* これなんですか 5.10a 23m
この壁の一番右にあるクラック。
下部から中間部は快適なクラックが続くが、上部の前傾壁は快適なハンドクラックだがそれなりの持久力がなければ登れない。
* 高田屋 5.11a 23m
これなんですかの左側にあるクラック。
取り付きから3mの間のクラックは指先が入らず、このラインの核心部か(?) 極小ストッパーとしっかりしたステミング技術、そして度胸が必要。上部のハング越えは、足元に空間を感じる豪快なクライミングを楽しめる。取り付いてみるとハングを下部から見た印象よりは易しく感じるだろう。
* FOX CRY 5.11c 24m
高田屋のさらに左にあるクラック。
取り付きは、指先が少しかかるだけに高田屋よりも容易だが、同じような技術と度胸が必要。恐怖に耐えて少し登れば左手に一息つけるフットホールドが現れる。実は、このラインの核心部は上部の小さなハングで、抜け口のジャミングがきまらない。ノーテンションで、終了点のテラスにたどり着ければ、感動で雄叫びをあげることは"間違いない。"
* SAKISAKA
1ピッチ目 5.10a 15m
容易なシンハンドクラックからスタートし、途中のクラックが途切れた部分はレイバックで抜ける。レイバックの体制に入りにくく、結構楽しませてくれる。1ピッチ目の終了は、モモンガテラスの右端。
* 花 5.10a 20m
SAKISAKA 1ピッチ目から繋いで登られることが多い。
モモンガテラスの左端からオフ・ウィドゥスのライン(10m)を1ピッチ登り、岩頭のテラスから取り付く。
美しいダブルクラックが真直ぐに伸び、ハンドからフィストの楽しいジャミングが続くが、終了点のテラスへの右トラバースは緊張させられる。
プロテクションは、右クラックのみとなる上部
(写真の位置から上部)
ではワイドサイズのフレンズが必要となるので、ダブルクラックが続く間は、左のクラックにミドルサイズのフレンズを使うことをお勧めする。
* でっかいつらダイレクト 5.10c 15m
かぶり気味のフェースに走る浅く頼りないクラックにストッパーを噛まして登る。怖さに、つい右に逃げてしまいたい気持ちを抑えながら直上する。抜け口のハンドジャミングも少しきまりにくく、短いが怖さをタップリ味わえるライン。
* 直登 5.10a 15m
易しいハンドクラックからスタートするが、徐々にクラックが広がり、終了付近は登り辛いオフ・ウィドゥスになる。私のようにワイドクラックが苦手な人は、終了点間際で苦しむことになるだろう。
岩場のトポは、「石際淳の山とテンカラの部屋」に掲載されているものが解かりやすいだろう。
http://www1.gifu-u.ac.jp/~ishigiwa/nabari.html
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