新生あすか野ブラスバンドがスタートしてまもなく、4月21日(土)に行われた奈良県吹奏楽連盟総会の日!私たちは、河合第三小学校でCJBBの合同練習を行っていました。その時入った連絡が「CJBBは全日本吹奏楽連盟規約に違反している!よって今年度の全日本小学校バンドフェスティバルには出場できない」でした。指導者のみんなに衝撃が走りました。理由は、「それぞれのバンド単独で演奏活動を行える人数がいるのに合同を組むのは、出演するバンドの中で部員の少ないところがかわいそうである」でした。
 CJBBは、ダンス&座奏&マーチングと形にこだわらない新たなる演奏形態を全国の皆さんに知ってもらいたいがために組織された合同バンドです。よって単独では、私たちのパフォーマンスは出来ません。しかし、全日本吹奏楽連盟の回答は「ノー」でした。規約が改正されたわけでもないのに「なぜ!」の2文字が頭の中を錯綜しました。せめて、昨年の11月、幕張で行われた全国大会の直後にでも私たちのバンドの指導者に相談があってもいいのではないかと思ったのですが、いきなり4月21日の奈良県吹奏楽連盟の総会の時の一枚の紙でした。
 何よりも、今年の関西大会出場を目指して練習を続けてきた子どもたちがかわいそうで、また保護者の方々の愕然とするする姿を思い浮かべるとみんなの前で話しをするのをしばらくの間ためらっていました。
 勇気を出して、みんなの前で上記のことを報告したのが5月10日(木)バンドパラダイス・生駒中学校スプリングコンサート出演に向けておこなった夜間練習の時でした。すべての部員、すべての保護者の前で話しをしました。
 涙する6年生の前で、「ごめんなさい」と心でつぶやきながら・・・。

やっと皆さんにお話しできるまで、立ち直りました!

CJBBは、今年度全日本小学校バンドフェスティバルの関西大会・全国大会に出場する資格を失いました。

衝撃の出来事とは!

しかし・・・・・!
常にポジティブに新たなるチャレンジをモットーとする
あすか野ブラスバンド、そしてCJBBは!!

全日本小学校バンドフェスティバルへの出場を諦め・・・・・
第29回マーチングバンド・バトントワリング関西大会

(日本マーチングバンド・バトントワリング協会関西支部主催)
に出場することを決めました!

 一度は諦めたCJBBとしての活動ですが、どうしても子どもたち・保護者の方々のことを思うと、このままコンクールに出場市内のは、夏休みの練習のモチベーションが下がるのは目に見えていました。そこで、私は、藁をもつかむ気持ちで日本マーチングバンド・バトントワリング協会のホームページを開きました。すると、目に飛び込んだのが、「複数団体で組織する合同バンドの出場を認める」でした。小躍りしたい気持ちを抑え、知人に連絡を取り、協会の役員の方に確認をしていただきました。答えは「イエス」でした。
 早速、モアのH先生、桜井南のH先生に連絡をし、出場の意志の有無を確かめました。3団体ともにゴーサインが出ました。
 5月10日(木)涙する6年生を前にして、マーチング協会主催の大会に出場したいか、したくないのかを確認しました。部員も保護者も全員、指導者についてきてくれると言ってくれました。

しかし・・・?
マーチングってそんなに甘くない!!

 指導者は、マーチングの大会がそんなに甘くないことは知っています。以前にマーチングの経験があるからです。
楽器を持っての演奏は、想像を超える難しさと体力がいります。まだまだひ弱なCJBBには最高のパフォーマンスを皆さんに見せる事は出来ないかもしれません。しかし、私たちに残された道は、この道一本しかありません。石にしがみついてでも、前向きに頑張っていくしかありません。「全国大会出場をめざして!」というような無謀なことを言うのではなく、奈良県大会でそして関西大会で、私たちの今年の無念さを喜びに変えて最大のパフォーマンスを皆さんの前に披露するだけです。
 未熟な演奏演技は、分かっています。しかし、諦めることなく、常に前向きに力の限り頑張りたいと思います。
 新たなチャレンジにご理解いただき、今後ともCJBBを応援して頂けたら幸いです。