大峰 八人山四座縦走

八人山四座縦走

南八人山
西八人山から見た南八人山

山行日   : 2004.12.11 〜 12

メンバー : L 斎藤 、TAKA

11日 : 橿原神宮駅12:30 − R20・R168 − 十津川村役場 − 滝 − 村道大野線 − 高津川入り口(泊)15:30 
12日 : 登山口7:05 − 植林小屋8:05 − 西八人山と南八人山の分岐9:50 − 中八人山11:15 − 奥八人山12:08 |
           12:18 − 中八人山13:07 − 西八人山13:25 − 別の植林小屋と小沢13:55 − 分岐14:05 − 登山口16:00

<12月12日>

林道大野線の高津川にかかる橋の手前がキャンプ適地となっており、橋の横に登山口を示す赤テープがある。高津川の左岸を薄暗い杉林林道大野線の中の狭い登山道を行く。数ヶ所ある木の橋や梯子は朽ちかけ、ソロソロ確かめながら通過したり、横の岩に足を置いたりして通過。約30分で崩壊した小屋があり、我々はこれを尾根への取り付き点の手前の植林小屋と早とちりし、20分はウロウロしタイムロス。そのままもう暫く行くとちゃんと植林小屋があった。

 

植林小屋の先で道は高津川へ下り、渡渉。対岸にモノレールの始点があり、その左数m位のところに斜面へ取り付く登山道がある。ここからは急登の連続で、道はモノレールに沿ったり離れたりしつつ高度を上げる。途中数ヶ所、鉄製の梯子や鉄網の橋を通過しなければならないが、変に傾いていて怖い。尚も登ると展望のある場所に出る。

 

当初の計画では西からまわるつもりだったが、ここをその分岐と気づかずそのままモノレールに沿って登った。そのうち大きなガレた斜面に入南八人山頂上り、赤テープが無いのに気づくが、多分この上が南八人山だと思ったのでズルズル足元が崩れるガレ場を強引に登り、続いて疎林の中を直登。すると展望の良い場所に出た。東に釈迦、孔雀など奥駈の峰々がくっきりと見える。まだ青々とした背より高い笹ヤブの中を潜るようにして踏跡を行くとすぐに、そこだけ笹が刈り取られた南八人山の山名板のある頂上だ。展望は無し。
中八人山頂上
北向いて中八人山に向かうとまた釈迦などの展望が・・・。

ここも頂上はヤブの中、山名板がなければ頂上とはわからない。

奥八人山頂上奥八人山へ、北東向いて、ヤブや木の枝に邪魔されながら急斜面をズンズン下る。木の隙間から行仙岳、笠捨山が望める。嫌になるほど下ってしばらく登ると奥八人山頂。

山頂は、ブナ林とヒメシャラの林が北と南にはっきり分かれていて、広々と気持ちの良いところだ。
もときた道を笹や木をつかんで登り、中八人山まで戻る。

山頂少し手前に赤テープがあったので、そこから西八人山に向かう。西八人山頂上
少し下ると杉林の中に道が続いていて、途中、南へのトラバース道を左に分ける。そのまま杉木立の中を少し行き、またヤブの中を登ると西八人山頂。

疎林の中の山頂は、山名板もなく木の幹に巻いた黄テープに西八人山と書いてあるだけ。朝から歩いてきた南八人山が右手に、正面に中八人山がよく見える。

段々雲が多くなってきたので早々に引き上げる。中八人山に戻る杉林の中で先程のトラバース道をとる。植林の中の陰気な道だ。ここにも途中植林小屋があり、そのそばの小さな沢を横切ってから10分程で左に南八人山へ登ると思われる尾根道を分けてすぐ、今朝見過ごしたモノレール横の分岐に出た。

 

このあたりから雨がポツポツ降り出し、あとは今朝登ったモノレール沿いの急な道を足元に神経を集中しひたすら下る。モノレールが終わり高津川を渡渉するころには本降りになっていた。

 

雨の中大急ぎでテントを撤収し(張って置いたら乾くと思ったのに、失敗!)湯泉地温泉「滝の湯」へ。


 

 

          

高津川
高津川
 
 
梯子とモノレール
梯子とモノレール
 
   


 南八人山付近からの釈迦ヶ岳、孔雀岳など奥駈の峰々。手前は、中八人山(左)と奥八人山(右)
 
 

 
分岐から西八人山を振り返る。