- ADVANTAGE OF PREEMPTIVE ACTION -
■ 攻守の立場
攻撃する側と防御する側、どちらが有利であるかということを考えてみてください。防御する側には、兵力の補給が容易に行えるという点でアドバンテージがあります。しかし、攻撃する側の方が有利であることが多いといえるでしょう。なぜなら、攻撃する側は攻める場所を自由に決めることが出来るのに対して、防御する側は敵がどこから攻めてくるか予想して守らなくてはいけないからです。序盤で兵力を用いて防御すべき場所は、伐採所周辺・採掘所周辺・粉ひき所周辺の三つです。しかし、兵力の絶対数が少ない序盤では、戦力の分散することは各個撃破に繋がってしまうので困難ですので、内政に少なからずのダメージを受けてしまうことになります。
敵に攻められている間、町の人が犠牲になるのを防ぐため、町の中心に一端避難させるなどして、内政を一時的ではありますが、停止せざるを得ません。内政を停止するということは、即戦力の差に繋がってきますから、この後も攻められ続けられるという可能性を高くしてしまいます。
現実の戦争では、防御側の方が有利であるという感覚が一般的ではありますが、それは兵糧の補給や命令系統などいったことを踏まえての感覚です。AoCでは兵糧の補給などは一切必要なく、ユニットが本陣からどこまで離れても自由に操作可能です。
また、攻める側は状況が不利だと感じれば、容易に兵力を撤退させることができます。しかし、防御側は本陣を守らなくてはいけないのですから、如何に不利な戦況であっても、兵力を撤退させることができません。
以上のようなことから、攻撃側の方が防御側よりも遙かに有利な状況を得られるということができるわけです。では、どのような戦術をとれば攻撃側の立場をとれるかというと、それは先制攻撃に尽きます。
■ 先制攻撃
相手より先に攻撃することで、相手は常に本陣の防御のための兵力を置いておかなければならないという意識に縛られます。そうなれば、こちらの本陣の内政は一切妨害されることがなく、次の時代の進化に専念できるという訳です。もちろん新たな兵力を生産し敵への圧力をかけることを忘れてはいけませんが、内政を妨害されないというアドバンテージは非常に大きなものだということができます。
ですから、戦力的に劣っているかもしれないという状況であっても、なるべく相手よりも先に攻撃をしかけることを意識してください。仮に、本陣へ攻め込んで行って、相手の戦力の方がこちらの戦力を上回っていたとしても、撤退させれば済みます。敵が追撃してきた場合は、自陣まで引き返し行って新たに生産した兵力と一緒に敵軍を殲滅すれば大丈夫です。敵もそれをわきまえているので、無闇に追撃したりはしないでしょう。
注意しなければならないのは、なるべく自分の兵力を無駄にしないことです。相手の兵士に戦いを挑むときは、必ず勝てると確信を持ったときのみしなくてはなりません。こちらの戦力が殲滅されてしまう危険は絶対に避けるようにしましょう。