---------- 車両解説 ----------
古市工場入替車(旧)
1927年(昭和2年)に南海鉄道(現在の南海)が製造した電気機関車で、当初EF1021を名乗ったが、1936年(昭和11年)にEF5116に改番。1944年に南海鉄道が関西急行電鉄合併し、近鉄となった際に南海本線から南大阪線に移ったが、1947年(昭和22年)に南海鉄道が近鉄から分離して独立したときもそのまま南大阪線に残ってデ71形となった。 車体は凸形で、南海の電機独特のスタイルをしており、上部にRのついた側窓が特徴である。1948年(昭和23年)に台車・主要機器が事故焼失車のものと交換され、運転室部拡張と前面窓の小型化が行われた。 南大阪線で古市工場の入れ替え車として使用されていたが、1975年(昭和50年)には車籍が除かれ、機械扱いとなった。1988年(昭和63年)に6800系モ6851が同工場の入れ替え車となった際、解体された。 |
古市工場入替車 |
2008年 1月12日 更新
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