蛇谷ヶ峰
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蛇谷ヶ峰頂上からの遠望


メンバー L:藤田、坂口、早川、岩田、原田、水野、五野、浅井  


1/25
畑(9:20)  尾根取り付き(10:00)  森林公社小屋(10:25)  主稜線(11:30)  蛇谷ヶ峰頂上(12:35)  尾根下降開始 (13:30)  滝谷林道(14:15)  富坂バス停(14:50)  

奈良労山、中級雪山教室の実山行のポリシーは「トレースを追わない。」ということで、冬も登山者の多い蛇谷ヶ峰へも、一般コースを避けて滝谷越の尾根を登り、トレースの無いコースを登ることにする。
同じバスで入山した「こぶしの会」のメンバーに挨拶をして出発する。
凍りついた道の畑集落を抜けて山道となるところから、右手にトラバースをして林道へ向う。林道には鹿除けの電気柵が設置されており、しばらくの間は鹿の心境になりながら柵沿いを進む。ゲートがあり林道の中に入り、わずかで滝谷越に続く尾根の取り付きに着く。杣道
沢の左手の尾根に取り付き、適当に登って行くと、すぐにしっかりとした杣道にでる。ありがたく杣道を利用させてもらいながら登ると、傾斜が穏やかとなったところに森林公社の小屋が現れる。ここから尾根はブナ林の急登となる。やがて植林と雑木の生える尾根となり、主稜線上の702mピークへと続く。さすがに、主稜線上には、しっかりとしたトレースが付いている。しばらくトレースを追うが、面白くないので左手の尾根に軌道修正をして、ラッセルをしながら進む。
再び一般コースのトレースと合流し、しばらくでピークに至る。ピークには朽木スキー場から登ってきた山スキーのパーティが大勢いいて賑やかだ。
周囲の写真や記念写真をひとしきり写したのちに下山にかかる。途中で一般コースを登ってきた「こぶしの会」とすれ違い、下山予定の尾根を探しながら歩くが、はっきりとわからず「少し下り過ぎたか?」と思える付近から、富坂に続く支尾根を下ることにする。ここから輪カンを履いて急な斜面を下る。トレースの無い雪面を下ることは楽しく実に気分がいい。奥マキノやこの付近の冬山は、山が浅く下草が雪に埋もれているので、こんな楽しみが比較的自由にできる楽しい山域だ。斜面を右にトラバース気味に下り支尾根上を一気に下る。支尾根の傾斜が強くなり、小さな谷に没するようになる付近で、滑落しないように慎重に谷まで下り、小さなせせらぎを渡って前方の尾根に取り付く。しばらく尾根上を行くが、富坂から離れるような方向になる付近から、斜面を強引に富坂の方向に下ると、ヒョッコリと滝谷林道に降り立った。林道に出て、ヤレヤレという感じだ。
富坂の集落に続く林道をのんびり歩き、集落の橋を渡ったところにバス停があった。長く待った畑方面からきたバスの中には、下山してきた「こぶしの会」のメンバーが座っていて、本日三度目の顔見せとなった。

林道
    鹿除けネット沿いに歩き
        ゲートから林道内へ

蛇谷ヶ峰頂上
賑わっていた、蛇谷ヶ峰頂上


小川を渡渉
小川を渡って前方の尾根へ

 

尾根
気持ちの良いブナ林の中を登る


尾根の下降開始
輪カンを履いて、いざ下降


滝谷林道
滝谷林道に出て、ホッ!

蛇谷ヶ峰ルート