさんざんだぁ! あ、そうそう、まもなくクロマコアがやってきます! 詳細レポートしますので、よ・ろ・し・く! |
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久しぶりに組立てた20センチきりんさんです。やはり、こきりんより大分大きいですわ。三女の和世とお友達のななみちゃんです〜♪ |
どうも最近のお天気の悪さはただごとではない! なんで、こんなにみえないのか! 星の見えない夜は星図だ!で、ドブ使いに限らずの私の一押し星図を紹介しておこう。星図というよりも、ハンドブックかな? 一切の天体画像は無く、星雲、星団、二重星などもきっちり紹介されており、おすすめ! 対象天体の見かけ上の大きさ、形状、スペクトル、離角(二重星の場合)などなど、情報満載! | |
フィールド版スカイアトラス(丸善出版) 村山定男先生監訳 白尾元理先生訳とある! とにかく、コンパクトである! 慣れが必要だが、一定のレベル以上の人には使いやすい! 星見に一冊だけ持っていくとしたら、私はこれを選ぶだろう。定価は1236円! ただし、消費税が3パーセントの時に買ったのだけど! |
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で、裏表紙がこれ! まずは、星座との位置関係を探り、すぐに該当ページにジャンプすればいい! 便利である! |
注文していたクロマコアがやってきた! アクロマートの色収差を補正して、アポクロマートなみの光学性能にするというしろもの! ほんまかいな?D&G製20センチ屈折(きりんさん望遠鏡です!)にとりつけて、早速試験をやってみた。 まずは昼間の景色から・・・・! 遠くの高圧鉄塔の碍子を観察しながら、クロマコアを付けたりはずしたり・・・。双眼装置も試して みよう! うーむ、色収差のうち、紫の色はさすがに少なくなるが、完全に消えるわけではない! さて、夜はすっかり低くなった木星を観察! おお! 見やすいではないか! さすがにまとわりついていた紫は少ない! 本体の模様も見やすくなる! 琴座のベガをみてみよう! おー! あのぎらぎらの青が少なくなくなったぞー! (ちとさびしい気もするが!) ついでに琴座のイプシロンを観察! うーむ、シーイングは今ひとつだが、クロマコアをつけるとみやすくなるぞー! 値段相応の価値があるかと問われれば、今だ確定的なことはいえないが、「色収差が少なくなる!」というのは本当だ! ただ、やはり、レンズ径が小さく、低倍率の広角アイピースには向かない。やはり、惑星、二重星向きかな。また、光軸ずれにも敏感なようだ。焦点面からのレンズ位置によっても性能が変化するようでじっくり確認する必要がありそうだ。 |
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手に入れたのはU1タイプ、笠井さんとこで販売されているNタイプとは違うのだ。 |
細谷先生のお誘いで、名阪国道を上がった「五ヶ谷」というところで、ミニ観望会をおこないました。春以来、空はうす雲がかかったような状態がず〜っと続いています。昼間はまあ、いい天気だったのですが、夕方から意地悪な雲が西の空から続々と〜!(あー!やだやだ!) 雲が迫る中、月も満月近くだったのですが、早々に空き地できりんさんを組み立て、急遽集まった人たちと観望会です。まずは月から、う〜ん、明るい! ほとんどのっぺらぼーです。うす雲もかかっているし、月で明るいしで、星雲星団は無理、もっぱら恒星で星像確認。アークツールス、スピカ、ミザール、上ってきたべガ、イプシロン・・・。まあ、こんな観望対象でも皆さんに満足してもらえたのは良かったとは思いますが・・・・。 で、本来の目的であるクロマコアの実験をしたかったのですが、双眼装に直結した状態では、あまり効果は確認できない。たしかに、恒星像の周りにでる紫色のフレアは少なくなるのですが・・・・。やはり、メーカー指定のプラス75ミリという装着位置を守らないといけないのかも。詳しいデーターはこれから・・・。それにしても、お天気が悪すぎる・・・・! |
