dr.stu.ii.n2.=不可解な夢


寄り添っている星、屋上からそれを眺める。ネオンや街の灯りって言ったものはそこまで到底
届きもせずに、死に絶えている。あなたの残像。瞼の裏に。真夜中に考える。起きれもしない
だろう朝のことを。そわそわするこの大腿筋を殺して、君を待ち続ける。こつこつと、階段を
登ってくるだろう音と。私は目をそらしている。スピークイージー、という彼の言葉を思い出
している。雨粒。夜に花は咲くか。イントロダクション。管球の暖かさ。転調と複合されたリ
ズム、ロマンティシズム。大きくなる音。ネオンや星は少しずつ膨張している。