1時間のフライト、飛んでいく星の上を。夕方、プラットホームに滑らかに来る列車の姿よ。 さーっと、柔らかく緩む、筋肉繊維。倒れ込む姿よ。君の声や瞳、どこにでもあるような言葉 が愛おしい。立ちそびえるビル、タワーの群よ。シーズンの街、たくさんの人々と、久しぶり の悲喜交々、など。電線、シールドされた線を伝って、ばりっと来る光みたいなものとか。上 空を一羽、烏が飛んでいる。上空を細々した鳥が群れて帰っている。久しぶりの悲喜交々、な ど。語らいながら。