こんにちは、皆様、偶の日もつつがなく(??????????????)終わり
嵐の後の静けさ、祭りの後の虚脱感、やっと終わって開放感
様々な思いでメンバーも次へ向かって進んでおります。
職場へ、家庭へ、次なる演奏の場へ・・と
今回、掲載させて頂いた「偶を10倍楽しむ方法」は、意外と多くの方にごらん頂いたようで
第1曲目の、着物と象が照明に照らされた舞台に足を踏み入れたとたん
会場からかすかな、くすくす・・・と笑い声も・・・・
では、惜しくもこの奇跡の吉本系邦楽コンサートにお越しになれなかった方のために
今回の見所のその後をかいつまんで、発表させて頂きます
以下、黒字が、元の「10倍楽しむ方法」赤字が、「20倍楽しむ一日」です
大変遅くなりました!
あの!偶のコンサートがあと三日後にせまってまいりました。
これまでのリハーサル風景から、偶のコンサートを10倍楽しんで頂くために、
今回の偶のコンサートで見逃せない、また、見逃してはならない見所を
こっそり書いてみたいと思います。
なんといっても一番皆様が心配されているのは
本番2週間前に業務上にはからずも、手に火傷をされた、みわのんさん
リハの日に、包帯ぐるぐるの姿で表れ、他のメンバーをぎょっとさせてくれました。
まだ、包帯はとれておりませんが、気迫で復活!
演奏上は、何の問題もありませんよ。
ただ、包帯はそのままかも。。
「みんな、包帯を巻いてでようか?」「今回の舞台衣装そうする?」
「いっそパジャマで・・」「じゃ、点滴をしながら・・・」
と、ふざけながら、みわのんさんは点滴のまま箏の前に座るまねを・・・
この人、本番でもやりかねないのが怖い!
この日、一番に会場前の道路に車を乗り入れたのは、私
続いて、みわのんさんの車がぎゅん!と前に駐車、
二人で「どうも!」みればみわのんさんの手からは包帯が取れている
程なく、到着した琴姫さんと3人で火傷の後を見せてもらう
皮がとれて、手のひらの約3分の1くらいがあかい
いっそ、体中皮を取ってしまえば良かったのに。などと冗談を言い合う
そこへ、裏方の美人Wさん、銀色のキャリアカーを引きづりながら夕山さん到着
まだ、会場は開かない、琴姫さんと私は、箏三重奏の衣装を検討する
みわのんさんの問題の象の衣装をみせてもらうと・・
やはり、象でした。
ここへ、私の白い絽の着物・・琴姫さんには何を着てもらえば・・
姫の手持ちの中振り袖が最終審査に残りました
選ばれた理由は「こっちの方が面白い!」
かくして見事に1曲目の衣装は「偶らしさ」を基準に選ばれたのでした。
さて、いよいよ会場が開いて一同楽器の搬入開始!!
箏奏者は、もちろん自分の楽器がある、裏方の竹ちゃん、エキゾチックレディー「わ」さん。
某ちゃん、尺八奏者の夕山さんも搬入に大活躍、ありがとうございます!
搬入、荷物の整理、楽器の準備、それぞれがてきぱきと動く。
舞台は、今から反響板を組んで照明の仕込み=準備にはいるため、まだ舞台でのリハは出来ない。
楽屋で、7月以来練習していない「茉莉花」のリハを始める。
いや、みごと、1ヶ月半あまりのブランク、いきなり暗譜、あははは・・・乾いた笑い声が聞こえそう
が、二度目、三度目と立ち直っていく、みなさん、お見事!
