『日本を滅ぼす教育論議』岡本薫(著)
2007/10/01(月)
読み終わりました。“日本を滅ぼす”教育論議っていうよりは、理性的・論理的教育論議が“出来てないんじゃないか?”という突っ込みの本だったかと。PTAでフワフワっと何かやることが降りてくる不快感を散々味わった身で読むと、『同じようなことが国家レベルで起きているんですか?』と不安倍増です。私が『体育会系のノリ』として苦手だと思っている「やればできる」「もっとがんばれ」は、“同一ポテンシャルの信仰”、“手段としての意識改革の不合理”などに挙げられていて、良い面もあるけど、思考停止の元になったりとか悪い面もあるって書いてあって、う〜ん、そうよねぇ…と。思うような結果が出なかったときに、“頑張りが足りなかったからだ”と言うのでは困るんだ。それが戦略とかリスクマネジメントの欠如にも繋がるわけか…。 自分の中で消化できなかったのが、「すべての子どもたちが身につけるベイシックス」のところで…。自称理系としては、《理系に進む子供が小・中学生時代に身につけるべきもの》と《ベイシックス》は違うのだろうけれども、そのギャップは誰が埋めるのだろう?という点です。 それは、別の分野の方も感じるところなんじゃないかと思うのですが。(6年生になったら歴史が習えることを楽しみにしていた男の子が、あまりにも薄い教科書を見てガッカリしたという話が学級懇談会で出たことも有りますし。)義務教育でも科目選択性を導入するのか、私塾で補えっていうことになるのか…気になります。 それと、「心の教育」がらみやその他のところで《ルール》と《モラル》の区別を付けようという主張が何度もくり返し現れて、その度に、私が長年思っていたところの『約束を守るべき』っていうのは《ルール》なのかしら?《モラル》なのかしら?と読みながら一々心配になっていた私。「約束を守ることは《モラル》なので、約束を破られることのリスクマネジメントをしなければならない」って言われたらどうしようかと(←馬鹿である)。“答えは風に舞っている”じゃなくて、最後の方に「文化の違いを超えて世界中の人々に共通する規範があるとすれば、それは『約束したことは守らなければいけない』ということだ」と言明してあってホッとしました。自分『PTAはボランティアです。ボランティアだから約束は守らなくていいんです』と『憶えてないわ。あなたって凄いのね』と数年前に別々の年上の女性から言われたことを結構根に持っているっていうか未だに傷ついているみたいです(笑)。 著者が80ヶ国も回って勉強したことが国政でダイレクトに活かされず、大学の先生になってしまわれたのはちょっと勿体無いとも思います。志を継ぐ学生がたくさん輩出されると良いのですが。 |
値上げの秋
2007/10/02(火)
最近、近所のスーパーに行くと、小松菜、ホウレン草などは少量ずつの束にして売ってたりします。そうこうするうちに、何か魚も高価になっているような?もともと、奈良は魚は高いんですけどね。気象のせいなのか、ガソリンなどの値上で運送費が嵩むせいなのか? バイト先の近所のCD・DVDレンタルショップも、「値段の見直しを行います」というメールが来たと思ったら…実質値上げだったのね(涙)。「値上げします、ご了承ください」って言ってくれた方が好感度高いような気がするのだけれど。 |
バイト帰りに図書館巡り
2007/10/03(水)
県立図書館で本を返して、バスの時間調整のために少し本を検索して遊んでました。『いじめを考える』なだいなだ(著) http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=19771545 を途中まで読んで、やっぱり読みやすくて深いなぁと。でも、県立図書館に行くのはちょっと大変なので、今溜まっている本を読み終わったら改めて借りに行こうと思いつつ棚に返しました。 11年前の文部省のいじめの定義は、 『自分より弱いものに対して一方的に、身体的・心理的な攻撃を継続的に加え、相手が深刻な苦痛を感じているものであって、学校としてその事実を確認しているもの。なお起こった場所は学校の内外を問わないものとする』文部省初等中等教育局中学校課通達 なんだそうです。学校が確認しなければいじめじゃ無いらしいですよ?へ〜…ですねぇ。 それからバスも使って市立図書館へ行って、懸案の“アンチ・フェミニズム系”で有名なご本を借りてまいりました(ドキドキ)。 その間に、フェミニンなスタイルの綺麗なお友達とお茶したりもしてたので、まぁ優雅っていえば優雅です(にっこり)。 2007/11/07追記:いじめの定義は平成6年度(1994年)から、「学校としてその事実(関係児童生徒,いじめの内容等)を確認しているもの」という部分を削除していることが分かりました。更に、昨年度からまた定義が変わりました。詳しくは2007/11/07の日記をご覧下さい。 |
「運動会」「体育祭」で良いのにな
2007/10/04(木)
中学校で「体育大会」とか「文化発表会」とか言い換えるのは何故なんだろう?と素朴な疑問が・・・。祭という字を付けると不真面目な感じがするのかしらん??
