Vol.1547

宝山寺2号線

 日本最古のケーブル線でもある生駒ケーブル宝山寺線、現在は何かと1号線コ11形の「ブル」、「ミケ」がメインに宣伝されていますが個人的には古参車両が今でも頑張っている2号線コ3形の「すずらん」、「白樺」の方が愛着を感じています。今回は宝山寺2号線のコ3、コ4にスポットを当ててみたいと思います。

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点検作業中のコ4形「白樺」、かつてはパンタは4基掲げていました。左右で1方が給電用、もう1方が通信用に使用されていたそうです。この当時の山上線は車体長は異なるもののコ3形と同じスタイルのコ5形が活躍していました。
1983年 1月 7日(金) 宝山寺   コ4 
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1999年からは「ゆめいこま」として若干の塗色変更とラッピングが施された。正面窓下中央にあった車番がなくなり窓上の塗装表示になったのはちょっとガッカリ。1号線には復刻塗装となったコ1形が見えますね。
2000年 1月10日(月) 鳥居前〜宝山寺   コ4 
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コ4の「ゆめいこま」、ケーブルカーは山上側と山下側では「顔」の表情が異なるので面白いですね。この時は無線通信化にて通信用パンタグラフは撤去されています。
2000年 1月10日(月) 鳥居前〜宝山寺   コ4 
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2号線点検中の横を通り過ぎる1号線ko1の「いのり」。コ1は生駒山麓公園で保存されていますね。
2000年 1月18日(火) 宝山寺   コ3/コ1 
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2013年には再び元の塗装に戻り、愛称もコ3「すずらん」、コ4「白樺」が復活しました。また正面窓下の車番も再度取り付けられましたが、既に特徴だったサイドミラーが撮り外されてスッキリとしたイメージとなっていました。
2013年 9月15日(日) 鳥居前   コ4 
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昔は近鉄一般車両の乗降扉窓には必ずあったこの表記、コ3形にはまだ健在。
2013年 9月15日(日) 鳥居前   コ4 
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宝山寺駅で留置中のコ3「すずらん」。塗装復刻したものの愛称文字のフォントは変化していますね。
2013年 9月15日(日) 宝山寺   コ3 
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コ3の車内、ボックスシートが配置されています。コ4とはシートモケット色が異なっている様ですね。
2021年10月23日(土) 宝山寺   コ3 
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夕刻、生駒駅に訪れた時に何となく生駒ケーブル方面に歩いていくと2号線が運用していました。宝山寺方面から下って来たコ3「すずらん」。
2021年12月30日(木) 鳥居前   コ3 
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コ3とko4の交換シーン。行き違い線には踏切があります。
2021年12月30日(木) 鳥居前〜宝山寺   コ4/コ3 
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路線中盤より勾配がきつくなっているのがよく分かりますね。宝山寺駅には「ミケ」の姿も見えますね。
2021年12月30日(木) 鳥居前〜宝山寺   コ4 
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間もなく鳥居前駅に到着するコ4「白樺」、「ブル」がお出迎え。
2021年12月30日(木) 鳥居前〜宝山寺   コ4 
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2025,11, 8

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