年明けから、悪天候、仕事などで、なかなか初釣りにいけず、ストレス解消のため釣りの話しでもとエルモさんに電話すると、「今の時期、その日の天候にもよるけど、もうシーバスのキャスティングを始めてるよ」と追い打ちをかけられる。もう辛抱しきれなくなり、それではと、急遽、前日に予約を入れて、2月12日にネットで情報交換している「はりつり」さんとの2名で、岩瀬船長さんにお世話になりました。
当日、港に行くと、船長さんがすでに準備されてて、「天候はよくなったけど、この潮周りは流れないので、エサ釣りには良いけど、ルアーでの釣果は難しいかもしれんな。なんならエサ釣りしよか?」と、先制攻撃をかまされるが、釣りは「やってみんとわからんから」と、この時点では余裕しゃくしゃく。
ポイントに到着すると、やはり船長さんの言うとおり、潮は流れず、ベタ凪状態。それでも、この寒い時期なので低活性のシーバスにはイイかもと、ミノーを潮のヨレめがけてキャストを繰り返すも、全く生き物の気配がなく、同行の「はりつり」さんは既にジギングで底物狙い。「当りは?」と聞くと、まるっきり無いとのこと。もう満潮時間をすぎてるので、あと少しで潮が動くかなと思い、シャローやディープ、シンキングなどのミノーを、サイズ、カラーを替えてキャストするも反応無く、潮もまるで流れない。
「はりつり」さんも、この潮でシーバスは無理とみて、ジグヘッドにワームを装着し探っている。すると「なんか釣れた♪」といって上がってきたのが16cmのメバル。「あ〜、これでボーズのがれた〜」ときつい一言をあびせられる。こんなこともあろうかと、「ジグヘッドとワームは持ってきてるよ♪」と余裕をかまして、タックルボックスを開けると、「ガーーン」なんとワームはあるけど、ジグヘッドがバス用のデカイのしか入っていない。仕方なく、マス針にガン球をかまして即席のジグヘッドもどきでキャストするも当りもない。
そうこうする内に、日も暮れかかり、ポイントを移動。心機一転、キャストを繰り返すが当りも無く、「あ〜、初釣りはボーズか」と思ってると、「キタ〜♪」の声、見ると「はりつり」さんの顔が“いつに無く真剣(失礼)”、しかし、根に入られてラインブレイクの模様。いよいよ地合い到来かとキャストに力が入るが、こちらには当りがない。と、また、「キタ〜♪」の声のあと、「バレタ〜」の声に、船長さんもガックリと頭を抱えている。
おいおい、こっちにはアタリもないのにと、そわそわ、ポイントを替わってもらって投げるもヒットなし。すると、替わった「はりつり」さんが「キター」とまずはメバル25cm級、次いで同型のガシラ、メバル、とどめに「これはデカイで〜」と30cm級のメバルをゲット。(たしかにデカイ)「そこは、さっき投げたのに」、あまりのショックにしばし呆然。
どうも、ガン球が軽すぎるよう(その前に腕が・・?)なので追加して、「まだ、地合いが残ってますようにと」祈りながらキャスト、すると一発目から根掛かり?ロッドを揺すっていると外れたようで、ラインが伸びていくと、ギューンと加速、合わせるとロッドを絞り込んでくれる。「バレないで」と思いながら何とか取り込むと25cmのメバル。それを見ていた船長も、船中ボーズ解消でほっと一息。その後、潮もさらに動かなくなったのと、あまりの寒さで終了。港に帰って、船長さんが、「今日のような潮周りでは、魚を見れただけでもいいのに、こんないい型のメバルは早々あがらんで、ルアーで釣れるメバルは数あがらんけど型がええな」と、一番デカイメバルにメジャーをあてると29.5cm。「はりつりさん、30cm越えはまたの機会にね。」