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7時に出ないと間に合わない?
2007/10/05(金)
運動会の日は学校に7時半集合なんだそうで・・・。うー、今日は早寝してみようと思う。8km歩いたし、運動不足じゃないはずなんですけど、ね。最近睡眠が浅くて、隣の部屋にある携帯のバイブレーションで目が覚めるという状態なんですよねぇ。弁当持って7時に出るとなると5時半起床でギリギリか。でも計算すると運動部時代よりも大分マシだと言うことに気づいたりして(笑)。頑張れ私。 |
『彩雲国物語』雪乃 紗衣 (著)
2007/10/06(土)
番外編含めて14冊目です。ジュブナイルとかライトノベルとか呼ばれるジャンルなのでしょうが、大変な人気ですよね。私は友達から借していただいて読んでおります…。確か1冊目はそれで完結しても良いような作りだったと思いますし、最初の数冊で(今でもか?)キャラクタが出てくる度、或いは退場していく度に、「後に○○と称される名○○(職種)となる」みたいな文章が良く付いていたので、長く続いても最終的にそこに繋がなければならないという縛りが厳しいだろうなぁと思います。その説明を付けてしまったキャラクタは絶対に長生きしなければならないし、一旦裏切った様にみえても、絶対に戻ってこなければならない訳で…。その辺で少しスリルが削られるのが厳しいでしょう、作者としては。一読者として個人的には、18歳で棚ぼた即位してしまった、純朴な王様のキャラが立つ展開がこの辺でもう一つ欲しいなぁと思いますv 今のところ、ライトノベル・ジュブナイルのジャンルで好きなのは、完結している『戯言シリーズ』西尾維新(著)と、あと一冊で完結の『姉崎探偵事務所シリーズ』新田一実(著)です。 長くても15冊以内で一段落つけてもらえないと、だんだん付き合いきれないっていう気分になってくるのは、家にある本棚の空きが殆ど無いっていう悲しい現実も一因なのではありますが(情けないかも…)。 |
家族揃って休日
2007/10/07(日)
家人の求めで、任天堂Wiiというゲーム機が家にある訳ですが、3D(三次元)風のアニメーションにとてもこだわった作りなのです。「3D風でなくても遊べるものは二次元アニメのままにしてくれていてもいいんだけどな。」と呟く私は…3D映像のカーレースゲームを他人がやっているのを見ていると酔って気持ち悪くなるんだよぉぉ(号泣)。ちなみに、バスが嫌だったから遠足も嫌いでしたよ、ええ。 何かね、「車酔いします」って言うと、先生が一番前の席に座らせがちなんですけれど、大人になって路線バスに乗るようになって発見したのは、後のタイヤの上(一段高くなっているところ)の席の方が楽みたいですよ、私の場合。視界が広いっていうのが勝因らしいです。 |
裏返しの本
2007/10/08(月)
バックラッシュ・アンチジェンダーの「新・国民の油断」を物好きにも(だって両者の言い分を聞いてみた方が良いと思ってさぁ・・・涙)紐解いています。半分くらい読み進んでいますが、一番知りたいことが書かれていなくて。私が知りたいところは、
今のところ、フェミニズム系の本と鏡像の関係にある本という感じです。マイナスオーラ全開で読みにくいですよ、この本も。 ところで、「風と共に去りぬ」っていう映画の格安DVDを買ってあったのを、昨日途中(材木屋編)まで観てたのですが、映像美凄いですよね。で、一番感銘を受けたシーンが、「レット・バトラーがアシュレーをお姫様抱っこしたシーン」という意見に賛同してくださる方はいらっしゃいませんか?やっぱり・・・。だって、自分より背の高い男性を軽々と、なんて力持ちなんだ!!と何度観ても感嘆しちゃうんですよ、ワタシは!!困ったものです。 |
ヒーリング?
