12月25日にエルモの岩瀬船長さんところから釣納めに出ましたので報告いたします。当日は、土曜日にも関わらず同船者は他に顔見知りの2名だけ。船長さんの「今日のメンバー見たら魚が逃げよるな」の声に苦笑い。「朝の内はシーバス、ハマチ狙いで西浦の方に行くよ」と午前6時前に出船。
30分程で例年、ハマチ混じりに寒シーバスの爆釣できるポイントに到着すると、他のジギング船も無く独占状態に期待を込めてPボーイ85gピンクを投入。しかし1時間ほどの間には船中でもアタリ無く、日が昇ってくると網船が大集結。網上げの様子を見ているとメジロ、ハマチらしき魚が結構入っているので「魚探に反応あるの?」と聞くと、「いい写りしよるけどジグに反応ないな、ジグの数が少ないと魚の活性もあがらんのかもしれんな」と、網船の動きを読みつつ船団から離れた場所に移動を繰り返す。
その間、約3時間で同船者にアタリが二度あっただけの状況に「網でとれるぐらい魚は固まっておるけどジグに反応ないから大きく東へ移動するわ、いい潮の流れが後2時間ほど残ってるはずやし」とのことで東に向けて1時間ほど大移動。なんとか魚を釣らせようとしてくれている船長さんの頑張りに応えようと、移動後のポイントは水深が50mと深いこともあってジグを今年の当たりジグであるマサムネ銀135gに交換して投入。
「寒いし、あたらないし、釣納めが丸ボーズかいな・・・」と思いながらシャクッテいると、船首側で「船長さんきたで」の声に「羨ましいな」と思ったその直後ロッドが大きく曲がりダブルヒット、「船長さんこっちもや」と言った途端に船の裏側に向けて猛烈に走り出してラインが簡単に引き出されていく。
ラインが船底に擦れないようにロッドを海中に突っ込んで耐えるのが精一杯の状況に、船長さんがラインの方向を見ながら船の向きを微修正してくれて「サワラみたいやな、魚が走るからラインあげたって」と声を掛けてくれる。途中、何度もラインを引き出されながらも、やっとリーダーがリールに納まるところまできたので覗き込むと、水面下を悠々と泳ぐ魚影はこれまでに見たことがない大きさ。
魚と目が合ってしまってバレルかと思ったその瞬間に船長さんの網入れが一発で決まって102cmのサワラをゲット。「これは値打ちものや太いで、寒のサワラは美味いし、よかったな〜」の声に船長さんとがっちりと握手。
その後、ジアイに入り各自にハマチが短時間に釣れてタイムアップ。短いジアイでしたが船長さんの読みがあたり、船中3名でサワラ1匹、ハマチ10匹、ラインブレイク2回ほどと満足のいく釣納めとなりました。
みなさんも来シーズンは冬の明石ジギングを楽しんでみてください。きっと大物が応えてくれるはずです。では、来シーズンも明石の海上でお会いしましょう。
タックル:ロッド:マタギ製G・ルーミス、ツインパワー6000、PE2号、リーダー10号、ジグ(各種ロング系ジグ) 詳しくはエルモさんまで