明石でのジギングのラストを飾るべく12月28日にエルモの岩瀬船長にお世話になりました。

 

 前日の状況を聞こうと、エルモの兄ちゃんに電話をすると「このところ寒いし、強い西風が吹いて船がでてないし、青物の噂もないな、釣れてもシーバスかな、明日は天気もいいみたいやし、海に出るだけでもええんとちゃうか」とつれない返事に、こりゃクーラーも持って行くのをやめようかなと思いつつも、釣り納めなので波さえなければいいかと乗船を決定しました。

 

 当日は朝の冷え込みも思った程でなく、風も弱そう、岩瀬船長に最近の状況を聞くと「2週間ほど前に青物の爆釣があった後は、海が荒れてしかも冷え込んだから厳しいで、ただ、この時期から良型のシーバスに切り替わるし、大型のヒラメも上がるので、それを狙いに行こう」とまだ暗い中7名を乗せて出船。

 

 日の出とともにポイントに到着、「20m、底は砂やで、やって〜」の声に皆が一斉にジグを投入。風は弱いけど、少し波が高く、しばらく当りも無い。次の流しで、船首の方がロッドを曲げて、船頭がタモを持って駆けつけるが、上がって来たのはご愛敬のエソ。まだ、エソが釣れるとは「水温が高いのかな」と思っていると、同じ方のロッドが曲がって太刀魚が上がる。その後、船首の方でシーバスとハマチが上がり船中の活性があがる。

 

 どうも潮が濁ってるのでピンク色のジグに当たっているようだがPボーイの金色に変更して、細かくジャークとフォールを繰り返してると、ゴクンとロッドが絞り込まれ、青物ほどの突っ込みは無いものの重い引きを見せて60cmのシーバスが網に納まり、その後も同様の誘いでもう一匹。当初は、○ボー覚悟だったのが魚の顔を見れたので充実感一杯「来て良かった〜」。

 

 当日のシーバスは、砂底に潜むイカナゴを探しているのか、底からジグが離れる時と着底寸前に当りが集中するようなので、こまめに底を攻めて、もう2匹を追加。その間、船中でもシーバスがポロポロと上がる。

 

 ポイントを少し移動して、再度、ジグを投入してアクションを付けようとしたときに、ガツンとロッドが曲がり、ラインが出ていくが止まる気配が無い。船頭さんから「メジロちゃうか、ラインは何号?」と言われるが、「イヤー、着底と同時やからエイとちゃうかな、ラインも5号やし、取り合えず止めて見るわ」と手でスプールにテンションをかけるとロッドが曲がりながら上に浮いてくるので船頭さんがメーター級のシーバス?、それともスレかな?」。「ちょっと仕掛け上げたって〜」とお声掛けてくれなんとか、寄せてくると大きなサワラの魚影が見えた。

 

 船縁で船底に突っ込むがなんとかかわして、船長さんの差し出す網に納まったのは85cmのサワラ。今シーズン中は、狙っても釣れなかったのに、シーバス用の細仕掛けで取れるとはメッチャ嬉しい。

 

 その後、各ポイントを回って各自シーバスを追加、結局、船中シーバス20匹、ハマチ1匹、サワラ1匹の釣果でした。