明石の3月は、週末毎に悪天候つづきで、出船できないことが多くストレスがたまっていたところ、「明石のエルモ船に乗りませんか?」とお誘いメールが舞い込み、最近の状況を聞くためエルモさんに電話すると、「悪天候つづきで出船できていいないので状況がさっぱりわからんけど、来週と再来週の日曜日なら舟が空いてるよ」とのこと、潮時も考慮して4月6日にエルモの岩瀬さんで出船することにしました。

 

 当日は、結局4名出船で、天候も徐々に風が弱まる予報に、みなさん久しぶりの出船で気合いが入ってます。船長さんに状況を聞くと、「前日は風が強くてポイントに止まれなかったが、シーバスの顔を見てるし、今日は風も収まる方向なのでいけるのでは?ただ、ジギングだけにしか当たらないので活性が低いのかな」と話してるとポイントに到着。いかにも釣れそう潮の流れにニンマリしつつ、まず、2名がミノーのキャスト、2名がジギングでポイントを責めてみるがまるっきり反応が無い。今頃は、ベイトが小さいので、マッチ・ザ・ベイトかと小型ミノーに付け替えてみるがまるでこれも当たりがない。

 

 絶好の潮なのにと思っていると、ジギングをされてる方にシーバスがヒット。60cm位のシーバスが上がってくる。中層付近のファーリングでジグを食って来たとのこと。うーん、ジギングに替えようかなと思いつつも、あまりにも良い潮の流れなのでミノーで釣れ出せば数が出るはずとミノーを投げ続けるも気配も無い。そうこうしている間に、同船者の方々はジギングでシーバス、メバルをキャッチされていて、○ボーはとうとう自分一人になってました。

 

 これではイカンと、ジギングタックルに持ち替えて釣り座を譲ってもらう。フォーリングで当たるようなのでサミングを掛けながら投入を繰り返していると、モゾモゾっとした食い上げの当り。こんな当りの時は、バラスことが多いので慎重にやりとりすると、60cmのシーバスが船頭さんの網に収まりヤレヤレ。

 

 これで○ボーを逃れて、後はまだ、明るいなと思いつつも本命のメバル狙いに切り替える。しかし、当りもなく、ジギングをされてる方はシーバスとメバルがたまに上がる程度で今一乗り切れないまま潮泊まりと夕暮れを迎え、今日は駄目なのかなと船長さんと話してると「もう、30分ほどしたら込み潮に替わるし、暗くなると魚も浮いてくるかもしれんので辛抱してや」とのこと。

 

 日暮れに備えてメバル用ジグヘッドにピンクグローのワームに付け替えて、数投していると潮が流れ出したと同時に、軽い根掛かり?と思うような小当りが来て、軽く合わせるとギューンと竿を持っていく当り、これはシーバスかと思うような強い引きで、8ポンドラインが引き出される。慎重にやりとりすると25cm越えの良型のメバルが上がる。

 

 これを機会に同サイズのガシラ、メバルが上がってきて、同船の方も三ノー、小型ジグをキャスト。暫くすると海面に何か動く物が見えるので目をこらして見るとイカナゴが泳いでいる。船長さんも「魚探に中層から表層までイカナゴの反応が出てるで」といった途端、同船者各自にメバルが当たりだした。

 

 特に、イカナゴに狂って超ハイテンションのメバルは、同船の方が投げるハイアピールのシーバス狙いのバイブレーションがお気に召したらしく、陸ッパリでは幻の30cmクラスも交えて入れ食い状態。

 

 こちらも8ポンドラインを2回ほど飛ばされながら大型メバルをキャッチ、そうこうしてると流れが速くなり、イカナゴも姿を消して当りも止まり、船頭さんも「魚探に反応も無くなってきたので終わろうか」とポイントを後にする。

 

 結局、船中4名で25〜30cmのメバルが35匹、シーバスが55〜60cmで10匹ほどと、前半の不調からは予測できない釣果で、このサイズになるとメバルは刺身が絶品でした。