◆この作品は他とは特に繋がってません〜◆
・ドンちゃん受け気味です、
・全員リバです、
以上の事にお気を付けください。



















手錠の冷たく硬い感触は余り気持ちのいいものじゃない、
しかも自分の手錠なら尚のこと。
手錠を渡されたパイプベッドにスーツの上下も靴や靴下、
下着まで剥ぎとられシャツだけをまとわりつかせた姿に両手を上げ横たわる形で繋がれているのはフラック刑事だった。

そのすぐ横から荒い二人の男の息遣いが聞こえてくる、フラックは必死に顔を背けて目を塞いだが手を繋がれていては音だけはどうしようもない、聞きなれた筈の声が上擦り欲情した熱い声で互いを呼びあっている。

フラックは羞恥と困惑と嫌悪が入交って混乱していた、
ダニーの部屋で飲んでいた事は覚えている、
けれど目を覚ました時にはもうこの状態だった。


「マック、ギャラリーが居るのは興奮します?」

ダニーがマックを後ろから突き上げながら聞いた、

「…聞いてなかっ…た、悪趣味な、奴だ。」

マックは律動で声を揺らしながら答える。

「でも、いつもより感じてる…。」

ダニーはマックの前に手をやって、
立ち上がり先走りで濡れたペニスを擦るとマックは短く声を上げた。

ダニーはハイだがマックは羞恥とフラックが同意でないのが見てとれて少し抵抗を感じていた。けれど執拗に責め立てるダニーの動きにマックはいつもより感じる自分を否定出来ない。

フラックは顔を背けてはいるが両手を上げて縛られた状態では背けきれず、目を赤くして泣きそうな顔をしているのが分かる、
ダニーはそれを見てフラックが自分よりかなり年下だったのを思い出した、仕事では生意気な口を叩くフラックがうろたえる様はダニーを刺激する。

マックが達してしばらくするとダニーもマックの中で達した。体から抜き去るときマックの体の震えがダニーは好きだった、今日はでもここからが面白い。


マックの耳元でダニーが何やら囁く、マックは一瞬怪訝な顔をする、ダニーは駄目なら…と言いかけたがマックは起き上がりけだるい仕草でフラックの方を向いた。

「フラック、…嫌なら言え。」

いつもより優しく穏やかなマックの声を聞いてフラックは安堵感のあまり声が出なかった、本当は助けを求めたかったのに。

するとマックはフラックの横に蹲り剥き出しの股間に顔を埋め、縮こまったペニスを深くくわえると舌で舐め上げ始めた。口腔の柔らかな感触と唾液の粘ついた刺激にフラックは体をビクリと震わせる、

「や…マック、貴方がこんな…どうかしてる!」

そう言いたかったが強ばったフラックの唇は微かに開いただけで、ただ吐息が漏れ出すばかりだった。

普段任務で厳しい顔をしているマックが眼下にいる、マックの伏せた目に長い睫毛の影が落ちてその表情は読み取れないが、上気した頬がすぼまるのを見てそれが自分のモノをくわえているのが皮膚と粘膜から伝わる感覚とは逆にとても遠く感じた。

ダニーはそんな二人を楽し気に鑑賞していた、
マックの今まで自分が入れていた場所が粘つき光っている、そこに指を差し込むとマックのくぐもった声が小さく響いた。フラックがそんなダニーを呆然と見上げている、マックによる刺激で顔が上気し無理に導き出された快楽にブルーの美しい瞳を潤ませて。

暫くしてフラックの息遣いが浅く荒いものになってくる、マックが口を離すとフラックのペニスは大きく立ち上がっていた。マックが口を拭いながらダニーを見る、
その目は怒ってはおらずむしろダニーを楽し気に急かすかのようだ。

「言ったことはしますよ?僕も」

ダニーはそう言うとマックと入れ替わりフラックの体を跨ぐと立ち上がったフラックのペニスにゆっくり体を沈めた。

「は…っぁ…」

息を吐きながらダニーが少し苦し気に眉を寄せ、フラックの体に軽く手をつき撫でながら少しづつ腰を上下してゆく。フラックはそんなダニーを見上げる形になる、
ダニーは目が合うといつものように悪戯ぽく笑い薄い唇を舐めながら

