奥マキノ 大谷山

奥マキノ 大谷山

大谷山遠望
寒風に向う尾根上より見る大谷山

 

山行日   : 2005.01.15(夜)〜01.16

メンバー : L藤田、清水(詔)、原田、山口(巌)、竹下、武田、坂口   (中級雪山登山教室)

15日 京都駅21:45発 - マキノ駅
16日 マキノ駅7:15 - マキノ高原|8:50 - スキー場9:30 - 大谷山12:30 - 寒風13:40 - スキー場16:00

〈15日〉
   京都駅で集合し21時45分発の永原行きで、マキノ駅に向う。例年の様に駅の駐輪場でテントを張り、就寝する。この日は先客がいず、私達だけだった。

〈16日〉
   朝方から雨が降り始めた。取りあえず7時15分のバスでスキー場に向う。バス停に着いたが雨は止まず、小降りになるまで約1時間バス停で待機し、8時50分に出発。雨が降っている為、スキー場は閑散としている。スキー場の西側を歩き始めて、しばらくして雨が止み、輪かんを付ける。
   尾根上の分岐から、昨年の例会山行で登った尾根の西側の尾根に取り付くために沢筋に降りる。林道を下り小川を渡り、砂防堰堤をひとつ下る。輪かん歩行が初めての人もいて、雪の中にはまってしまうとなかなか抜け出せない。右手からの小さな支流を再び渡る。今日登る尾根は最初、杉林で見た感じは昨年の尾根の方が藪漕ぎが少なそうな感じがした。しかし、登ってみると上部はすっきりしていて薮漕ぎはほとんどなく快適な尾根だった。高度が上がるにつれて、右手に障害物が何もない円形の雪山が見えてきた。大谷山である。標高は813.9mと高い山ではない。しかし眼下に琵琶湖が広がり、360℃のパノラマである。せっかくだから頂上でゆっくりしたかったが、風が強く写真を撮ってすぐに下山する。
   寒風に向う尾根で休憩(13:00)。寒風からは林道沿いに下山するが、朝からの雨で、たっぷり水分を含んだ重たい雪で輪かんの足がとられ、あまり快適な下りではない。足が疲れてきた頃、すごく立派な多量のヒラタケが育っている木を見つけ、一気に気分が変わり、きのこ狩りである。
   その後スキー場まで下り、マキノ高原温泉「さらさ」に入り、帰途についた。


積雪期のこの方面の山の中で、もっともお勧めの山とコースです。    
赤坂山のような鉄塔は無く、登山者も殆ど見かけることが無い。おまけに条件さえ合えば山頂付近の美しい風紋が歓迎してくれる。
縦走する場合は、雪が深く視界が悪い場合に下山のポイントとなる寒風がわかりずらいので、一度スキー場から寒風に登った経験を積んでおく方がいいだろう。大谷山の頂上は風が強いので、休憩は稜線に出る前に取っておくほうが良い。


大谷山

 

     

 
河原
小川を渡り、休憩
 
   


頂上手前
支尾根を登りつめて、風の強い真白い頂上へ
 

 頂上
頂上に着けば、やっぱり記念写真


寒風から下る途中からの大谷山
寒風から下る尾根の途上からみた大谷山には
我々の付けたトレースが、くっきりと見える。