2007/10/09(火)
娘が『笛の音を聴きたい』と申しますので、レンタルショップで和楽器系の笛のCDと、オカリナのCDを借りてきたのですが、伴奏がゴージャス過ぎてあんまりヒーリングって感じでもないなぁと思ってしまいました。癒されたいとか言っている訳じゃなくて、『ヒーリング』っていうコーナーに置いてあったので。もうちょっとシンプルな音が聴きたいなぁ。ソロか、伴奏があったとしても小編成で…。レンタルショップでCD借りた事が無い方はご存じないかもしれませんが、歌詞カードとかライナー・ノーツの部分が欠品になってしまうことがたまにあります。で、「こちら、歌詞カードのほう欠品になってしまうのですがよろしいでしょうか?」と訊かれた。『器楽だから歌詞カードは最初っから無いと思う』と心の中で呟きつつ、「はい、結構です」と笑顔で頷くワタクシでありました。 読書は激しく滞っております。所々賛成できるところが有るんです。でも、勿論全面的には賛成できなくて、そこをより分ける作業が大変なんです。一々反応しないで丸呑みしてしまう読書だったらむしろ読み易いです。文字大きいし対談形式ですし。あと一週間で返却日なので頑張ろう…。 |
『PTAは本当に必要か?』
2007/10/10(水)
日本PTA全国協議会(PTAの元締め?)の『第55回日本PTA全国研究大会滋賀びわこ大会』というのが2007年8月24日、25日と二日連続であった模様です。で、この内容を、『婦人公論(10/22号)』の『みんなのPTAを探して』で川端裕人氏がレポートしていらっしゃいます。興味の有る方は是非読んでみてくださいませ。著者ご自身のブログ『リヴァイアさん、日々のわざ』様で、ネタバレ禁止風に書かれているので、私も遠慮しようと思うのですが、公共の場で『PTAは本当に必要か?』という言葉が発せられたことは、(異議じゃなくて…笑)、意義有りだとは思います。で、思わず、“PTAは必要か?”で検索してみた所、H15年に熊本県Pで面白い大会があったらしいですよ? それはそれとして、『県大会』『日P連の大会』などに出席する方々にPTA不要論者の占める割合は??先ず、病人は行かれないでしょ、その様な場所には…。 私個人は、『現状の強制加入っぽいPTA』には《失望を通り越して絶望的に、特定の個人にメリットよりも大きなデメリットを及ぼす危険性が在る》という一事に於いて、『不要な単位PTAは存在する』(瞬間的にではあるかもしれないけれども)と敢えて言ってみたいですね。 本気でPTAの在り方を問題として取り上げるつもりなら、メディアについて(クレヨンしんちゃん攻撃)などよりも、PTAのメリット・デメリットについて会員がどの様に考えているかについてアンケートし、分析し、その上で解決の目標年月を決めて取り組むべきでしょう。 『○○を大切にしながら』とか『○○を尊重しつつ』という言葉は、政治家の方の良く使う『前向きに善処します』並みの大きな含みを持つものなのだなぁと知ったのは、自分の子供が中学2年になる頃でした。学校の『現代国語』ではこういう実用的なことは教えないですもの。この○○には、《とあるPTA行事の不要論》や、《PTAの存在意義についての疑問》などが入ります。で、そのときの意味を極端に意訳してしまうと、『一応触れときますけど都合が悪いからスルーしますよ』…かな? PTAの在り方に疑問を持っていらっしゃる方で、頭が良い方・体力に自信のある方は、学級PTAとか単位PTA総会などで是非一石投じてくださいませ。本当の弱者はサイレントかつマイノリティーで、そんなところで活躍できない人間も多いのです。先ず委員・役員を引き受けることを無理強しないPTA、次に任意加入であるPTAであることで助かる人は必ず存在します。放っておくと、今のPの子供の世代にも…引き継がれそうで辛いですよ。母の世代から引き継いだ負の遺産だと思います。 私も、頭も良くないし病人だけど単位PTA総会で一度だけ頑張ってみましたよ(子供の世代への言い訳に、「私も一応努力してみたのよ」と)。 2007/11/20追記:『みんなのPTAを探して』ブログ版に当該記事が載りました。 |
一週を、三日で暮らす良い女
2007/10/11(木)
運動会が土曜日開催だった余波で、日・月(体育の日)・火(運動会の代休)と3連休だった娘、今週学校に行くのは水〜金の3日間じゃないの、良いねぇ?と。3日間くらいお弁当作って上げられるだろうと思っていたのですが、睡眠障害の波がまた来てしまって、お弁当給食という切り札をありがたく使わせていただきました。今のところ週に一回程度と決めて利用しています。そう言えば、先日学年の懇談会で「中学生は難しい年頃なので、親子が胃袋で繋がるのが良い。温かいお弁当を作ってあげてください。少々手抜きでも良いですから。」と女性の先生が仰っていたなぁ。手抜きOKと言ってくれたのがちょっと嬉しかったり(笑)。「でも、食べるときは温かくないんだよねぇ」と反射的に脳内で突っ込む自分をどうかと思う。 |
意外な共通点が…
2007/10/12(金)
最近昼間に『踊る大走査線』の再放送をやっているということに気付いて、一昨日辺りから録画したりしております。これ、最初は1997年放映だったのですね。映画版は観たのですが、TV番組の方はほぼ初見です。で、恩田すみれ(深津絵里)さんが、和久平八郎(いかりや長介)さんの肩を揉んでいるシーンを見ていて、ふと、この二人の俳優さん達に共通点がある事に気が付きました。撮影している時点では共通点は無かったのですけれども…。しかも、若い方は多分知りようのない共通点ですけれども(笑)。 答えは、反転してどうぞ【三蔵法師の役をやったことがある!】。 |
送料の壁…考えてしまう!?
