Vol.1510

遠のいている「開運号」

 意味がよくわからないタイトルなんですが、きわめて個人的な事象を付けた次第です。数年前まではお正月には南大阪線「開運号」の撮影に出かけていたのですが、それ以降は撮影に出かけていても南大阪線には出向いていないのに気が付きました。(というか、記録が無いのに気が付いたというのが正しいかな) 最後に記録したのはもう6年前の2019年、それだけ「開運号」から遠のいているのには自分でも驚きました。「開運号」の運用に就いていたラビットカラー6051Fが一般車色に戻った事やラッピング車両などの特異な車両もなくなったのが、撮影欲を減退させた理由かもしれませんね。

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南大阪線ではお正月の代名詞、古くから「開運号」が運転されていました。この記録(1982年)の1年前に見た「開運号」は現在と同じく4両編成の運用でしたが、この時点から輸送力確保のため6連の運用が開始されたようですね。見るからに車内も混雑している様ですね。
1982年 1月 2日(土) 橿原神宮西口〜坊城   6031 + 6032 + 6164 + 6126 ほか
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1983年は「開運号」を撮影に行ったわけではなく、ふらっと名張駅や西大寺駅に行ったあと帰りに橿原神宮前駅にたまたま停車していた6027Fの「開運号」を記録したものだけでした。夕刻の運用だったからかもしれませんが4連運用のようですね。
1983年 1月 2日(日) 橿原神宮前   6027 + 6028 + 6162 + 6124 
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1983年のお正月は一応「開運号」の撮影に出かけているのですが、記録枚数は少ないですね。とりあえず撮影したっていう程度ですが、6800系をもっと記録しておけばよかった。
1984年 1月 3日(火) 橿原神宮前   6824 + 6823 ほか
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1984年以降しばらく撮影は遠のき、次は1993年まで飛びます。この間、一般車塗装変更、インバータ車投入など運用車両が激変していて返って新鮮に感じたのを憶えています。(愛称板が小型になったのは些か残念でしたが...) 全線共通仕様の6413系が投入され始めた頃ですね。
1993年 1月 2日(土) 橿原神宮西口〜坊城   6514 + 6414 ほか
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1994年にも当時の地元沿線での撮影に出かけています。6400系列3重連の「開運号」もよく目にしました。
1994年 1月 2日(日) 橿原神宮西口〜坊城   6401 + 6501 ほか
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文献によると1989年のダイヤから通常の急行と停車駅が異なる臨時急行種別は廃止されたとの事でしたが、しばらくは臨時急行の種別表示で運転されていました。1996年(以降もしばらく)の記録を見ると急行の種別表示が混在しており、単純に旧(英字なし)方向幕に臨時急行が無かったのか、休日ダイヤの定期橿原神宮前行きの筋で表示されていたのかどうかは不明。
1996年 1月 2日(火) 二上神社口〜二上山   6069 + 6070 + 6172 + 6145 ほか
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1999年に「開運号」を撮影した時は、吉野側に2両を増結した編成が少なくとも2本入っていました。今後の「開運号」スタイルになるのかと思っていましたが、以降は(個人的には)見ることがありませんでした。因みにこの時も臨時急行と急行が混在していました。
1999年 1月 2日(土) 橿原神宮西口〜坊城   6408 + 6508 ほか
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2000年に入ると、前年乗客の減少が顕著化したのか、「開運号」は4連の運用に戻りました。その後、種別表示も急行に統一されました。
2000年 1月 2日(日) 橿原神宮西口〜坊城   6433 + 6533 ほか
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その後10年余り、しばらくあまり変化のない「開運号」で気が向けば適当に撮影にも出かけていたのですが、2013年にはラビットカラー復刻塗装となった6051Fが大型愛称板を掲示して「開運号」の運用に就くことになりました。沿線に出向いて初めてラビット「開運号」を記録した1枚。
2013年 1月 1日(火) 橿原神宮西口〜坊城   6051 + 6052 + 6171 + 6136 
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2013年にはラビットカラー6051Fのほか、吉野旬彩ラッピングの6626Fも「開運号」運用に入り色を添えました。
2013年 1月 1日(火) 橿原神宮西口〜坊城   6726 + 6676 + 6776 + 6626 
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2016年は6820系重連、ラビットカラー6051F、吉野旬彩6626F、そしてこの期間のみの大和高田市PRラッピング6069Fが運用に入り、「開運号」の黄金年と言っても良いほど賑やかなものとなりました。
2016年 1月 3日(日) 橿原神宮西口〜坊城   6069 + 6070 + 6172 + 6145 
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2019年、ラビットカラー6051Fの復刻塗装も終焉に近づいた頃、「開運号」の運用には入ったものの、大型愛称板の掲示は無くなりトーンダウン。また小型愛称板にある剥がれか汚れが暗雲にも見え、何となく「開運号」の先行きが不安な印象でした。
2019年 1月 2日(水) 橿原神宮西口   6051 + 6052 + 6171 + 6136 
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2025, 2,22

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