ビデオ

ビデオの修理は多い!
修理で預かる商品のトップクラス(1位か2位)です。だいたいの修理内容は
テープが出てこない」とか「テープが伸びて出てくる」。他にも「電源が入らない」や
「画質がキタナイ」なんかもよく有ります。 ビデオデッキの寿命は約5年と言われています。
使う頻度にもよりますが、使わなくても内部のベルトなどが伸びてきて、正常に動作しなく
なります。だいたい4年〜6年経ったらメンテナンスが必要になってくるのですが、その
メンテナンス内容というのがベルトや歯車(ギヤ)の交換が主です。 ビデオを再生して
人物像などの横に白い線や黒い線が出だしたらビデオヘッドを疑います。
クリーニングしても直らなかったら、ヘッドを交換します。しかしビデオヘッドを交換したら
2万円程(S-VHSビデオはもっと高い)かかる為、買い換えを考えたほうが無難でしょう。



ビデオ画像
ビデオヘッドは使えば使う程汚れてきます。そこで「ビデオヘッドクリーナー」で掃除をして
やりましょう。「ヘッドクリーナー」は2種類。「湿式」「乾式」があります。オススメは手間が
いるけれど、湿式のほうが良いでしょう。だいたい取れます。
このビデオヘッドの汚れの原因のほとんどが「ビデオテープ」なんです。
古いテープを再生したり、保管状態の悪いテープを使ったりしたら即、汚れます。
ビデオテープというのはビニールテープに黒い粉を引っ付けただけの物なので、年数や
湿気の多い所などに置いておくと、その粉が剥がれて全部ヘッドに引っ付いてしまうのです。
あと、ビデオテープの寿命は約150回ぐらいでしょう。
録画で1回、巻き戻しで1回、再生で1回・・・と計算していくと、保管年数にもよりますが、
約40〜50回録画したら処分したほうがビデオデッキの為になります。
昔 録画したテープを残しておきたいのならダビングをオススメします。



ビデオテープの保管
録画したビデオテープの保管をする場合は、以下の事に気をつけて下さい。

1:直射日光の当たる場所や熱器具の近く、湿気やホコリの多い場所には置かない
2:磁気のあるものは近づけない!録画した内容が消える事があります
3:テープは最後まで巻き戻し、ケースに入れて、立てて保管しましょう
4:大切な録画済テープは録画防止ツメを折っておきましょう(^^)

注:湿気の多い場所に長時間保管しておくとテープにカビが生えて、ビデオヘッドを傷める事に
なります。 できるだけ防カビ処理されたテープを購入しましょう



ビデオテープが切れちゃった・・・
ビデオデッキの調子が悪い時に使うと起こる悲劇!
たまたまレンタルビデオを借りて見ていた時に起こったら最悪・・・
・・ってな事がありませんか? 原因としては色々とあるのですが、

@テープの劣化
@ビデオデッキ内のテンション(張り具合)不良
@ビデオテープの挿入の仕方が悪い時
@テープが引っかかった時に無理にカセットを引っぱり出す

・・というのがあります。どんな場合でも落ち着いて対処しましょう。
テープが切れた時、処置としてセロハンテープで繋ぐ方が居られますが絶対にやっては
いけません。ビデオテープを繋ぐ専用のテープとして「スプライシングテープ」というのが
あります。何処に売ってるかは知らないのですが電器屋さんや、カメラ屋さんなら
あるんじゃないでしょうか?(8mmのフィルムなどを繋ぐ時に使うテープなので)
ビデオテープの分解にもコツがいりますので、電器屋さんに預けて直してもらうほうが
無難かもしれませんねっ。



ビデオテープがビデオの中で引っかかって・・・
「ビデオテープが切れちゃった・・・」にも書いてましたが、テープが取り出せなくなった時、
無理に引っぱって取り出した事はありませんか?無理に取り出したりすると、テープが
切れたり伸びるだけでなく、ビデオデッキ本体の部品(テープを引き延ばすロッドなど)まで
変形してしまいます。もし取り出せない症状が起こったら、

1:テープをもう1度挿入する
2:コンセントを抜く
3:10秒程待ってから、もう1度コンセントを差す
4:取出しボタンを押す。

この操作で取り出せる場合があります。 但し、テープは変形するかもしれませんが・・・
これでちゃんと取り出せない時は、無理をしないで電器屋さんを呼びましょう。
もし、とっても大切なテープの場合は、”上記1:” の「挿入」もしない方が良いです。
テープが変形して、もう見られなくなるかもしれないからです。 取り出せたとしても、
また起こるかもしれませんので、出来るだけそのテープは使用しないほうが良いです。