2007/10/13(土)
とある通販の健康食品に興味を持ったのですが、税込み1050円のものが送料700円だったりすると…縁が無かったと諦めた方が良いなぁ…と思う。買い物に行ったら交通費かかるじゃない?っていうことも考えるけど、ついでに、それなりに大きい本屋さん覗いてみたり、なんとなく道行く人々の服装がどんなになっているのか?とか見られたりする訳で、偶には遠出した方がいいのかもしれない。でも、こちらに越してきて以来、一人で電車で出かけるのは2駅先くらいまでだったり。考えるとちょっと情け無いかも。娘を連れてなら大阪南港方面とか行ったことあるんですよ、って何の言い訳なんだか…。 神社仏閣+ホテル・旅館・みやげもの店は多いんですけどね。日常生活には余り役に立たないですし。三条通りという一応奈良のメインストリートっぽい道でもちょくちょく店が入れ替わっています。家賃、高いのかなぁ。 |
ニンテンドーDSで…
2007/10/14(日)
『英検DS ~旺文社英検書シリーズ準拠~ ロケットカンパニー 』というのを家人の求めで購入。文字入力をタッチペンで入力する際、認識のミスがあるとやる気が削がれてしまい勝ちなのですが(某、別ソフトで経験有り)、このソフトに関しては、入力結果を確認後認識ミスは訂正して自分でFIXするので使い心地は良いです。ところで私は大昔に2級を取得済みなのですが、5級用の単語って難しいですねぇ…(笑)。本は、ちょっとだけ読み進みまして。後3日なので何とかなるかな?今回はノートを取りながら読んでます。全く共感できるところ、もしくは殆ど共感できないところはサクサク進みますので読むのは楽です。中途半端に混ざっている所が大変なんだなぁ。 思えば学校の国語の教科書って、好き・嫌いに係わらず何度も読み返して、しかも段落に分けて小見出し付けて…しかも、このときの主人公の気持ちを書きなさい…なんてやっていた訳ですよね。良く考えれば結構凄い事だったんだなぁ。清水義範氏が何かの本で、国語の教材が道徳っぽくなっていることが国語嫌いの子供を増やしていないか?という主旨のことを書いていたような。小・中・高校生の皆さんは、国語以外の時間に好きな本を一杯読んで中和すると良いかも!?『新ハムレット』よりも『走れメロス』が選ばれがちですものね。私は前者の方が好きだったりするのですが。 2007/10/15:追記 件の書は『目からウロコの教育を考えるヒント』清水義範(著)の頭の方に書かれている、『国語教育にしのびこむもの「教科書の“思想”のいやらしさに子供たちは気づいている」』です。面白いですよ!?特に、中学生の皆さんには教科書のカラクリが見えて面白いかも? |
明日中に読みます(決意)!
2007/10/15(月)
今日は、久々にVBAのプログラムを弄ったりして、アンチ・フェミニズムの本の続きを読むのはこれからです(笑)。でも、明日中に読み終わってそろそろこの分野は一段落しようと考えてます。私の基本は、人生のいろいろな場面で「選択権が多いほど嬉しい」こと、そこから派生して、「十把ひとからげは勘弁してくれ」ということのようです。フェミが極端なアンチ・フェミの例を引っ張り出してきて批判し、アンチ・フェミが極端なフェミの例を引っ張り出してきて批判し合っていたら…。どんどん論点が噛み合わなくなってどうも妙な具合です。例えば『男女共同参画社会』という言葉は、フェミからもアンチ・フェミからも批判されているみたい。あの用語で喜んでいるのは一体誰なの??どっちかしか読んでなくて盲信気味の人は、両方読んでみると良いと思います。疲れるけどっ!! |
「新・国民の油断」西尾幹二・八木秀次(著)
2007/10/16(火)
結局(男女)混合名簿を忌避する理由は、「ジェンダーフリー教育のシンボルだから」という理由しか書いて無かった。で、この本には「ジェンダー・フリー=男女共同参画社会」で、その意味は、「1.性差の否定、2.性別による固定的役割分担の否定」であって、「男女平等、性差別の解消」とは似て非なるものだ。と書いてあるようです。読み間違って無ければね・・・。フェミニズム側の本ではフェミニズムの先端では、むしろ男女の性差を肯定し、それによって女性が不利益を受けないように・・・これからは「ジェンダー・センシティヴ(敏感)」で行きましょうなんて書いている。 見かけ上そっくりな主張なのに、結構罵り合ってたりする。心底面倒臭いというのが私の今現在の正直な感想だ。 