スカイプ将棋同好会 規約

此処では本会の規約について書いていきます。

スカイプ将棋同好会 規約 第36版。
     [平成31年(2019年)1月1日 発効]。

☆第1条 名称

  この会の名前を「スカイプ将棋同好会(SSC)」と言い、
  タイトル棋戦を「第X期 SSC 順位戦」と呼ぶ。

☆第2条 本会の目的

  スカイプ将棋を楽しむと共に、棋力の向上を図り、
  会員相互の交流と友好を深める。

☆第3条 会員

  同士をつのり、入会金を支払った上で、
  名簿に登録された人を、本会の会員とする。
  会員は、年齢・性別・棋力を問わない。

 ■1. 会員の条件。

  (ア) ネット環境。
  パソコン若しくはスマートフォンなどで、スカイプ通話ができる環  境にあり、
  スカイプID・メールアドレスを、会員相互に公開する。
  (イ) 連絡先の登録。
  緊急の連絡手段として、固定電話番号および携帯電話番号を、
  事務局に届ける。

 ■2. 新入会員にかんする事項。

  本会に新たに入会した新入会員が、順位戦に参加する場合、
  下記の規則に従い、C級又はE級からのスタートとなる。

 ※新規会員の入会にかんする申し合わせ事項。

  新規会員が本会に参加する場合、入会を希望する本人の将棋の実力  に応じて、
  Eクラス予選「初心者クラス」からのスタート又は、
  Cクラスからのスタートの、2種類の方法が在る。
  (1) Cクラス編入の条件
  新入会員で、Cクラスからのスタートを希望する場合は、
  三人以上の判定員(A級またはB級の会員)が立ち会いの元、
  2・3回のオープン戦を行い、
  その結果を判定員が、運営委員会に報告する。
  運営委員会が適当と認めた場合は、C級へ編入する。
  (2) Eクラスからの入会
  運営委員会で編入を認められない場合、または、
  本人がE級での参加を希望する場合は、
  E級からのスタートとなる。

■3. 会員の休会・再開について。

  (ア) 休会
  会員は事務局に届けて休会することができる。
  (イ) 再開
  休会者は事務局に届けて復帰することができる。

■4.  会員の退会・再入会について。

  (ア) 本人の死亡
  会員が死亡した時は、自然退会となる。
  (イ) 本人の都合
  会員本人が退会を希望した時は、退会を了承する。
  ★入会金の返納はしないものとする。
  (ウ) 再入会
  一度退会した会員が、再ミュウ会を希望したときは、
  新たに入会金を支払った上で、復帰を認める。
  但しCクラス以下のものは、Eクラスへ。
  Cクラス以上の物は、Cクラスへの復帰とする。
  ★事務局長は、会員の入会・退会・休会・復帰について、
  メーリングリストにて知らせる。
  また、退会する会員の登録個人データヲ全て削除する。

☆第4条 組織

  本会は以下の組織構成とする。
  「1. 会員総会」・「2. 役員会」・「3. 運営委員会」。

■1. 会員総会

  ●1.会員総会の開催
  (ア)役員会が必要としたときに臨時総会を開催する。
  (イ)会員からの要望が在った場合は、
運営委員会で協議して  臨時総会を開催する。
  ●2.会員総会の方式
  会員総会はメール会議方式とし、メール会議は、
  定められた期間内に問題提示を行い、
  それに対して異議申し立てが無いときは承認したものと見なす。
  異議申し立てが在った時は運営委員会にて協議する。
   会員総会に置いて、下記の事項につき審議・承認お行う。
  (ア) 役員6名と会計監査係2名の選出。
  (イ) 会計報告及び会計監査報告の承認。
  (ウ) 規約改正の承認。

■2. 役員会。

  次の6名を役員とする。
  会長 1名、副会長 1名、事務局長 1名、
  副事務局長 1名、書記係 1名、会計係 1名。
  役員は必要に応じて役員会(スカイプ会議)を開き、
  一般運営委員の人選、運営委員会の議案調整などを行う。
  その任期を3年とし、再選も可能とする。
  ※役員の任務。

■ 会長

  本会を統括し、次の任務に当たる。
  (ア)  会員の獲得及び、本会の良好な運営。
  (イ)  意見の集約・調整、最終決定。
  (ウ)  その他本会全体に拘わる事項。

■ 副会長

  (ア) 会長を補佐し、必要に応じて会長の任務を代行する。
  (イ) 運営委員会に於いて議長を務める。

■ 事務局長

  会員に関して様々なサポートを行う。
  (1) 会員の登録と名簿の保管、および各種データ管理。
  ★メーリングリストへの登録と解除の作業を含む。
  (2) メーリングリスト・HPの管理。
  (3) 新入会員に対する入会時のサポート。
  (4) 順位戦について以下の任務に当たる。
  (ア) 順位戦の運営並びに進行。
  (棋譜および勝敗のチェックを含む)。
  (イ)  その他順位戦に関する事項。

■ 副事務局長

  管理者を補佐する。

  ■書記係 

  運営委員会での書記係を務める。

■ 会計係

  本会の会計事務を担当し、
  会員に報告する。

■7. 会計監査員 2名

  会計監査を担当し、会員総会にて承認を求める。

■3. 運営委員会

   (ア) 運営委員会は、役員6名および、
  一般運営委員7名の13名で構成し、
  本会をスムーズに運営するための話し合いを行い、総会に提出する  議案の作成、
  役員の推薦そのほか必要事項の審議・決定を行う。
  (イ) 運営委員会は、役員の提案により開催し、
  役員並びに一般運営委員の過半数の出席を必要とする。
  なお、問題が生じた場合、なるべく公式戦の終了後に行う。
  ■一般運営委員
  役員会は、会員中より7名を一般運営委員として推薦し、
  会員の声を運営委員会に反映させる。
  任期を1年間とするが、再選も差し支えない。
  ★役員名の一覧については別紙細則6番、
  「スカイプ将棋同好会役員一覧」を参照。