あ〜あ、今日も本格的な雨、梅雨だから仕方ないけれどねぇ。今日はひさしぶりに木工でした。夏休みには加茂町プラネタリウムの望遠鏡製作教室で国際光器7×50キットを20組の親子に作ってもらうのですが、問題はそのまま持って帰ってもらっても、手持ち観察だけになってしまうのが欠点・・・! それを何とか三脚に取り付けてもらおうと、毎年ボランティアでアダプターを作ってます。軽量、低倍率の鏡筒ですから、アルミなどできっちり作らなくても12ミリのコンパネの残材を約2cm×7cmにカットします。中心に5.1ミリの穴をドリルで開けて、さらに1/4インチのタップで直接ねじ切りすれば出来上がりです。これを電気配線用のインシュロックで固定すれば、立派な超小型RFTで、星空観察ができるというわけです。 ひさしぶりに電動工具を出したので、台所の改装も行いました。2年も前に食器洗い乾燥機を買っていたのに、棚が干渉して取り付けられなかったので、思い切って棚をカットしました。来週は露出した壁のタイル貼りをして、ブレーカーの取り替え、給湯配管工事、どれだけ出来るかな? 久しぶりの木工でのごりごりちゅぃ〜んは、少し緊張しましたね。やはり、体といっしょでいつも動かしてしないと、工作の感は鈍るような気がします。 |
今日は京都府加茂町の加茂町プラネタリウム主催の夏休み親子一泊ふれあい教室でした。自然観察教室やパソコン教室、インド料理に挑戦! テンコモリの内容の人気教室なのですが、私の担当は望遠鏡製作教室と夜の観望会でした。望遠鏡は某光器の7×50キットでしたが、そのままでは三脚につかないので、あらかじめ木片に1/4インチねじを切ったものと固定用のインシュロックを持ち込んだところ、大変喜んでもらいました。夜は観望会で、ひさしぶりに20センチきりんさんを振り回しましたが、意地悪な雲が来て、あまり見えませんでした。でも、月が見えただけで皆さん大喜びでしたね。 |
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いや〜、子供が物つくりに挑戦するのはいいですね。 | |
子供も楽しいんでしょうが、けっこう、お父さん、お母さんが楽しんでましたよ。なかにはお父さんが作ってしまおうとする場面も! 「あきまへんで! 親がやったら夏休みの工作にならんやろ〜♪」お父さんの嬉しそうな顔を見てやってください。会場のあちこちで、こんな風景が繰り広げられましたよ。 |
地元の矢田小学校の天体観望会当日にになったのですが、雲が目立つ空が心配ですが、夕方にはスタッフも集まりました。皆さん、ご苦労さんです。集まったのは40センチ、38センチ、32センチドブソニアン、私は20センチきりんさん、10センチこきりん、6センチ孫きりんを持ち込みました。学校備え付けのお宝望遠鏡の五藤光学6センチ屈折も登場しました。 ところが、お天気は曇り空のまま・・・。日が落ちてから、雲の間に時々月が見えるようになり、望遠鏡を覗いてみて「クレーターが見える!」なんて声が聞こえてきました。しかし、お天気は続かず、べた曇りになってしまいました。 観望会自体は中止し、体育館で「星空教室」ということになりました。おなじみの天体紙芝居もどきをやり、ビデオ上映会と星くらぶM57の皆さんから提供を受けた天体写真を賞品にして、「ジャンケンポン大会」をやりました。これは、盛り上がりましたね〜! 月があまり見えなかったのは残念でした。リベンジをやろうということになりまして、次は12月7日(土)に再び観望会をすることになりました。土星が見えるといいのですが! |
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雲の切れ間から月が見えると、歓声があがりました。相変わらず、きりんさん望遠鏡は人気ものです。皆さんの顔を見てください! カンドーが伝わってきますね。 | |
意地悪な雲が出てきて、体育館で星空学習です! それにしても、すごい人数ですね。 | |
星くらぶM57のメンバー提供による天体写真で、恒例「じゃんけんぽん大会」を行いました。「ほうれ、みんな、おっちゃんとじゃんけんやで〜! 最初は月面の写真やで〜!」「は〜い!!」「最初はぐ〜!」「ジャンケンポン!」「ほれほれ、けんかしたらあかんで〜!」 *いやいや〜大変でしたが、盛り上がりましたぁ! |