「フラック、どうだ?…この感触じゃ僕の体で感じてくれてるようだ。」

そう言ってダニーは尚も動きを激しくしてゆく、フラックの顔に余裕がなくなり荒い息遣いが聞こえてくる。フラックは自由になる腰を打ち付けダニーの中に快楽を見出していた。

やがてダニーの体が震え、ビクリと跳ねるとそのままフラックの上に崩れ落ちる、繋がった部分が剥き出しになりまるで違う生き物のようにヒクつかせ粘ついた液体を光らせていた。
ダニーの赤く充血した其所をマックの指が撫でる、

「んっ!…ぅ、」

ダニーが息を詰め鼻を鳴らす、

「さぁ交代だ。」

フラックは遠く聞こえるマックのその声に、
ダニーと同じように自分に跨り繋がろうとするかのように思えた。
けれどそれは違った。

マックが手にしたチューブからジェルを手のひらに取り、力の抜けたフラックの足の間にその手を滑り込ませる、フラックは何をされるか見当がついて慌てて静止の声を上げた。
だがマックが柔らかな口調で諭すように言った

「フラック、私たちもこのままじゃ収まらないんでね。あぁ、足を曲げるといい、力を抜いてそのままで…いい子だ。」

マックのフラックを見る目は穏やかでフラックは本当に子供のように言いなりになってしまう、どこかでマックに頼り憧れていただけに激しい拒絶は起きなかった。

鋭い痛みがフラックを襲い思わず引いた腰をマックが抱きよせる、ゆっくり差し入れられる指の感触にフラックの体が震え不安気な顔はマックを見ていた。
マックもフラックを穏やかに見返していて、フラックは体の抵抗とは裏腹にずっとこのまま優しく見ていてもらいたいとさえ思っていた。

抜き差しを繰り返し指の数が増えていく、弾力を持ち始めたそこにフラックは苦痛以外の何かを感じ始めていた。

ふいに指が引き抜かれ、片足をあげて腰を横にしたフラックに後ろから被さるようにマックが腰を重ねた、熱い固まりがさっきまで広げられていたフラックのそこに当たり次の瞬間強い圧迫と痛みにフラックは短くうめく。

「は…ぁっはっ…。」

体が震えて止まらない、少しづつ体を満たしてくる質量にフラックは切な気に声を上げる。マックは横抱きにフラックの腰を抱えて突き上げた、

「あぅっ…マック…あ…や…。」

目尻に涙を浮かべたフラックがうわ言のようにマックの名前を呼ぶ、それを見ていたダニーはフラックのマックに対する同僚以上の好意に気が付いた。
自分でお膳立てしておいて勝手なものだが微かな嫉妬がダニーの中に芽生える、さっきまでもうフラックとファックするつもりはなかったのに今は激しく犯したい気分になっていた。

マックの動きはあくまで優しく、ゆっくりフラックが反応する部位を探し突き上げてくる、じわじわ広がる快感にフラックは小さな声を洩らした。

「マック、僕も…入れたい。」

ダニーがフラックの体越しにマックにキスをして囁く、マックはフラックもお互い長くなりそうな雰囲気だったので構わないと言った。
マックが出ていく瞬間またフラックの体がわななき、中途で放り出された不安に子犬のような頼りない目でマックを見た。マックはフラックの頭をなでるとダニーと場所を代わる、ダニーはまだ不安気なフラックに悪戯ぽく微笑み唇の端を曲げていかにも意地悪い顔を作った。

「マックは優しいだろ?…でも僕は違う。」

フラックの足を腹につくほど折り曲げて性器を剥き出しにするといきなりダニーのペニスがフラックを貫いた。

「あぁっ!」

きつい体制にダニーの太いペニスはかなりの質量で、フラックは擦りきれるような痛みに首を降る。フラックのまだ今日初めて受け入れたばかりのそこはせまく少しの刺激も苦痛に感じ、自分勝手に乱暴な動きのダニーにフラックは悲鳴を上げた。

「ダニー、手加減しないと傷がつくぞ。」

マックが側に横たわりダニーをいさめる、けれどダニーにはその言葉が益々動きを激しくすることになる。
深く突き上げられ勢いよく引き抜かれる、抜かれる時中をえぐられるような苦痛にフラックは歯をくいしばるが伏せた目からは涙が滲む。
ダニーはフラックの萎えたペニスを掴み強く扱き上げる、亀頭の窪みに強く爪を立てた。前も後ろも激しい苦痛にさらされ性器を壊されそうな怖さを感じてフラックは弱く叫んだ。