丁寧に一つ一つ、これはOK、これは駄目って書いて行かないと、どちらの陣営にもマルッと同意!!って言い難い感じ。 でもね、西尾・八木両氏の描き出した「ジェンダーフリー絵図」に私は到底賛成できないけど、娘の義務教育最後の卒業式に「普通の名簿」を使って欲しいと心から願ってますよ。男女別名簿で女の子の名前を先に読むのが不自然かどうか考えてみてください。私は不自然だと思う(というより感じる、か?)ので普通名簿に賛成。普段男女別名簿なんだから(奈良市の某中学校ね)卒業式ぐらい良いじゃないの。自尊心と責任感に気づく女の子が1〜2人くらい居るかもしれないし。座る席順は男女別でも別に良いんですけれども。身体が大きい子に挟まれたりすると狭苦しいですし(笑)。 |
力作サイトのご紹介『ジェンダーフリーとは』
2007/10/17(水)
リブ→ジェンダー→反バックラッシュ→バックラッシュと4冊読むのにどれだけ時間がかかっただろう?という感じですが、来週の水曜日くらいまでに週報で感想文を纏めようかと思います。借りている本の直近の返却日ですので(汗)。昨日も、『心底面倒臭い』と書きましたが、本当に「シロートが短期間に数冊の本を読んでどうなるものでも無い分野であることよ。」と思い知りました。 chiki(荻上チキ)様の『ジェンダーフリーとは』というサイトでは、【本やネットで「ジェンダーフリー」「男女共同参画」についての論争、発言を1000件以上調べたうえでまとめました。】とのことです。しかも、ご自身(=中の人)はフェミニストではないとのことです。親切で分かりやすいです。読まない手はありません。 という訳ですが、脱力しつつ超個人的&ナイーブに感想文を書くことくらいは許されるでしょう、折角4冊読んだので(笑)。週報でもこのリンクを貼るつもりですし、もう一箇所フェミニズム研究者の方のサイトにもリンクを貼りたいと思っております。 |
Ocean Pacific Peace
2007/10/18(木)
千葉ベイFMで月曜11時オンエアーの『カフェイン11』という番組(パーソナリティ:新藤晴一<ポルノグラフィティ>)に小島よしおさんがゲスト出演…ということで私は結構楽しみにしていたのですが、現在ストリーミング放送で聴くことができます。迂闊にも、初めて『オッパッピー』に深遠な意味があることを知りました。ポルノグラフィティの二人はデビュー当時の自分たちを振り返り、「消費される」勢いに負けず、何とか生き残って欲しいよね…という主旨のことをしばらく前に語っていて、応援モードです。因島で小・中・高校生向けライブをしたときの前説も、ブレークする前の小島よしおさんだったとのことで、いい感じの放送になってます。来週の月曜の夜くらいまでなので、ご興味が有る方は聴いてみてください。 bayfm78 ちなみに、私は七夕飾りの絵などを描くときは、短冊に一枚くらいは[世界征服]って書きますね(笑)。 |
延髄反射
2007/10/19(金)
ジェンダーバイアス問題に悩める今日この頃なのです。その悩み方も、自分が直接受けたジェンダーバイアスではなくて、本を読んだり、ネットの文章を見ての自分の反応だったりする訳です。看護婦→看護士、スチュワーデス→客室乗務員、保母さん→保育士、父兄会→保護者会 この辺りは、実は個人的には言い換えなくても良いような気がしてしまうのですよね、自分は。それじゃぁ他人の言葉にジェンダーバイアスを感じることは全く無いかっていうと、時々あったりします。
紛れも無くダウナー系の私、カリスマになって世の中を説得して運動に取り組む人には成り難いので、学校のアンケートに、極めて極めて少数意見(300分の1くらい?)の一言を書き続けるしか無いのだろうか? そんなこんなで千々に心乱しつつ、何とかジェンダー系の本の感想をまとめたいと、(渋渋…?)作業を始めております。 『新・国民の油断』西尾 幹二 (著), 八木 秀次 (著) には、《「ジェンダーフリー」「過激な性教育」が日本を亡ぼす》というサブタイトルがついています。で、一応小学校の教科書をパラパラめくって、性教育関連の部分をスキャンしてみた訳なんですが、これ、Webに出す必要が有るのかな?で更に迷ってます。 男女の裸体のイラストがフルカラーで出ているのが小学校3年・4年用の保健体育の教科書。文章を読めば、『性差を認めながらお互いに思いやりを持って生きていこう』という極めて穏便な内容だと思います。