近鉄御所駅を起点に葛城山頂をめざし、帰りは新庄町の歴史資料館を見学しました。
御所駅からロープウェイ前までは、奈良交通バスが出てるのですが天気も良いので、ここは歩いて行きましょう。
駅の南側の交差点を右(西)に進み25分ほど歩くと櫛羅口(くじらぐち)バス停にでます。三叉路になっているのでバス道を
行かず、左に入り村の中を通りしばらく行くと山麓線に出ます。交差点を渡り、ゆるい坂道を登ると「六地蔵」が見えて
きます。左の道は葛城古道で、葛城山に平行して歩く平坦な道で 四季それぞれに季節の花が楽しめ、個性的な社寺が点在する
古代ロマンあふれる古道です。つい浮気しそうになりますが、直進します。猿目橋もバス道は行かず左に入り、村の中に入り
ます。さすがにここまで来ると川のせせらぎや小鳥のさえずりが聞こえ、ひんやりして来ます。もうすぐロープウェイ前だか
らちょっと休憩しましょう。売店で缶コーヒーでも買って隣の「不動寺」の石段にすわり、セミの合唱を聞きましょう。
不動寺を後にして、しばらく行くと「くじらの滝」です。ここで滝に打たれて行をするのも良いでしょう。今は水しぶきを
浴びるだけにして先へとすすみます。だんだん息切れが激しくなって来たところで「行者の滝」に出ます。ここからは少し
急な所もありますが木陰の道なので気分さわやかに歩けます。山頂の手前、ロープウェイ乗場一帯は天神の森で神社があり
ます。ここからは平坦な道なのでウォーミングアップをしながら歩きます。山頂からの眺めは360度のパノラマで大台ケ原
から大阪湾、視界が良ければ明石海峡大橋まで見えます。双眼鏡の持参をお薦めします。草原で寝ころんで、流れる白い雲を
見ながら下界からのラジオを聞くのは、もう最高です。下りも同じコースをとって約1時間で下のロープウェイ乗場に着きま
す。ここから広いバス道を歩くと5分程で梅室口バス停があります。帰りに、新庄の歴史資料館に寄りたいので右の道に入り
ます。少し行くと視界が開け田園風景が広がります。乗馬クラブが見えてきたら、手前の道を左に入ると山口という村で、そ
この「ラッテ高松」でコーヒータイムです。テラスに座り遠く大台ケ原を眺めていると、なんだか信州に来ているような気分
になって来ます。途中「笛吹神社」にも立ち寄り、めずらしい日露戦争時代の「大砲」を見学し、歴史資料館へと向います。