愛知川 焼合谷

愛知川 焼合谷
焼合谷


山行日 2004. 6.20

メンバー L:藤田、小割、原田、井岡、有本、水野、松本、坂口、(高橋 : 奈良HC)

天気図林道終点出発9:55 二つ目の堰堤10:30 山抜け12:40 二股13:30 登山道14:22 釈迦ヶ岳頂上14:30 林道終点17:11


奈良労山のその年の沢登りは、鈴鹿の沢から始まる。
「梅雨時で水量が多くなっても大丈夫で、奈良からだとチョットお出かけ気分になれる鈴鹿の沢は、この時期にうってつけだ。」ということで、今年も鈴鹿の沢から始める。雨は織り込み済みの計画とは言え、さすがに台風の接近までは考えていなかったので、台風6号が接近している今回はかなり迷いが生じたが、気象情報を見て、まだ大丈夫と腹をくくり山行を実行することにした。

   

 

   東名阪自動車道を四日市インターで降り、国道306号線を走り「三重県民の森」まで車を走らせる。キャンプ場を抜けて林道の車止めの前に駐車させ、入谷の準備をすませる。
車止めから林道を僅かな距離歩き沢に下る。昨日の雨のためか沢の流れる水は少し茶色く濁っている。もともと水量の少ない沢なので、少し水量が増えている今日の状態がちょうど面白い程度という感じだ。
   溯行を始めるとすぐに堰堤が現れる。二つ目の堰堤の上で身体をチェックをすると、3人の身体にヒルが付いていて、ワアーワアーと大騒ぎをする。予想していたが、やっぱり今回はヒルの大歓迎を受けそうだ。この二つ目の堰堤は水を貯めていて、高巻く時は左岸を高巻くとよい。

   この先、沢は落ち込みが続き、単調さに歩き飽きたころに4〜5m程の高さの滝が出てきて気持ちを紛らわせてくれる。どの滝も容易に登ることができ、沢登りの初心者を連れていくのにちょうどいい沢という感じだ。
   溯行を開始して約3時間。左岸からの山抜けの跡で、二度目の休憩を取る。休憩をしている間にポツポツと雨が降り始める。この先も、落ち込みの続く沢と、歩き飽き始めた頃に現れる滝を越しながら溯行を続ける。

やがて沢は源流の様相を呈し、二股で本流は岩壁に滝を落とすようになる。これより左の支流に入りしばらく涸沢を辿るが、急な斜面となる場所から右斜面の藪漕ぎをし、足元がザレて登りにくい斜面を登り詰めると登山道にヒョッコリと出た。せっかく来たことでもあり、釈迦ヶ岳のピークを踏みにいこうということでピークの方に歩き始めたが、1分ほど歩いたところが釈迦ヶ岳の頂上だった。

   下山は南南東に伸びる尾根上の急な登山道を下り、県民の森に至る。この道でもヒルの襲撃を受ける。今回の山行では、高巻きを終えて沢に戻れば必ずヒルが付いていないかチェックを繰り返したが、参加者9名の内8名がヒルの餌食となってしまった。




 

焼合谷地図

 

          

林道終点
車止め前で入谷準備
  
 
滝
今日の水量は少し多め!
 
   

滝
時折、容易に登れる滝が現れる


山ヌケ
山抜けの跡で2回目の休憩


登山道

僅かなヤブ漕ぎで登山道に這い上
がる。