PhotoEditorとペイントで看板を描いてみる
線画や文字の太さの変更・描いた後での色のチェンジ・テクスチャの応用
(1)ペイントで元絵を作る
PhotoEditorで無から有を生じるような作業は基本的には無いと思っていいでしょう。白黒ですがフルカラービットマップとして保存します。(文字は、“OCR A Extended 24ポイント”で書いてみました。フォントはいろいろ選べて楽しいですよね??)ペイントは閉じないで開いて置きます!
(2)PhotoEditorで輪郭線の抽出
PhotoEditorで開いて[効果]-[エッジ]“エッジを薄く”で輪郭線を抽出する。
(3)ペイントで(1)と(2)を合成する
PhotoEditor上で(2)を[Alt]+[e]、[Alt]+[s]、[Ctrl]+[c]でコピーバッファに入れてから、ペイントに戻って背景色を透明にして(1)上で[Ctrl]+[v]。フルカラービットマップで保存する。
(4)PhotoEditorでTIFF形式の保存をする。
上の(3)をPhotoEditorで開いてTIFF形式で保存する。
(5)ペイントで色の入れ替えをする。(ここは文字で説明が難しいのでちょっと図解します!)
(5)-1.
(5)-2.
(3)をペイントで開いて変更後の文字の色を作成してマウスの左ボタンにセット。
黒い部分を右クリックして、マウスの右ボタンにセット。
[Alt]+[e]、[Alt]+[a]、[Ctrl]+[x]で切り取り
(5)-3.
(5)-4.
全体をを塗りつぶしツールで文字色に変えます。
[Ctrl]+[V]で先ほど切り取った画像を貼り付けると、文字色が黒から指定した色に変わります。
(5)-5.
同様に、背景を白から暗赤色に変えてフルカラービットマップで保存する。
(5)-6.
ついでに、全体が文字色のものも作成してフルカラービットマップで保存します。
(6)PhotoEditorでTIFFファイルのテクスチャを適用
(5)-6をPhotoEditorで開いて[効果]-[テクスチャ]種類TIFFファイルで(4)を選択、スケール100%、鮮明さ8、テクシュチャを反転する、光源右上を選択して[適用]
(7)ペイント上で(5)-5と(6)を合成する
(5)-5をペイントで開いておいて、文字色を“色の選択ツール”で右クリックした後、[編集]-[ファイルから貼り付け]で(6)を貼り付けて背景色を透過にします。
(8)PhotoEditorでシャープネスを適用
お好みで[効果]-[シャープネス](強さ2)
少しキリッとしますね。
ここまでビットマップで行ったとして、問題はこれをGIFに直す時なんですよね…。とまてはVBで自作したツールでビットマップの段階での256色減色または16色減色を行って、それからペイントでGIFに保存しなおしています。ペイントで減色やGIF化するととんでもなく色化けしてしまうことがありますし、PhotoEditorも無理やり内臓のパレットを当てはめるので、中間色は点描状になり、ファイルが大きくなってしまうことが有るんですよね。C++をマスターすることが出来たら、ビットマップの減色ツールは是非作って公開したいものですが…。
ちなみに、これが、PhotoEditorで256減色するときに適用されるパレットです。どんなビットマップでもこれを適用するので、灰色系の色を多用してたりすると大変なんです(笑)。
2003.11.15
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