西尾氏・八木氏が言っているような、フリーなんとか(済みません、私、Web日記ではこの単語使いたくない)を勧めるような内容はちっとも書かれていなかった。 ですが、これ、男女一緒の教室で、「はい、○○ページ開いて」っていう授業に使うにしては、インパクト有るっていうか、嫌がっている子供(男女共)がいたとしたらセクハラになりそうなイラストな感じは否めません。家庭科のジェンダー共修は当然と心底思いますが、これは…昔風に部屋を分けて扱った方が良くは無いか?と思ってしまうのが私の『バカの壁』なんでしょうか? イラストを参考資料としてWebに載せた方が良いかどうか、ご意見のある方は是非アドバイスお願いします。 |
「おやじの会」はとっても良いのだけれど
2007/10/20(土)
娘の卒業した小学校を中心に、幼・小・中ひっくるめた土曜日の子供達の過ごし方の工夫として、保護者や先生方からの有志を募って、それぞれが得意なことを企画して、希望者を募り必要経費をその都度徴収してお世話する、という画期的な団体が有ります。最近、よく見かける「おやじの会」なんかの一パターンだと思うのです。来る者拒まず、去る者追わずの外から見た感じでは良い感じのグループだと思います。 月の観測会とか、ケーキ作りの会などに参加させていただきました。 で、このグループ自体はとっても素敵なのですけれども、それとは別の、あんまり素敵でない団体(=PTA)が残っちゃっているじゃないですか?こっちの正常化(つまり、働いている人とか、病気の人とか、幼稚園児を抱えている人とか、祖父母の介護をしている人とかが無理やり委員・役員をくじ引きで割り当てられている状況を何とかしないといけないでしょう?ということ)を先にしないと、永遠の課題として残っちゃいそうで不安なのですね。 PTAより遥かに本物のボランティアっぽい団体で活動できる人ってポテンシャル高いですよね。中には、PTAをやりながら「おやじの会」っぽい団体の活動をしている人も居たりして。それだけエネルギーが余っているなら、ちょっとエネルギー足らない人のことに思いを馳せていただけないでしょうか。優先順位として。PTAの正常化なんて地味でつまらないかもしれないけど、巡り巡って二十数年後、あなたのお子さんが救われるかも知れないですよ? 以前、日Pで会員の意識調査のアンケートをして計画的に改善したらどうか?と書きましたが、勿論、単位PTAでもやって欲しいことの一つです。 http://benesse.jp/blog/20051031/p1.html http://benesse.jp/blog/20051109/p1.html ベネッセさんのPTAについてポジティブな提案がなされているブログですら、アンケート大切って書いて有りますよ…。 でも、まぁ、アンケートの集計って…パソコン等を使わないでやろうとすると、結構大変そうだなぁとは思いますが。「アンケート集計を手伝ってくれる人居ませんか?」って声かけてくれたら、ワンポイントで手伝いに行くけどなぁ…。ジャガイモの皮剥きにだって行ったくらいですから(笑)。 |
NHK教育でSF特集やるらしいですよ?(今夜22時)
2007/10/21(日)
http://www.nhk.or.jp/etv21c/update/2007/1021.html星新一さんの動画が見られるようなことが新聞に書いてあって、録画予約完了。SF好きだった人、要チェックです。 大学生ごろにSF読み始めて、今はミステリーをちょびっと読む人と化しているのですが、実は『手塚治・小松左京の対談を生で見たことが有る』というのが密かに自慢だったり(笑)。 NHKの『この人、手塚治ショー』の観覧希望往復はがきが当たったから、渋谷まで母についていってもらっただけのことなんですけれどもね。 |
シャツブラウスの色は
2007/10/22(月)
通販で形態安定シャツなんていうのを安上がりに買ってしまう今日この頃ですが(というより、もう何年もかなぁ…?)、いつも白ばかり買っているので偶には、青系のストライプ柄と、薄紅色の無地のものも買ってみたのです。娘に「薄紅は止めた方が良い」と駄目出しされたのですが、「いいの。偶には着たいんだもん。(私の)母が嫌いな色だったから着たくても子供のころ買ってもらえなかったんだもんっ!」ということで、強行突破。でも今日着ていたら、娘から「それ結構似合うね」と言われたので良しとしよう(ん?)。 |
英文法用語、何で使わないんだろう?
