---------- 車両解説 ----------

9820系

 次世代通勤車シリーズ21の5820系はL/Cカーで登場したのに対し、9820系はオールロングシートで2001年(平成13年)に登場、編成は難波・京都側から9720(Tc)+9820(M)+9620(M)+9520(T)+9420(M)+9320(Tc)となる。車体は5820系と同じで奈良線用として9821F・9822Fの2編成6両が製造され、当初は奈良側の貫通扉幌受けは設置されていなかった。2004年(平成16年)2月の9823F以降に増備された編成は、奈良側貫通扉幌受けは設置済みで登場ししている。
 搭載されるインバータ装置は三菱製(21F・23F・25F〜28F)と日立製(22F・24F・29F・30F)があり、主電動機はMB−5085A形(185kw×4)、台車はKD−311形、パンタグラフはシングルアーム式のPT−7126形を搭載する編成(21F・26F〜29F)と下枠交差形のPT−4811形を搭載する編成(22F・25F・30F)がある。阪神電鉄相互乗り入れ対応工事が施工され、幌枠の無かった初期車の奈良・橿原神宮前側先頭車には全車幌枠が取り付けられた。尚、2007年(平成19年)までに全車阪神相互直通運転対応工事が施工され、阪神用のATS装置、列車種別装置などが設置されている。
 奈良線・京都線・橿原線で快速急行からローカルまで幅広く使用されている。また2009年からの阪神相互乗り入れ車両の主力車としても活躍している。
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大阪線で試運転を行う9820系 橿原線急行の運用に就く9828F
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阪神尼崎駅で交換する9820系
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←難波・京都
 ク9720形(Tc) + モ9820形(M) + モ9620形(M) + サ9520形(T) + モ9420形(M) + ク9320形(Tc) 
9721 + 9821 + 9621 + 9521 + 9421 + 9321
9722 + 9822 + 9622 + 9522 + 9422 + 9322
9723 + 9823 + 9623 + 9523 + 9423 + 9323
9724 + 9824 + 9624 + 9524 + 9424 + 9324
9725 + 9825 + 9625 + 9525 + 9425 + 9325
9726 + 9826 + 9626 + 9526 + 9426 + 9326
9727 + 9827 + 9627 + 9527 + 9427 + 9327
9728 + 9828 + 9628 + 9528 + 9428 + 9328
9729 + 9829 + 9629 + 9529 + 9429 + 9329
9730 + 9830 + 9630 + 9530 + 9430 + 9330

2009年 8月13日更新

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