この間、裏方の竹ちゃんが舞台の様子を時々報告してくれる「まだ、照明の仕込み中です」
何度目かで、いよいよリハが出来ることになり一同舞台へ
まずは、照明に時間のかかる「3枚のお札」から、裏で炎が燃えたり、水がゆらゆらしたりしている
この曲の詳しい照明プランは、みわのんさんが・・さらにふらっとさんがそれを見事に練り上げてくれた
これは、お話しのタイミングに合わせて照明を瞬時に替えてもらわないといけないので
なかなか難しい。かなりの時間がかかってしまった。
時間が後ろにずれ込んで、いわゆる「押してしまった」状態だ。
「各曲、早い目に、茉莉花は、楽屋でやったから10分で終わって下さい」と指示が
着物も着なくてはいけない、急いで他のリハ用の調絃をすませる。
どうやら、準備が終わりいよいよコンサート開始の時間となりました。
1、箏三重奏(船川利夫作曲)
まずは、舞台のコスチューム
一応、着物を着ようと言うことになりました。
私と琴姫さんはしっとり、エレガントな着物で和楽器を演奏する美しいアーティストとして
日本の美の極致を極めさせて頂きます。皆様、遠慮無くフラッシュをガンガンたいて写真撮影なさって下さいませ
し、しかし、ここに一つの問題が・・。
先日の最終リハでみわのんさん曰く
「この曲に合わせて、象の模様の付いた服を買ってん」
「え??象??」一瞬フリーズする、私と琴姫さん。
着物美女と、象のおっちゃん。。。。。
個性派揃いの偶らしい、幕開けのコスチュームである。緞帳は最初から上がっております
ぞろぞろと舞台に出てくる、和服と象をまずはお楽しみ下さい!
そして、曲ですが、四つの章に分かれています。
最初は、テーマとなる主題に乗っておおらかに、堂々と曲が始まります
さらに二章・・これは、想いのこもった切々としたメロディーに満ちあふれています
題して「琴姫の防空壕の恋」さて、象と着物の奏でる情感あふれる恋とは・・・??
第三章、
ある日のリハーサルが始まったとたん、姫のだめ出しが!
「これはね、保津川下りなのよ」
「川がこう流れていくけど、船頭さんが棹で岩をとんとんと・・・」
以下略。流れるようなメロディーを保津川下りにたとえる姫
題して、第三章「保津川下り」
最終章は、最初から出てくるテーマを軽快に繰り返して、華々しく終わります
偶のみわのんさんが象を着ると「偶像(?)」=アイドルなのだ〜!!
みわのんさんは偶のアイドルを目指しているのね。
?さて、選ばれた衣装で照明の入った舞台へ出ていくと
客席から、密かなくすくす・・・ざわめき。
お客様の何割が、今日の「象と和服」に期待を寄せてこられたのでしょう。
多分、かなりご期待に添えたと思います!!
そして、2曲目「HARU」
最初の分散和音から美しいメロディーです。
本来は日本の25絃箏で演奏されるのですが。今回はふらっとさんがこの曲の為に用意した
25絃の中国古箏と尺八で演奏されます。
箏に合わせて、衣装は二人ともチャイナ???
真っ赤なチャイナドレスを着るはずのふらっとさんから「入らないかも・・・」
さ、当日はいったいどんな姿で舞台に出てこられるのでしょうか?
そして、必殺付け毛飛ばしの高度な技も披露されるのでしょうか??わくわく。
この日のふらっとさんは、真っ赤な可愛いチャイナブラウスでした、
そして、それは着られるけど脱げないという不思議なブラウスでとっても可愛かったです!
3曲目、「儚くて・・・想い」
尺八の阪口夕山さんが委嘱されたこの曲。
静かで柔らかな心にしみる曲です。
演奏は、偶の男二人、夕山さん(尺八)、みわのんさん(17絃)
儚くて・・・想い。をみわのんさんが表現すると・・
「まだ、自分家の墓がないので、先のことを考えると気が重い。墓無くて・・重い」
さ、冗談はこれくらいにして、素敵な男性メンバー二人の演奏するこの曲お楽しみに
4,箏ふたつ
本日、ふらっとさん、千で、この曲の最終リハをしました。
二つの箏が互いに語り合い、時には思い出を語り、対話するようなこの曲
箏の古典的手法も取り入れられているのがとっても楽しい
「シュッ」とか「か〜〜らりん」とか「ツルテンツルテン」とか。。。
そして、リハの最後の方でもう一つのふらっとさんが演奏するもう一つの曲「HARU」のリハのために
夕山さんが来られました。
そして、演奏をチェックしてもらった所「もっと、最初は語り合うような雰囲気があっても良いんじゃない?」
かくして、出だしの部分で私はふらっとんさんと対話をすることに
以下は、メロディーを言葉としてとらえた物です、ご参考までに
「あ、つぎは箏ふたつの出番よ、いこうか?」
「きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」(トレモロ1小節)
「あらら、そんなに慌てなくても」
「ええ、でも大変だわ!!HARUの衣装がぬげないの」
「だけど、もう本番なのよ」
以下、演奏から二人の会話を適当にご想像下さい!