2007/10/23(火)
娘の英語の教科書も中3ともなるとそろそろ第1文型〜第5文型までそろい踏みです。SV・SVC・SVO・SVOO・SVOC辺りの、受験以来英文法なんて見もしてない人には懐かし〜〜い話しな訳ですけど。それとか不定詞の名詞的用法とか、動名詞とか、現在分詞・過去分詞の形容詞的用法とか諸々。実は、私は中学1年生で一度英語の授業でオチコボレになりまして(何て早いんでしょ…笑)。定期テストで6割取るのが大変だったんですが、中3で文法を少し習って少しだけ楽になったっていう記憶が有るんです。例えば『SVOOで人に何かを上げる場合は、最初のOの方が人で、二番目のOは物だっていうような決まりが有るんですよ。』って説明してもらった方が、『例文を何度も繰り返して読んで憶えて応用しなさい』よりも楽だなぁと思うタイプの子供だって居るんじゃないですか? でも、今の中学生は3年生の2学期になっても、そういう文法用語は封印されているみたいで。 例えば小学校の算数では代数(一次方程式)が封印されているから植木算・鶴亀算とか、沢山のケースバイケースを憶えなくちゃいけないような状態で、大人には辛い。それと同じように、道具としての英文法用語による説明を封じたら、英語が余計に辛くなる子供、居ると思うんだけどな。 バランスの問題もあるから、高校に行って、grammar単独の教科書で文法をヒタスラ暗記っていう授業は今度は逆方向に辛いと思ったのも確かなんですけどね(笑)。ええ、高校でまたオチコボレましたとも!女子高なんてねぇ、数学・理科は点が低くてもあんまり気にしないで、英語・社会に力入れている子が多いんですよぉ。逆行ってたから、英語のオチコボレが異様に目立つんだよぉぉ(号泣)。 学校で教えないなら、こういうものも必要なのか。 中学英文法の問題集レビュー 面倒だな…。 |
『男女別名簿の怪(仮)』
2007/10/24(水)
え〜、諸般の事情より(?)、中々進みません。PTAのときみたいに長くなり過ぎて終らないのではなく、単純にまとめを書くための時間が取れていないのです。本4冊を読んでも、自分の基本的な考え方は余り変わってないのですが、考え方にちょっと厚味が出たかな?っていう感覚です。だから書いてみると案外短くなりそうな気がしているのですが。明日は天気も良くないみたいですし、ちょっと頑張って書いてみようと思います。 ところで昔『笑点』で「利子と利息はどう違う?」という問題が出て、「郵便貯金が利子、銀行預金が利息」ということを知りました。落語家さんって賢〜〜いっ!と感動した記憶が有ります。 最近、郵貯がゆうちょ銀行に変わりましたが今現在は“利子”なのか“利息”なのかが妙に気になっています。郵便局で訊けば良いんですけれどもね、それも何だか(笑)。ご存知の方がいらっしゃったらご教示くださいませ! 2007/10/26追記:ゆうちょ銀行になっても、引き続き“貯金”“利子”の使用で良いそうです。但し、局員さんの接客においては場合によって“利息”という言葉も使われるとのこと。BBSで教えてくださった おせろさん、有難うございました! |
『男女別名簿の怪(仮)』
2007/10/25(木)
今日はちょっとだけ頑張ってみました(笑)。今までの日記から該当記事のみを抜き出して印刷して、うわ〜、もう4ヶ月も「名簿〜、名簿〜」って騒いでるのか、私。と自分に呆れてみたり。それと、明治2年あたりから今に至るジェンダー関連の年表も作ってみました。『バックラッシュ!』の長谷川美子氏の記事によると、《行動する女たちの会》によって普通名簿(混合名簿)の普及のための運動が開始されたのが1985年、同書籍の山口智美氏の記事によると、ジェンダーフリーという言葉が最初に使われたのが1995年。何とその差は10年も…。だから、混合名簿をジェンダーフリー教育のシンボルとして排除しようとするのは、どうも言いがかりっぽい。その辺のことをビジュアルに見てみたいということです。138年前の明治2年から、初めて女性は行政(?)の許可無く関所を通れる様になったらしいですね。知らない方が可笑しいですか?す…済みません(汗)。 そして、バックラッシュ派の人々はその年表を何処まで遡りたいのだろう?というのが私の大きな疑問なのです。 |
言うは易し?言うは難し?
