12月1日(日)

朝6時半にホテルを出る。NHKでは「はやて」1番列車の出発式を中継していたが、見ていると時間がないので出発した。盛岡駅に到着すると、まずは今日開業する「IGRいわて銀河鉄道」を取材。昨夜はベニヤ板に覆われていた新しい改札口がオープンし、朝早くから多くの人でにぎわっていた。改札とホームはJRと完全に分離されているので、入場券を買ってホームに入る。ホームでは開業記念式典があり、岩手県知事らによるテープカットが行われた。



開業したばかりの「IGRいわて銀河鉄道」盛岡駅


  

IGR岩手銀河鉄道の列車と出発式の様子


次は新幹線のホームに上がる。既にホームは1番列車を迎える人々でにぎわい、「はやて」と「こまち」を連結する美味しい位置にはNHKのカメラが陣取っていた。7時24分、八戸から来た開業1番列車「はやて」2号が到着。ホームは多くの乗客でごった返した。続いて秋田から「こまち」2号が到着。「はやて」と「こまち」が初めて出会った瞬間だ。そして7時30分に、「はやて・こまち」2号は東京へ向けて出発した。



開業1番列車「はやて」2号が盛岡駅に到着


「はやて」2号を見送ってからコンコースに下りると、ちょうど駅弁屋に限定発売の「はやて弁当」が入荷して店員が並べているところだった。おぉ、グッドタイミング。さっそく購入。またたく間にマニアが群がり、わずか10分ほどで完売してしまった。貴重な駅弁をゲットできてラッキー。値段は1600円と高いが、まあご祝儀相場ということで、よしとしよう。

  

限定発売のアルミ箱入り「はやて弁当」。月光仮面のデザインが笑える。中身は素朴な感じ。


下り1番列車となる「はやて」71号が到着。運良く入手できたグリーン車に乗り込む。車内は半数が鉄道マニア、他には議員、会社役員関係などが乗っていて、開業1番列車らしい独特の雰囲気。先頭の「こまち」が出発した後、万歳の声に見送られて「はやて」71号は八戸へ向けて出発した。快晴の空の下、雪をかぶった岩手山が美しく輝いていた。いわて沼宮内、二戸に停車し、盛岡からわずか38分で八戸に到着。ほとんどがトンネル区間で、景色はあまり楽しめなかった。真新しい八戸駅のホームでは、1番列車を歓迎する郷土芸能が披露されていた。



1番列車が到着した八戸駅のホーム。

11月30日  12月1日(2)

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