■英雄-HERO-■
無名は静かな怖さや秘めた激情を感じるキャラクターだと思います。
リーさん自身もそんな感じがたまにするんですよ、
落ち着きすぎて怖いというか、張り詰めた空気感を持っている人だと思います。
英雄は絵画的な美しさが素晴らしい映画ですが(飛雪と如月の対決シーンは特に綺麗でした。)
同時にストーリーもとてもよかったと思います。
秦王を含めてそれぞれが英雄という考え方、とても好きです。
無名は最後・死んでしまいますが、もしあの時秦王が
殺せと命じることの出来ない男であったなら、それこそ無名は秦王を殺していたでしょう。
自分の半生を秦王暗殺の為に費やした無名にとっては
残剣の言葉はおそかったかもしれない、それは悲劇ですが
だからこそ哀切の美しさがこの映画にはあると思います。
こんなこと言ってますが、初見時はドニさんとの対決を楽しみに行ったので
フルコースいきなりメインディッシュから来た!みたいな感じでした(笑)
でもやっぱりラストのくだりは体が震えるような良さがありました、
門までゆっくり歩いてゆく無名・このシーンが一番好きです。
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