不眠症エレジー



不眠症を明るく語るのは難しいんですヨ。

 冷え性と不眠症は現在私をへこませている二大要因なのです。冷え性についてのページは早々とUPしていましたが、不眠症については、明るく語れる自信が無くて(笑)、なかなか書けないでおりました。極論すれば、冷え性って困ったらストーブに噛り付いていれば何とかなるので、いわゆるセーフティーネットつきの悩みだとおもうのですが、不眠症は薬の入手が困難なのがネックになっていて、案外と深刻な状況なんです。しかも冷え性の場合は、

「ほら、こんなに手が冷たくなっちゃった…」
「本当だ、どうしてこんなに冷たいの、かわいそう!」

なんて、同情してもらえるのですが、不眠症持ちは、経験者以外からは冷たくあしらわれ勝ちなんです。熱が有るわけじゃないし、忙しくて寝てないわけでは無いし、そこはかとなく元気が無いように見えるだけで 症状は不安定だし…。優しくしてやっても切りが無いのよ。経験の無い方から見たら、不眠症持ちは鬱陶しい奴なのだろうと私も思います(笑)。

不眠症持ちへのドッキリ語録

『不眠症で死ぬやつはいない』…し、死ななければ良いんですかぁ(涙)?
『疲れれば寝るわよ』←看護婦さん談…疲れれば寝られる人は、睡眠障害ではありません。
『羨ましいぃ!』…夜眠れなくても、昼間快適なら私も悩みませぬ。(そういう人はショートスリーパーと言うそうです。)不眠症って、夜寝られない症状と思われがちですが、昼間睡眠不足で過ごす時間が一番きついんです。
『夜眠れなければ、昼寝をすればいいのよ』…軽い不眠だったら、それで調整が効く場合があるのですが、『パンが無ければケーキを召し上がればよろしいのに』と言われたような気持ちになることもあります(笑)。
『案外眠っているものなんですよ』←内科のお医者様…患者の訴えを、頭から否定してしまって(うぅっ)。

不眠症のお薬について

なだいなだ(精神科医で小説家)の、『不眠症諸君!』という本を読むと、不眠症についてのいろいろな薀蓄が読めます。そして、最後に出てくるお医者様の処方は、

自分で睡眠の環境とリズムを作る努力をすること。
そして、それをサポートするために、睡眠薬を出します。
『ただし、消灯後30分たっても眠れなかった時のみ導入剤を飲みなさい。決して、消灯前に飲んではいけないし、消灯後30分 経った後でも我慢して飲まないということはいけない。薬を飲まない日が続くことも飲む日が続くこともあるでしょうが、それで 一喜一憂してはいけません。』

というような内容でした。なんとも力強く暖かい処方では有りませんか。
眠れないと言うと、『何か心配事でも?』と聞いていただくことも有るのですが、ここまで来ると、眠れないこと自体がストレスになっちゃっているんですよね。 いざという時、頼れるものが側に有る安心感って、きっと絶大な効果が有ると思うんです。
 そんな本を読んだことも有って、どうしても、熟睡できない日が月単位で続いた時薬局に行って聞いてみたら、不眠症のお薬(入眠導入剤等)はお医者様の処方が無ければ買えないのだそうです。お医者様の処方箋無しで買えるのは、 それならお医者様にお願いしてみようと、近所の内科の先生に『一月以上も熟睡できてないんです』と訴えたら、A医院では入眠導入剤を7錠、B医院では5錠出してもらえたのですが、こんなに少しでは安心して使えないんです。専門のお医者様にかかったら、 7錠以上のお薬を処方していただけるんでしょうか?遠くまで電車に揺られて診察してもらいに行って、『1週間経ったらまたお出でなさい。』なんて言われたら、更に がっかりするでしょうねぇ(グスン)。
だから、睡眠薬を犯罪や自殺に使う人が恨めしいのです。あなたたちの所為で、私たち善良な不眠症持ちは苦労しているんですよぉ。(ピントがずれてます。自覚してます。手段は何であれ犯罪はだめです、もちろん。)

薬を使わないで治せるのでしょうか?

 薬を補助車輪のように使いながら、少しずつ睡眠の自律を計りたいという希望がなかなかかなえられない中、冷え性対策並みに、こうすれば『不眠症が治る』という話には敏感になってしまう私。で、絶対ではないのですが効果が有るかもと思うものを、ここに列挙しておきますね。

睡眠障害LINK

睡眠障害相談室←睡眠についての専門的な知識が読めます。

不眠症仲間の皆さま、一緒に頑張りましょうね!

自覚症状として、 などを持っている状況で、『本当の私はこんなじゃないはずなのに』と言う言葉を何度も飲みこんで暮らしていれば、自信喪失状態になりがちですが、何時か治るときが来ることを信じて頑張りましょう
不眠症を克服なさった方の体験談などもお聞きしたいのです。
不眠症の家族や友人をお持ちの皆様、できれば暖かく見守ってやって下さいませね!!


…少しは明るく語れたでしょうか?

2003.01.24

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