「ダニー…嫌…だ、痛いよ…っあ、」

整った顔に涙を滲ませ懇願する、プライベートでもついぞ見せないフラックの今にも泣き出しそうな情けない顔にダニーは流石にやり過ぎたかと手を止めると快感を促すよう動きを緩やかにしていった。


「フラック、気持ちいい?」

ダニーはまるでいつもの人を食ったような軽い物言いでフラックに尋ねる、聞くまでもなくダニーの手の中のフラックのモノは硬さを増しマックの刺激で感じ始めていた後ろはダニーの動きに鈍く締め付けを繰り返していた。
それが分かっているだけにフラックは答えられない、荒い息で首を振ると顔を赤くして目を伏せる。
そのうちダニーの腰の動きがまた早くなりフラックは中に放たれた熱い感触に体を退けぞらせた、けれど緊張からかフラックは中々達する気配をみせない。

「ダニー、満足か?」

マックがフラックから体を離しまだ息の荒いダニーに聞いた、

「あぁ、…僕はね。」

マックはそうかとうなずくとフラックの手錠を外した、布を巻いてあったので跡は然程残ってはいない。それでも腕をずっと上げたままの姿勢は辛かったようで眉をしかめて肩を擦っている、そのフラックとダニーを見比べマックは

「じゃあフラックも満足させてやるべきだろう?」

そう言うとダニーをベッドの真ん中に引っ張り、腰を上げさせるとまだ湿ったそこに突き入れた。立ち上がりかけていたマックのペニスはダニーの中で硬さを増し、ダニーもさっき達した筈のそこがまた首をもたげ始めている。
マックがフラックを見て言った、

「フラック、イきたいだろ。」

ダニーがマックを振り返ると促すような目を見て渋々フラックに向き直る、さっきまで自分の中に入っていたモノをくわえるのは正直気が進まないが、マックは引き込んでおいて責任を取れとでも言いたげな目つきでこんな時だけ上司の顔をする。

フラックは少し迷って這いつくばるダニーの顎を上げ、自身のペニスを突きつけた。

ダニーがフラックのペニスをくわえ口だけで器用に扱き始める、口から外れかけるとフラックがダニーの頭を押さえ奥まで押し込んだ。フラックの腰の動きにダニーの口腔深くねじ込まれたペニスが大きくなり、むせて涙目になるダニーをフラックは見下ろしていた。

「フラック、もう?」

マックが腰を打ち付けながらフラックに問う、

「あ…マック、もう…」

切々にフラックが限界を口にしてマックは自身の動きを激しくした。
両方から同じく注ぎ込まれダニーの体が小刻みに跳ねる、塞がれた口からくぐもった声が響き唇の端を精液混じりの唾液が伝う、ほどなくしてダニーもシーツに自身のモノを放った。

力なく横たわるダニーは自身とマック、フラックの精液をまとわりつかせ汗を含んだ体はフラックの目にいやらしく映る。けれどもう誰もがお互いの匂いと混じりあい、奇妙な一体感にフラックは最初縛られ無理強いされた事すら忘れかけていた。



マックが明日の仕事の為手早くシャワーを浴び、濡れた髪もそこそこにスーツを着込むとまだグシャグシャのシーツの上裸で寝転ぶ二人の額にキスを落とす、まるで子供にするお休みのキスのようで何だか照れくさいとフラックは思った。

もういつもと変わらぬ態度でマックが部屋を出て行く、鍵の閉まる音がしてダニーはというと寝転んだままフラックの横でぼんやりと肘をついている。

色々問い詰めたいフラックに激しい睡魔と弛緩がやってきた、ダニーのニヤニヤ笑う顔を睨みつけるその青い瞳が閉じられてゆく、少しだけ心地よく緩慢な眠りに身を委ねよう…怒るのはそれからでいい。
けれどその時フラックの中にはどこにも不満なんてなかった、そして眠りに落ちたフラックの顔はちょっとない位満足気な寝顔だった。



【end.】



フラックが受けぽいのがあんまりなさそうなんで書いてみました。
3人まんべんなくというのは難しい〜
フラックさんは開かなくていい扉を開いてしまいました…ね…
ダニーが悪い子ですいません、
そして本当にそれだけの話ですいません、
ドンちゃんは睡眠薬でも軽く盛られたって事にしといてください〜。



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