もちろん、ふらっとさんの海のようなドレス
私のファスナーが上がるかどうか・・が疑問のブルーのドレスも・・
先日、曲のはじめの部分を会話風に・・と変更したのですが
リハで、ふらっとさんと「ここはやっぱり、こうしようか?」「ここは、こういうかんじでいきたいんですが:・・」
と直前の打ち合わせをした。
どうやら、赤いチャイナブラウスを脱ぐことに成功したふらっとさん
緊張のせいか、上がりにくい筈のファスナーもすっと上がった私
ブルー系のドレスで登場、ふらっとさんは自称「わかめ」のひらひらをクビにまとい
私は、はみ出しそうな脂肪を隠すためにあれこれと巻き付けての苦しい変身
が、もちろん舞台ではそんなそぶりも見せず、に〜〜っこりと登場
直前の打ち合わせ通り、二人の会話で曲がはじまり、
勢いの良すぎる三章を弾き終えて、無事終了
またまた、にこやかそう〜〜に舞台を去ってから楽屋にダッシュ!!
茉莉花の黒づくめに変身するのでした。
5,「茉莉花」
みわのんさんが偶のメンバーを招集した条件に「茉莉花」を暗譜でやる!
と、いうのがありました。
この招集に全国から・・いえ、近畿各地から・・・あ、失礼、大阪と奈良から・・
茉莉花のメンバーがはせ参じたのです!!
超売れっ子で7月、8月と演奏会を毎週のようにこなしてこられた夕山さん以外は
暗譜しました。
暗譜が今更なんなのよ。と思われる方もいらっしゃるでしょうが
この曲を演奏された方は、多少納得して下さるのではないでしょうか?
とにかく、調絃替えが多いのです。
この曲以外の牧野由多可の曲には調絃替えを多用した曲が多いのですが
中でも、茉莉花は、不協和音の連続。
演奏よりも、調絃が間に合わなくて、演奏が止まる。と言った状況でした。
そんな暗譜難易度最高レベルの茉莉花。お楽しみに!
貴公子夕山さんのおしゃれ〜なMCの合間に、真っ黒に変身した一同は舞台に
十七絃のソロ、尺八のソロに続いて、琴姫さん、千の出番は、いきなりハイテンション!!
ま、全体に勢いに乗った、茉莉花でした。
皆様お疲れ様!!
6,「3枚のお札」
3枚のおさつ。ではありません。おふだ。です。
箏のおっちゃん、究極のエンターティナーたるみわのんさんの大活躍!
物語に合わせた、照明にも凝ってみました。さ、どんなお話しが展開するのでしょう?
途中、小僧さんがお寺の門を「ドンドンドン」とたたく時は、
十七絃担当の私が、十七絃の裏板をどんどんたたきます。
が、リハのときみわのんさん曰く「千さん、僕が戸を叩くまねをするからそれに合わせてな!」
って、事はタイミングを外したりする気かも・・
私は、見事みわのんさんと一緒に「どんどんどん」ができるのでしょうか?
また、この曲は本来箏2パート、十七絃、三絃、尺八で演奏しますが
今回は、人手不足により、箏2パートは調達できませんでした。
そこで、国境を越えた職人ふらっとさんが、20絃で二つのパートを弾いてくれます。
偶のコンサートは、このようにちょっと変わった編成。
隠れた名曲、など他とは少し違った内容になるのではないでしょうか?
隠残念ながらこの曲のおもしろさをここでは伝え切れません。
お話しを暗譜したみわのんさん。リハでは、照明のタイミングも合わなかったり
不安もありましたが、本番はばっちり!!
ただ・・そして問題の「ドンドンドン」
楽譜通り、二回したのですがあまり問題なく終了。ほっとした私
所が所が、みわのんさんたら、もう一度「ドンドンドン」のジェスチャー。
「あ〜、なかった・・・」お客さんから笑い声が。
「し、しまった・・読みが甘かった!!」思わず演奏者であることを忘れて笑ってしまう。
みわのんさんは、パワー全開!!アドリブ満載。
演奏者はきっかけの言葉を聞き逃さないように、楽譜をにらみ続ける
そして、無事終了。
楽しんで頂けたでしょうか?皆様。
また、普通の邦楽の枠に入りきらない個性あふれるメンバーの
楽しいコンサートをお届けできるようにしたいものです。
ご来場の皆様、お手伝いの皆様、ありがとう!!