---------- 車両解説 ----------

1300形

 1930年(昭和5年)に大阪電気軌道が製造した車両で、前年に登場した1000形よりも車長が伸び20mとなった。日本車輌と田中車輌1200形1200〜1203と1300形1300〜1315が製造されたが、車体は同じものであったのに対して、1200形は発電ブレーキを持ち1300形は発電ブレーキなしのPRコントローラであった。晩年には1200形はUMCに、1300形はMMCに換装された。
 上本町寄り先頭車は通勤時間の混雑緩和対策として奇数電動車の1201・1203・1303・1305・1307・1309の6両を両開き扉に改造した。また1311〜1315を除く他の車両は片運転台化された。尚、両開き扉に改造された6両と1313は内装の近代化工事が施工された。
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両開き扉化されたモ1307 (Photo : fujiko22さん) 上本町〜名張間の準急運用に就くモ1311 (Photo : fujiko22さん)

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