---------- 車両解説 ----------

北大社車庫入れ替え車

 1931年(昭和6年)に北勢鉄道が電化に際して製造した電気機関車である。沿線の砂利輸送のために製造されたもので、当初デ21形と称されていたが、1944年(昭和19年)に三重交通が創立され、デ71形に改番された。そしてさらに1965年(昭和40年)に近鉄に合併され、デ40形に再改番された。
 自重12.6t、主電動機出力47kW×4個とナローの電機としては大形の部類に属する。大きなパンタグラフが特徴で、前照灯は45が機械室ボンネット上部に、46が運転台前面ひさしの下にあり、また尾灯は45がボンネット前面に、46がボンネット両サイドにある。車体は凸形で運転台には直接制御式のコントローラ1台のみが付けられている。
 砂利輸送衰退により1959年(昭和34年)に46が内部・八王子線に転じたが、あまり使用されることなく1975年(昭和50年)に廃車となった。一方45はそのまま北勢線に残り、冬季はスノープロウを付け除雪にも活躍したが1979年(昭和54年)に車籍が除かれた。その後は北大社車庫の入れ替え車として使用されたが、後に解体され現存しない。
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北大社車庫に配置された入れ替え車

2008年 1月12日 更新

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