2007/10/26(金)
今日、奈良市はなんと大雨洪水警報発令!!中学校への用事が有って豪雨の中25分ハイスピード・ウォーキング…。それで、私、ちょっと腹が据わるというか、テンションがやや上がった状態になったらしく(笑)、PTA役員の方お一人と先生お一人に、「卒業式は混合名簿を希望しているのです」と口頭で伝えて来ました。先生に「分かりました、ご意見は受け止めて必ず伝えます」と言っていただけたので凄く嬉しかったです。もちろん、結果として卒業式に普通名簿(男女別で無い)を採用していただくのが第一希望ですけれども、今回は検討していただけるだけで十分なんです。
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『男女別名簿の怪(仮)』
2007/10/27(土)
来週にはアップできそうな感触です。結局、『新・国民の油断』についてはあんまり書けそうにありません。沢山ノートとったんですけどね。アップが終ったら拓郎さんのLPを聴くんだ!と楽しみにしている訳ですが。9月末に復活したコンサートツアーも10月23日からのは再び中断、療養中とのことですよね。ニュースサイトその他に拓郎さんのコメントが出ていましたが、その内消えてしまうのだろうと思い、私の日記にも転載させていただきます。 FOB企画さま 本当に申し訳ありません。今年は何やら体のバイオリズムのようなものが最悪のようであります。ライブを楽しみにしていてくれた皆さんには心から謝らせて下さい。僕自身も今回のカントリーは初めての街が多く新鮮な構成など、とても楽しみにしていただけに残念でなりません。志なかばで矢折れてしまいました事を無念に思います。この際あせらずに40年に及ぶ蓄積された悪玉達を追い出す日常を送ろうと決心いたしました。わがままな吉田をどうぞお許し下さい。我が街の空より皆様の健康と幸せをお祈りいたしております。 2007年10月22日 吉田拓郎 どうぞお大切に。 |
明日はちょっとハイキング…
2007/10/28(日)
奈良に住んで11年目なのに、この辺りの観光を余りしていなくて、明日は友達と『三輪山』という所に行ってきます。実は、春ごろからずっといつか行こう、と決めていたのですが、やっと日程の調整がついたというところで…。最寄り駅から電車でわずか26分で行けてしまうらしいです。三輪様と言えば好きで読んでいるジュブナイル小説『姉崎探偵事務所』に出てくる“鴻恵二”というキャラクタに深い関係がある古代の神様だったり。それはまぁ置いておいて、山一つ信仰の対象というスケールの大きさみたいなものを感じていたりするわけです。ちょっといい空気を吸ってきます。
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三輪山に登ってきました
2007/10/29(月)
山頂付近の奥津磐座(おくついわくら)という所まで無事に行って来ました。神様の山だということで撮影禁止・飲食禁止。一応入山前に水をコップ一杯飲んでから登り始めましたが、曇りだったのに汗をかいて少々喉も渇きまして…。あぁ、水飲んできて良かったよ〜!っと。キノコとか沢蟹とか、フンコロガシなどを見つけては、え〜っと、撮影禁止なのよね?と話し合う私たち。一本道で迷うことは無いですけど、細道だし、険しい所も結構ありますから、初めての方は一人で登るのはちょっとキツイかもしれないです。小学校低学年も…段差が大きいところがあるので、どうかなぁ?と思います。月曜日ですが、4〜5組の人に出会いました。休日はきっともっと沢山の方が登るのでしょう。
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『卒業式を普通名簿で!!』
2007/10/30(火)
遂に、男女別名簿問題、週報にアップしました。と言っても、今まで日記に書いてきたことと大差ない状況ですが(汗)。取敢えず、関連図書で図書館から借りているものは明日返却して来ますっ!一応、担任の先生にも“思い”は伝えましたし、これで卒業式の名簿問題は一旦収めたいと思います。 そうそう、昨日の山登りの余韻で、フクラハギがギンギンに筋肉痛です。局所的なものですし、疲れた時の背中の凝りなんかに比べたら不快でもないです。というより、むしろ懐かしい感触という感じです。 娘が、夕刊を見て、『405歳の貝が調査のために殺された』というニュースを教えてくれました。(普通は405歳の貝が見つかった、となるでしょうが、何となく、日本語訳の『採集時は生きていたが、年齢を調べる時に肉をはがしたため、偉大な生涯を終えたという。』に親子で注目してしまいました。) http://www.bangor.ac.uk/news/full.php.en?Id=382 ここが多分ニュースソースなのだろうけれど、何処にそのセンテンスが有るのか…分からない…(涙)。 |
図書館の『本の返却ポスト』が怖いのだ!
2007/10/31(水)
借りていた本をまとめて返却。と言っても4冊なんですけど。今日は月末で休館日だったことに気が付いていなかったので、返却ポストに入れてきたのですが、実は以前、「返却されてない本が有ります」と言われてビックリしたことが有るんですよね。そのときは絶対の自信が有ったので、棚の所へ行ってその本を持ってきて、「ほら、ちゃんと戻ってますよ?」ということで済んだのですけれども。手違いも、ゼロじゃない…。何か記録が残せる返却ポストって出来ないものかな。わざわざ図書館の有る階まで昇っていって、人が殆ど来ない返却ポストで、本を入れるところを携帯のカメラで撮影しておきました。 |