Vol.1553

過渡期塗装

 元近鉄伊賀線で活躍した860系、820系が未だ活躍している頃に冷房化の施工が実施されましたが、転属改造とともに冷房車化された車両は非冷房車と区別するために塗分けが変更されました。個人的には少し不細工にも見えましたが、冷房改造の過渡期の貴重なシーンだったと思います。

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非冷房時代に伊賀線に転属してきた車両は、マルーン1色から当時標準の2色塗装化されて運用されていました。
1993年10月24日(日) 伊賀神戸   867 + 767 
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5000系置き換えで冷房化工事を施工して新たに入線してきた861F、前面窓周りのシルキーホワイト塗装が省略されています。
1993年10月24日(日) 伊賀神戸   861 + 761 
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更に後続でやって来た冷房施工済みの860系はマルーンラインの面積も小さくなっています。
1993年11月23日(火) 伊賀神戸   763 + 863 
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当時存在した伊賀神戸駅6番線に停車中の862F上野市行き。
1994年11月 3日(木) 伊賀神戸   862 + 762 
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マルーン色非冷房時代から伊賀線で活躍していたグループも冷房化とともに”過渡期塗装”に変更されました。
1994年11月 3日(木) 伊賀神戸   764 + 864 
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伊賀神戸駅6番線から出発する865F。
1995年 6月11日(日) 伊賀神戸   765 + 865 
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伊賀神戸駅留置線で待機する866F、先行転属組の車両も順次冷房化が進められていきました。
1996年 2月11日(日) 伊賀神戸   866 + 766 
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先行転属組で最後まで非冷房で残っていた867Fは冷房化施工にて全車工事が完了したため、標準塗装のまま出場しました。よって867Fのみ”過渡期塗装”は施工されませんでした。
1996年 2月11日(日) 伊賀神戸〜比土   867 + 767 
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伊賀線冷房化完了にて、”過渡期塗装”となっていた車両も順次標準塗装に戻されていきました。
1997年10月22日(水) 伊賀神戸   763 + 863 
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そうこうしているうちに、「忍者列車」なるカラフルな車両が登場、861F初代忍者列車カラーもある意味”過渡期塗装”ですね。
1997年10月22日(水) 伊賀神戸   861 + 761 
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866Fは「忍者列車」ピンク色バージョンとして変身、引退までこの装いを全うしました。
1998年 3月31日(火) 伊賀神戸〜比土   766 + 866 
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861Fの忍者カラーは青色ベースから緑色ベースへとデザインが変更されイラストも変化しました。
2001年 5月 4日(金) 伊賀神戸   761 + 861 
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2025,12,20

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