“利家とまつ”登場人物の生没年グラフ

これからしばらく重いテーマが続きますが…



大河ドラマは何年も見ていなかったのですが、『ラヂオの時間』で唐沢寿明のファンになって“利家とまつ”をなるべく観るようにしております。
利家、慶次郎の歌舞伎っぷりがいいんです。それと、おねの唐突な演技も大好き。12月に終わるわけですから、もう4分の3くらいになりますか。今回は、このドラマの登場人物の生没年のグラフを作ってみました。

歴史が何となく苦手だったのは、一年の長さが変わるわけではあるまいに、年表って縄文時代から現代に向かうに連れてだんだん100年当たりの長さが延びていくのが何だか嫌だったんです(←??)。 事件やら情報やらが増えるから仕方ないんですけどもさ、ええ、それはよぉっく存じて居るのですけれど。
以前、マネの『笛を吹く少年』を見に行った時に、印象派の画家たちの生没年が棒グラフ表示になっていて、こういうのはなんか納得いくんですよ。 グラフの左端が左の人ほど早く生まれたし、棒が長い人ほど長生きしたわけよね、うんうん。
尚、生没年は、主にNHK出版の『NHK 大河ドラマストーリー利家とまつ 加賀百万石物語 前・後編』を参考にさせていただきました。 柴田勝家は生年不詳だそうですが、ネット検索していたところ1522年説が多かったのでこちらを。

没年順
明智光秀1528
1582
織田信長1534
1582
柴田勝家1522
1583
お市の方1547
1583
佐々成政1536
1589
千利休1521
1591
なか(秀吉の母)1513
1592
豊臣秀吉1537
1598
前田利家1537
1599
石田光成1560
1600
前田利勝1548
1614
徳川家康1542
1616
まつ(利家の妻)1547
1617
上杉景勝1555
1623
おね(秀吉の妻)1548
1624
没年が早い順に並べました。
おねさんが、一番遅くまで歴史の行き先を見届けてから亡くなったのですね。
江戸幕府が開いたのは1603年。前田利勝より上の人たちは幕府が開くのを見られなかったのです。

生年順
なか(秀吉の母)1513
1592
千利休1521
1591
柴田勝家1522
1583
明智光秀1528
1582
織田信長1534
1582
佐々成政1536
1589
前田利家1537
1599
豊臣秀吉1537
1598
徳川家康1542
1616
まつ(利家の妻)1547
1617
お市の方1547
1583
前田利勝1548
1614
おね(秀吉の妻)1548
1624
上杉景勝1555
1623
石田光成1560
1600
生年が早い順に並べました。これは、もろ年齢順です。
おぉっ、上杉景勝(NHKのドラマでは里見浩太郎)は、まつ や おね より若かったのですね!!

長生き順
なか(秀吉の母)1513
1592
おね(秀吉の妻)1548
1624
徳川家康1542
1616
千利休1521
1591
まつ(利家の妻)1547
1617
上杉景勝1555
1623
前田利勝1548
1614
前田利家1537
1599
柴田勝家1522
1583
豊臣秀吉1537
1598
明智光秀1528
1582
佐々成政1536
1589
織田信長1534
1582
石田光成1560
1600
お市の方1547
1583
長生き順です。
なか さん、長生き!!やっぱり、農作業したりして鍛えてたし、若い時粗食だったからかしらん?
信長短命のイメージでしたが、お市の方は可哀想です。


来週は、このような生没年表を作るツール(しかも若干のデザインの変更可)の公開です。
って、いったい誰が使うんでしょう?

2002.10.11

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