千の会コンサート
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さて、若干の休息は終わり、第2部。
第2部のトップバッターは、「リープ(跳躍)」
勢いのあるこの曲。CDの演奏者、宮田耕八朗先生の関西1番弟子である尺八の先生の助演を得ていよいよ本番。
師匠の思いつきでこの曲の練習に入るのが一番遅れてしまったけれど
良くここまで仕上げてくれました。えらい。と心で褒めちぎる。
が、若干、微妙に調絃が・・・・・・・。
一番なんちゃって暗譜だった私は、調絃を少しでも近づけようと
あれこれ努力。しかしこういう状態って一番暗譜がとびやすい。「集中。集中」と心で唱えつつ演奏。
今回は私の十七絃2面のうち、やはりこの曲には長年愛用した方の楽器を使うことにした
二つの楽器を比べるとそれぞれの得意分野があるように思える。
全体の音色の豊かさ、高音部の音のボリュームの大きさでは、古い方がいい
哀歌の最初のあたりでテーマが出てくるあたりは、絶対この楽器でないとダメ。
逆に新しい方は、糸の太さでは古い方ほど太い糸はかけてないけれど
意外と一,二,三のあたりの響きに迫力が出てきたので、エルフの十七絃のように
低音で舞台全体のパワーを十七絃で後押ししたいときはこの楽器。どちらもまんべんなくなってくれれば一番良いのですが・・。
この曲の最初の方にある和音は古い方の、深みのある音色でお客様をしびれさせたかった。
さて作曲されて一年少しの「リープ」舞台裏のさっちゃん1族や、お客様のあとから聞いた反応も良く
「あの曲難しい?弾いてみたいわ」との声が結構ありました。
そして、いよいよ私の休息時間「氷華二題」
といいつつも私もどきどきして舞台袖のモニターに見入る。
暗譜が飛んだらどうしよう・・・・しかしその心配もなく、二年近くかけた二人の「氷華」は、きらめくような音で、ホールに響いていた。
本当によく頑張りました。
二人の演奏が終わると、哀歌。これも古き友である十七絃での演奏。
好きな曲なので良く弾いてはいる物の、よく考えたら大きな舞台へ出すのは
まだ2回目でした。何度も何度も弾いてまろやかな熟成した演奏にしたい物です。
そして、同じく助演の先生方による「秋に寄せる三つの幻想曲」
私がこの道に深入りするきっかけとなった曲。
10年ほど前にこの曲を何度も何度も練習した物ですが
今回、あまりこの曲に時間をかけられなかったが、それなりに弾けたのは
やはり10年前の努力の賜。箏、十七絃、尺八で洋楽ではなく、でも古い音ではなく
こんなに新鮮にそれでいて、こんなに日本が美しく表現できる物なのか
長沢勝俊さんの曲には、そういう感動を覚えます。
よっしーさま、さっちゃんと私の3人は何年か前にも一緒にこの曲を弾いていたので
この度は、割とすんなり曲が仕上がりました。優雅に上品にもの悲しく、哀愁を込めて・・・・。
つぎこの曲を弾くのはいつのことなのかわかりませんが、さらに新しい発見があることを期待したい
さて、いよいよ終曲。ここでまたまた私は楽屋へダッシュ!!
黒いドレスの上から、お弟子さんが用意してくれたブラウスを着込む
急いで、舞台袖に、ネックレスが止まらない。よっしーさま〜〜
「よく見えない」とよっしーさま。若者の我が息子2を呼んで、ネックレスの留め金を止めてもらう
「さ、行くぞ」と思ったらよっしーさまが「あああーっ!」値札が着いたままでした。
よっしーさまが怪力を発揮して引きちぎってくれた。
おーのー。さっき脱いだ靴が見あたらない。もうパニック
もう良いわ。とそのまま舞台へ、どうせ反響板があるんだ見えませんよ。
舞台に上がるまもなく緞帳が上がる。
みんな、頑張ろうね!、出だしはソロで・・・。
みんな落ち着いている、音色もいい感じ。練習の時は最初からテンションが上がりすぎて
なかなかこの「目覚め」の部分から激しくなりがちだったが、ゆったり穏やかに始まった
各自のソロも落ち着いて良くまとまっている、うれしい。すでにこのころから私は感激して
ちょっと、涙が出そう。
いよいよ、後半。ここまで何が起ころうとここからあとで挽回しようと言ってた部分。
のりもまあまあよく、最後まで集中力がとぎれることなく演奏は進む。
最後の方で勢い余って誰かの爪がポーンと客席にまでとんだ。
おお、そこまでサービスするとはさすが我がお弟子さん。そうして、エルフは終わった。
長い練習の総仕上げ、良い出来でした。細かく言い始めると色々ありますが
ここまで練習時間の豊富さを感じさせる演奏が出来たというのは
やはり普段の努力があってこそ。
会場をあとにされるお客様への挨拶に出ると、お弟子さんがご主人や家族を紹介してくださる
「先生、うちの主人です」「おばあちゃんと姉です」などなど・・・・。
皆様、これまで良く協力して辛抱してくださいました。本当にありがとう。
と、各家庭に大騒ぎをさせた張本人の私はただただ頭を下げるのみ・・・。
特に、お母さんは娘に箏を弾かせたいと思ってくださる方が多いようで
こういう会を開かせていただくと、遠くから会場に駆けつけてくださるお母さんが多い。
そうそう、忘れてならないのは細雪一族の応援団。
yuki様を始め、ぷ〜ぷるさん、そしてひげがなくなって仙人をやめたらしい竹様も、ご来場ありがとう
会場を予約して9ヶ月。長い長い今年のビッグイベントが終わりを告げました。
それぞれが、練習の成果を惜しみなく発揮できて本当に良かった。
師匠は、この成功に味を占め。またまたなにやら悪巧みを・・・・
お弟子さんも心得た物で「スミマセンが先生。次はこの時期にお願いします」
決断してしまうと、言うことを聞かなくなる私の性格を読んで、検討段階の私に先手を打ってくる
さ、来年もみんなで元気にそろって、箏を楽しめると良いですね。
ご家族の皆様、会場にお越し頂いた皆様。ご協力いただいた賛助の先生方
素晴らしい働きで会を支えてくれたさっちゃんの一族様
本当に心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。