Vol.1477

EX30201F

 近鉄特急のエポック的存在でもあるビスタカー30000系も登場から18年、近鉄特急フラッグシップ車両も22000系となり30000系の大幅なリニューアル工事が実施されました。当時全くそのような情報を知らなかったので、高安で第1編成30201Fが改造出場した場に偶然居合わせたのですが、その変貌ぶりに目を疑ったのをよく覚えています。その後、気が付けばあっという間?に全編成が改造されたわけですが、運転台側パンタ代台が残っていたり「EX」マークのフォントが他車と若干異なっていたりと、個人的にちょっと興味を引いた30201Fの記録を集めてみました。

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友人と電車撮影に偶々立ち寄っていた高安駅で突然目の前に現れた見慣れない車両、30201Fリニューアル改造の出場し運転です。ホームには駅員さんや関係の方でしょうか、その姿を眺めておられました。せっかく日程合わせて友人と出かけた撮影日が雨で憂鬱だったのですが、一気に吹き飛びました。
1996年 4月19日(金) 高安   30201 + 30101 + 30151 + 30251 
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阪伊特急の運用に就く30201Fの4連、汎用特急車ではホワイトやグレーを使用した斬新なカラーリングとなりました。
1996年 5月24日(金) 小俣〜宮町   30201 + 30101 + 30151 + 30251 
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第2編成以降EXへの改造が進むと、30201Fのみに残存したパンタ台や前面のEXロゴマークの違いが見えてきました。またMc車山側屋根上のランボードも30204Fまでは両車端に渡る連続のものが設置されています。
1997年 4月29日(火) 伊賀神戸〜青山町   30251 + 30151 + 30101 + 30201 ほか
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橿原線を走行する30201F橿原神宮前行き特急。桜デザインの吉野連絡サボが良いアクセントになっていますね。
2001年 3月31日(土) 平端〜ファミリー公園前   30251 + 30151 + 30101 + 30201 
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「吉本M−1お笑い列車」の貸切列車に充当された30201F、白幕表示にサボ付きはなかなかレアな”顔”?
2005年 3月26日(土) 高田〜松塚   30251 + 30151 + 30101 + 30201 
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桑名駅に到着する特急がV+Vの8連だったので慌てて撮影した1枚。トップナンバー30201FのV重連組成は未だにこの記録のみ。
2006年 8月15日(日) 桑名   30251 + 30151 + 30101 + 30201 ほか
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平城宮跡を駆け抜ける30201F奈良行き特急。パンタ台付きの30201Fは遠方からでも容易に判別が出来ましたね。
2008年 1月 5日(土) 西大寺〜新大宮   モ30251 
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赤目口付近を走行する30201F阪伊特急。
2009年 2月 9日(月) 赤目口〜三本松   30251 + 30151 + 30101 + 30201 
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今里付近を走行する30201F奈良行き特急。
2010年 1月10日(日) 今里   30251 + 30151 + 30101 + 30201 
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2010年に30000系は観光特急として接客設備を中心とした再リニューアルが実施されたのですが、その際30201Fに残されていたパンタ台が撤去されたのは個人的に残念に思いました。また行先表示のカラーLED化は当時は斬新に思いましたが、ダイナミック表示速度が若干遅いので高速シャッターでは奇麗に写りません。
2010年 5月 1日(土) 八木   30251 + 30151 + 30101 + 30201 ほか
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京奈特急の運用に就く30201F。30000系は車掌側窓に「特急」表示が追加されています。
2016年10月23日(日) 新田辺   30251 + 30151 + 30101 + 30201 
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汎用特急塗色変更、喫煙室設置(現在は未使用)などの改造を経て、現在も沿線各所で見られる30201F、元気に活躍中です。
2023年 6月24日(土) 富雄   30201 + 30101 + 30151 + 30251 
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2024, 6,29

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