よい子 > 2001年5月JBL会報

期末になるたびに思い出すのですが。

JBLニュース発行人の鷹觜 sptaka 勝之さんが 2001年5月の会報に書かれた記事のテキスト起こしです。
てかもうほんと この時は無念でしたよ。ギャモンやっててむなしかったことベスト3の3位です。

「なんで僕だけフルネームなんだ?」という疑問はありましたがこの追悼(?)記事のおかげで結構気持ちが静まりました。永久保存号ですね。

それでは幸田の自己満足企画をお楽しみください。

What's New This Month

taka  第15期JBLのレーティング例会は、一応半年毎に新規更新されているのですが、それをご存じの方はそうはいませんね。といっても、自然に更新されていくわけですから、知らないうちに今期は終了して来期に続いていくわけですが……。その15期というのがこの4月に終了しました。半年間で15回ですからこの団体も始まってから7年半が経過したということです。

 さてこの半期で閉めるというのは、JBLの JBL Championshipリーグ戦(名人戦)と、 Board St.(盤聖戦)の予選リーグに参加する上位メンバーを決める目的もありますね。JBL Championship戦というのは、世界選手権の最長トーナメントに合わせて25ポイントマッチで行っていますし、 Board St.は、ワールドカップのように11ポイントマッチの2セット先取で行なっています。さて今期大阪では、いつものように景山充人さんが安定してレーティングは常に上位に位置していましたが、他の人は毎度のように出目加減とか、バイオリズムとかいろいろな事が理由で、激しい争いをしていました。上位6人を大阪では選抜していますが、4月の22日の大阪の最終例会では、ギリギリの7番目(5番目の人が参加辞退していたため)に幸田全紀さんが入っていました。「この会報がでる前に結果を知りたい」ということだったために暫定的に結果を計算して、彼が8番目の人にわずかにレーティングの点数で1点リードして、そのまま通過できるはずでした。ところが4月は28,29日と東京でMSOのトーナメントがあり、さらに30日には最終の東京での例会がありました。これに大阪から意欲的に参加したTさんが、MSOのトーナメントではベスト4まで勝ちあがり、その勢いで東京の例会(チャレンジカップ)にも参加して、優勝してレーティングを上げ、なんと幸田全紀さんを1点差で捲くってしまいました。逆転劇はどこでもあるものですが、これはちょっと敗れてしまった人には厳しかったのかも。

 東京では4月に河田邦康さんが5pマッチで25勝10敗と、武宮正樹さんが20勝7敗という好成績で予選リーグ戦参加枠に入りました。知ってはいることですが、ギャモンでは調子のいい時と悪いときの差が、とんでもなく激しいわけですね。このように相手がどうしようもなく好調の時には、黙ってシブシブやるしかないのでしょうか。

 つまり逆に、いずれ自分にも調子のいいときが巡ってくるのではないかと期待しているのですが。

 JBL Championshipトーナメントは、5月6日に開催されますが、その予選は昨年の11月から行なわれていました。東京では参加の10人のうち7人が予選で敗退しています。上位3人が通過のうち2、3、4位が5勝3敗で並んでプレーオフを行ない一人が敗退するわけですね。負けてしまうという事は、結果優勝以外の人はどこかで必ず負けてしまうもので、このときは私がそれに該当しました。残念。

 4/29のMSOの大会は盛況でした。でもやはりギャモンにはこういう山が一つだけのトーナメントはそぐわないとも思えますねえ。よく将棋の大会に参加した人が、2日間の大会が初日の午前10時に始まって、「一回戦で負けて10時半には帰ってきた」という笑えないような話をしますが、ギャモンの大会だけは実はそういうことがあってはいけないわけです。国外の大会ではトーナメントがいくつも用意されていて、メイントーナメントの他、5Pマッチのブリッツトーナメント、1pトーナメント、ジャックポットなど、メイントーナメント以外では負けてもさらにまた、そこで負けてもさらにまたと何度でもエントリーすることができるようになっているわけです。まあ簡単にいえば、2000円のプリペイカードでパチンコして、無くなったらまた買うというようなものですよ。まあこういうシステムになっているのも、ギャモンというのはやはりダイスを振っているわけですから、運が悪くて負けただけではアツくなって、納得できないからですよね。

 ところが先のMSOのようなトーナメントではそういうことがありません。この場合特殊なトーナメントですから仕方はないのですが、ただこのトーナメントに参加して負けた人が「ギャモンのトーナメントは実につまらない」と勘違いしないでくれることを祈るばかりなのですよ。国内のJBLの大会も最近はトーナメントを多く開催していますが、トーナメントで簡単に負けてしまった人も懲りずにまた参加してみてくださいね。

 福岡例会 の第一回が開催されたと報告がきました。4月10日ですね。定期的に開催できるようになるとよいです。


注:明らかな誤変換と思われる箇所の修正を行なっています。
君がフルネームなのは知名度が低いからじゃないのか?との指摘をいただきました。妥当な指摘だと思います。

2003-10-18

Masanori Coda(coda@backgammon.gr.jp)