mml2midの入門の入門WinXP

WinXPで音を鳴らすところまで

ツールの準備とドラッグドロップで試す

『mml2mid Home Page』 様http://platz.jp/~mml2mid/配布の [▼ダウンロード]-[MML2MID本体]から[mml530.lzh]をダウンロードしてきて解凍します。
解凍してできた[mml530]というフォルダを開いてその中の[mml530]というフォルダを開いてその中の[bin_w32]というフォルダ(以降、このフォルダが重なっている状態を[mml530\mml530\bin_w32]の様に書きます)の中の[mml2mid.exe]というアイコンの上に、書き上げたmml(例えばsample.mml)をドラッグドロップすると、文法に則ったmmlの場合、mmlの有るフォルダにmidファイル(例えばsample.mid)が出現します。
普通にWindowsMediaPlayerなどがインストールしてあれば、このmidアイコン(例えばsample.mid)をダブルクリックすると音が鳴ります。感動の瞬間です。

最初に作るmmlですが、Windows付属のメモ帳で作る場合、メニューバーの[ファイル]-[名前を付けて保存]で保存をするとき、一応、一番下のテキストボックス、[文字のコード]が[ANSI]になっていることをご確認ください。他のコードで保存すると、エラーになってmidファイルが作成されません。

DOS窓の準備

エラーが出て原因が分からないときは、DOS窓を開いて実行してエラーメッセージを見ながら調整になります。ここから先は、PCには大分慣れた方がなさった方がいいと思います。失敗すると面倒なことになりますので…。
マイコンピュータを開いて、[ローカルディスク(C:)]というアイコンをダブルクリック、その中に[WINDOWS]というフォルダが有ったら開いて、COMMAND.COMというアイコンを探します。で、そのアイコンを右クリックしてショートカットを作成して、それをmml2mid.exeの有るフォルダに移動します。これ、何が何やら?と思われた方は辞めた方が無難です(涙)。COMAND.COM自体を移動したり消したりは絶対にNGです!!だから、この[WINDOWS]というフォルダにはデフォルトの状態で入れなくなっているんですよね…。

そして、そのショートカットを右クリックしてプロパティを開き、プログラムというタブをクリック。
実行時のディレクトリというテキストボックスの中身を消してしまってから[OK]ボタンで閉じます。

これで、DOS窓を開く準備が整いました。

DOS窓でmml2mid

[MS-DOS プロンプト へのショートカット]アイコンを改めでダブルクリックで開き、
mml2mid
とタイプして[Enter]キーを押すと、
MML->MID Compiler Ver5.30 (Win32 console version)

Usage: mml2mid [switches] filename[.mml] [filename.mid]
  (switches) -f  : Output format 0 file
             -tn : Transpose
             -x  : Swap >,<
             -v  : Swap ),(
             -m  : Not assume MS-kanji code in strings (toggle)
             -w  : Only warning on unrecognized symbols
             -c  : Classic undocumented behavior
Input filename can be "-" (which means stdin).
というメッセージが出てくればOK。

自分で書いたmml(例えば、sample.mmlという名前で保存)を同じフォルダに入れておき、今度は、
mml2mid sample.mml
とタイプして[Enter]してみると、エラーの場合はエラーメッセージが出てきます。

ERROR! track name illegal in line 1.
というメッセージが出た場合は、保存したコードがShift-JISかどうかをチェックしてみてください(メモ帳だったらANSIで保存しなおす)。
その他、何行目の何がおかしい、みたいなメッセージが出た場合は、もう一度mmlファイルをメモ帳やエディタで開いて、その行の辺りをチェックしなおしましょう。
また、DOS窓を閉じるときはexitとタイプして[Enter]キーを押します。

MML最初の一歩

一度音が出てしまえば占めたもので、使う方各々が[mml530\mml530\doc]の各ドキュメントを見ながら必要な所まで勉強していけばいい訳ですが、command.txtの中から、これだけ有ればちょっとした歌譜なら書けるかもというミニマムを書き出してみました。

abcdefgr
ファ休符

-+*
フラットシャープナチュラル

&        前の音をキーオフしない。 タイを使いたいときはc&r2(Cが3拍分)等後ろはrにする。
<        オクターブを1つ下げる。
>        オクターブを1つ上げる。
KI       調号指定(短調)
KJ       調号指定(長調)

例えば「KIe」は「KJg」と同じ意味です(ト長調とホ短調の調号は同じ)。
「KJe-」は変ホ長調の意味

では、サンプル用に『さくらさくら』の歌譜をどうぞ…
A aab2   aab2       ab>c<b  ab8a8f2
A ecef     ee8c8<b2>  ab>c<b  ab8a8f2
A ecef     ee8c8<b2>  aab2    aab2
A efb8a8f  e2&r


ヘ長調で付点音符満載の『こいのぼり』
A KJf
A f8&r16g16a8&r16b16>c&r8<b8
A a8&r16b16g8&r16b16ar
A f8&r16g16a8&r16b16af g2&rr

A f8&r16g16a8&r16b16>c&r8<b8
A a8&r16b16g8&r16b16ar
A f8&r16g16a8&r16b16>cd c2&r<r

A aaa&r8g8 f8&r16a16g8&r16f16dr cf8g8fg a2&rr
A >d2c<b a8&r16b16g8&r16b16af
A cf8g8a&r8g8 f2&rr

2007.02.10

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