例年、この時期には大型の明石鯛、シーバスがあがるので、もうそろそろかなとエルモさんに電話すると、「悪天候つづきやけど、アジやイワシきたので状況がかわるんとちゃうか?たまに大型もでとるし」とのことで、6月29日の昼便でエルモの岩瀬さんにお世話になりました。

 

 当日、船長さんに状況を聞くと、「前日は風と潮の流れが強くてポイントに止まれなかったが、イワシなどの気配もあし、今日は天気も安定しとるので様子を見にいこか」と5名で出船。ポイントに到着すると潮止まり直前で、いかにも釣れそう潮の流れにニンマリ。まずは、ジギングロッドを手にしつつ「ミノーのキャスト向けのいい潮が流れてるな」と思ってると同船のマッキーさんがミノーをキャストと同時にヒットの声で50cmクラスのシーバスが上がる。

 

 あれ、昨日と違って、そんなに活性が高いのと思っていると、その後、潮泊まりになって船長も「潮止まりやからハシリのメジロ、カンパチを狙いに行こうか」とジギングポイントに移動。魚探には、「ベイトの反応が出てるけど追われてる気配がないな」と船長はポイントを次々に移動してくれるがまるっきり当りもない。そうこうしてると、そろそろ潮が動き出すのでもう一回もどろうかと、またも当初のポイントに移動。

 

 移動後、またもや同船者の第一投目にシーバスがヒット。これから潮が動き出すので今日は爆釣かなと思ってると、それっきり音沙汰がなく、船長から「ちょっと場所を変えよ」の一言に、「今日は○ボーズかな?」といやな想いが脳裏をよぎります。

 

 移動したポイントでは、先ほどとは違って「うーん、こんな濁りの中で釣れるのかな?」と思うような濁り潮。しかし、船長の「やってみて」の声に、みんなでキャストを始めると、ヒットの声で早速シーバスが上がる。

 

 その後、マッキーさんの「これはデカイ」の声に振り向くと、シーバスロッドがバット部からひん曲がり、チリチリといい音を出してラインも引き出されていて明らかに大物の気配に「シーバスで無くて青物かな?」と見ていると、一目でデカイと思えるシーバスが浮いてきてタモ入れが完了。船からのキャスティングでは珍しい85cmの丸々と超えたシーバスで、タグを打ってリリース。(だから今泳いでますよ)

 

 そうこうしている間に、釣果が無いのが一人だけになって「今日は小型のミノーが良さそうだなと」とDDパニッシュからエアースピードに変更した数投目にほぼ着水と同時にヒット。

 

 初めは、素直に寄せてこられるのでハネクラスかなと思ったのですが、途中から流れにのったのかラインを引きずりだして、底へ底へと突っ込んでいく。網を持ってくれているマッキーさんにも、「そんなに大きく無いと思うけど、しかし、めちゃ引きよるな」といいつつ、浮いてくると先ほどと同じような大型のシーバスでちょっとビックリ。

 

 さてランディングかと思った時にシーバスと目があってしまって一度目の網入れは失敗し、2度目でなんとか網に収まりヤレヤレ。測ってみると87cmでこれはキャッチ&イートです。(めっちゃ美味しかった)その後、潮の流れが速く操船が困難になったので納竿となり、船中ではシーバスが8匹でした。