花を育てるのは難しいことではありません。

   でも、一人では、色々な花を育てることが難しいのです。

     できるだけ子供さんやその友達、

       また、ご近所さんと一緒に花を育ててみてください。

        <このページは、京都教育大学公開講座をもとに作成しています。梁川教授をはじめお世話になりました。>

■ 事前に用意する物
  山土又は田圃の土、有機物、石灰、マグアンプ(コーティング 肥料)、ピートモ ス、バーミキュライト、バケツ、苗床用のパレット、花の種を予算に応じて用意して下さい。
 初めてなら、ミントやラベンダーなど(宿根性と袋に表示してあるもの)は複数年育ちますし、ヒマワリ、フウセンカズラなどの大きな花の種は芽が出やすいので取り組みやすいと思います。
 花の色を変えた方が寄せ植え時に映えますので、そうしたことも種を買われるときに少し気をつけてみて下さい。
1)   苗床をつくります。
  写真の青いのが苗床用のパレットで、市販の花の種袋が2〜3袋程度まけます。苗床用の土は、2層になるようにします。
@ 下層用に、山土(出来れば田圃の土)1に対して有機物1,
これに石灰<写真白い部分程度>、マグアンプ<(肥料の商品名)ぽつぽつと見えるくらい>を混ぜ合わせて、パレットの半分位までいれます。
A 上層用に、ピートモス(コケの堆積物)1に対して+バーミ ュライト(石を焼いたもの)1で混ぜ合わせて水をかけて湿らせます。
B 山土等の上にパレットの深さの8分目位まで上層の土を入れて平らにならします。
2) 種をまきます。
@ 指の第1関節位の深さの溝を付けます。
A その溝に、種が重ならないようにまいていきます。
B 溝の両側の土を崩して埋めていきます。

3) 水をやります。
@ 種が細かいので、水をいきよいよくかけると、流れて種がかた寄ってしまうので、霧吹きや目の細かいジョウロを使うか、新聞紙を上にかけて水やりをおこなって下さい。
A 水は、1日一回程度、下からしみ出てくるくらいあげてください。

4) 苗の植え替え
 品種により異なりますが、2〜3週間で写真のように育ってくるので、育苗用のポットに植え替えます。
 苗を取った後の土は、太陽光で殺菌するため、日当たりの良い所に広げて、鉢植え時に再利用してください。

■ 事前に用意する物
 山土,砂,腐葉土等、ピートモス、バーミキュライト、マグアンプ、苦土石灰、育苗用ポット、苗を取るためのヘラ、ピンセット など

5) 育苗用の土づくり
  容積(バケツの量)で山土(50%):砂(15%):腐葉土等(15%): ピートモス(10%)、バーミキュライト(10%)に、被服肥料(マグアンプk)二握りと、苦土石灰一握り程度をムラなく良く混ぜあわせます。
 写真の白い所と黒い所がなくなる位まで、混ぜ合わせて下さい。

6) 苗の鉢上げ用ポットづくり
@ 苗を取るためにスプーンやバターナイフなどを使ってなるべく小さな根を切らないように抜き取る。
A 育苗用ポットの半分程度まで土を入れて、芽を置いて上から土をかけます。
B 小さな芽は、育ってから植えるので暫くおいといて下さい。
C まだ、根が張っていないので、目の細かいジョウロなどで、やさしく水が下から漏れるくらい、かけてあげてください。

7)    寄せ植えをしてみます。
@ 寄せ植え用の植木鉢を用意して、お気に入りの花のポットを置いて、まず、レイアウトを確認してみて下さい。
A できれば、針葉樹系の苗木があるとアイキャッチになり、全体が映えるので、育てるのもいいですし、買ってきても、また使えるのでいいと思います。
B 寄せ植え後、1〜2ヶ月程度は、育っていきますのであまり沢山植えない方が、よくまとまると思います。 


8) 京都教育大学公開講座の風景

  どうでしたか、あまり難しく考えず、 気軽に、みんなで、わ

いわいと楽しんで下さい。


 買ってきた花苗にはない、愛らしさが感じられるはずで

す。

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