台風、地震となんか不思議な天気の影響か、明石はここ数年にない好調さで、連日、メジロ、カンパチクラスがでています。

 

 そんな中、9月5日にタコ釣り名人でもあり、明石の海を知り尽くしている漁師のエルモ坂口船長さんでジギングに出かけました。

 

 朝、漁港にいくと船長さんから「台風前は良く釣れたけど、この2、3日は群の筋にあてて、釣り方もあわんと釣果がのびひんで、鹿ノ瀬で釣れたら楽やけどこの潮周りは厳しいしな、どこいこかな」とニヤニヤ。

 

 朝6時に出港して。全速力で明石方面に向かうと各遊漁船も東を向いて飛ばしている。まずは「大蔵前からはじめるのかな」と思ってると、各遊魚船が止まる中、そのまま通過して明石大橋の西側でスローに、しばらくきょろきょろと周りをみると再び東を向いてスピードをあげて垂水沖まで移動して「初めてや〜」の声。

 

 「大蔵前、大橋下はあかんの」と聞くと、「なんか魚の気配なかったな、今日の潮では釣れても1、2匹でるかどうかやろし土日は船も多すぎるわ。まだ、潮がきとらんけど、他の船が来るまでには釣れ始めるやろから辛抱してやってや」とのこと。

 

 しばらくは潮も緩く当りもない。その内に中程の人にヒットの声でロッドが綺麗に曲がって船長さんの網に納まったのハマチクラス、その後も船首の方でヒットがつづく。

 

 その後やっとジャークしてるロッドがガクンと止まって青物の小気味良い引きが伝わってきてツバスが上がってくる。船長さんはまだ釣果のあがってない方に「ピンク色の小さい目のジグつこて、ちょっと投げて」とアドバイスをしてまわっている。

 

 その成果か、幾度か流しを換えて船中で順調に釣果を伸ばしていると、「あの黒いブイが流れに押されとるからジアイがくるで、魚探も良い反応になってきてる」との声に気合いを入れてジグジャークするとガクンとヒット。合わせを入れるとドラグが鳴る。大きいのか?と思って巻いてるとすんなりと浮いて来たが、船縁に来てから船底に突っ込んでいく、「糸出したらスクリューに巻かれるで」との声に、スプールを手で押さえたが間に合わずバレてしまう。「惜しいな、今のは大きかったで、まだ、チャンスあるから」と、その次の流しでは、船中5人にほぼ同時にメジロクラスがヒットするが網に納まったのは3匹。

 

 次の流しにと思ってると、他のポイントが不調なのか他船が集まってくると、一流しに1匹がやっとの状態に。

 

 その後、潮も止まり「さすがに魚探になんも映らんな、けど、まだ一、二匹は拾えるやろと」と各ポイントを移動すると、その都度、ホントに1匹づつツバスがあがる。

 

 そんなこんなで昼になり「今日はもう終わりかな」と聞くと「もう1回、朝のようにバタバタと釣れたらいいんやけどな。ちょっと大きく場所かえよか、他の船居ったらあかんけどな」と大移動すると、他船の姿もなくナブラがでている。

 

 「ここは釣るのちょっと難しいで、湧いとるけどジグは投げて沈めてから巻いて、止めて、巻いてしてみ」とのことで、一斉にジグをキャストして巻いて、止めて、巻くときにガツーンとあたってツバス・ハマチの釣果をみんなが伸ばして終了。

 

 船長の粘りとアドバイスのおかげで大物のバラシはあったものの、ツバス・ハマチを10匹ゲットできて明石のジギングを堪能できた一日でした。 詳しくはエルモさんまで