ひどく具合の悪い木曜日の夜から金曜日の朝にかけて
眠ることの出来ない僕は
夜
乾燥機を回した


中に白いバスタオルをいれて
ぐるんぐるん
乾燥機はどういう原理か知らないが
熱を発し
時間と共にタオルを乾かしていく



乾燥機の扉を開けると
その先になにか
イッテキマスという響きが残っていて
思わず辺りを見回してもみるのだけれども

眠れないような深夜
誰もそこには居なく
少し香りの付いた
白いバスタオルを抱きしめて
僕は寝床へと向かった