☆第5条 対局方法

  パソコン若しくはスマートフォンを起ち上げ、
  無料電話ソフト「SKYPE」の会議室の中で、
  お互いに指し手の棋譜を「はっきり・ゆっくり」言い合って、
  将棋対局を行う。
 具体的な方法は下記の通りとする。
  ■1. 対局方法
  対局者二人と立会人の四役、ネット中継係などの会員らが、
  スカイプ会議を開いて将棋を行う。
  順位戦などの公式戦における対局の進め方は、下記の規則に従う。
  (ア) 対局宣言。
  対局開始 および 対局終了は、主審の合図に従って行う。
  主審は、次のように宣言する。
  「これより、先手Aさん 対 後手Bさんの対局を始めます」。
  「…これにて、Aさんの勝ちとなりました。対局を終了します」。
  (イ) 対局の流れ。
  指し手の口述、棋譜の入力、対局時計の切り替え等は、
  次の順序で進行させる。
  主審の開始宣言と同時に、
  時計係りが『将棋タイマー』をスタートさせる。
 →対局者Aが指し手を明確に口で言い、
  3秒経過後に、Aの指し手が確定する。
 →棋譜入力係りが『柿木将棋』を操作して、
  対局者Aの指し手を入力する。
 →時計係りが『将棋タイマー』を操作して、
  持ち時間を対局者Bの手番に切り替える。
 →対局者Bが次の指し手を明確に口で言い、
  3秒経過後に、Bの指し手が確定する。
 →棋譜入力係りが『柿木将棋』を操作して、
  対局者Bの指し手を入力する。
 →時計係りが『将棋タイマー』を操作して、
  持ち時間を対局者Aの手番に切り替える。
 →対局者Aが次の指し手を口で言い、
  3秒経過後に、Aの指し手が確定する。
  以下同様にして、対局終了まで続ける。
  (ウ) 言い直しは認めない。
  上記の対局進行中、対局者が自分の指し手を口で言った後、
  棋譜係が棋譜を入力し終えて、3秒経過した時点で、
  その指し手が確定するので、それ以後の言い直しは認めない。
  (エ) 指し手の審議。
  指し手の口述が不明瞭・不明確な場合、
  声を途切らせないまま指し手を言い換えた場合、
  3秒以内に指し手を訂正した場合、これらについては、
  四役が相談して、指し手の可否を判定する。
  (オ) 時間の中断。
  棋譜入力や指し手の判定に手間取る場合は、対局時計を停める。
  (カ) 棋譜入力について。
  棋譜入力係りは、対局者が口述した指し手を、
  そのまま『柿木将棋(ソフト)』に入力する。
  エラーメッセージが出るなどして、入力が不可能な場合については、
  主審の指示に従う。
  ■2. 先後の決定
  先手・後手は、こばえもん氏作成の、
  『ふりごま確定ソフト』を用いて決めるか、
  両対局者の直前じゃんけんによって決める。
  じゃんけんに勝った方を先手、負けた方を後手とする。
  なお、タイトル戦の同じシリーズ(例えば第8期)において、
  同じ二人が2度対局する場合は、
先手と後手を入れ替えて対局を行う。
  ■3. 対局時計について
  持ち時間の設定および管理には、
  ケンタウリ氏製作の対局時計ソフト、
  『ShougiTimer』や、コバエモン氏 作成の、
  対局時計ソフトなどを用い、時計係りが操作する。
  ■4. 持ち時間について
  持ち時間は各々20分、それを使い切ると、
  1分の秒読み時間(1手1分以内の将棋)と成る。
  秒読み時間が切れると、1分単位の考慮時間に入る。
  1分単位の考慮時間を5回まで取ることが出来る。
  5回目の考慮時間が1分を越えた時点で、即 負けとなる。
  時間切れによる勝ち負けが不明確な場合は、
  四役で合議して決定する。
  ■5. 千日手について
  「千日手」が確定した場合は、
  当日あるいは日を改めて、再試合を行う。
  再試合は、先手と後手を入れ替えるのみとし、
  前の対局における持ち時間・考慮回数・
  間違い回数を全て白紙(0)に戻して、最初から行う。
  ■6. 駒の呼び方について
  スカイプ将棋においては聞き違いが無い様に、また、
  棋譜入力をしやすいように、銀を「シルバー」と言い、
  金を「ゴールド」または「かね」と言うのが望ましい。
  飛車は「ひしゃ」、銀を「シルバー」と言い、   桂馬は「けいま」とフルネームで呼ぶよーにする。
  ■7. 棋譜ソフトの使用について
  対局者自身は、なるべく棋譜ソフトを使用せず、
将棋盤に駒を並べて行うか、
  『脳内将棋(目隠し将棋)』の方式で対局する。
  やむを得ず棋譜ソフトを使う場合は、
  指し手を先に口で言ってから棋譜ソフトに入力し、
  『ヒント』を一切用いてはならない。
  ★ 棋譜ソフトによる不正行為を一切禁止する。
  ■8. 原則待ったなしとする
  明らかな棋譜上の数字違いでない限り、
  対戦者は原則として待ったなしとし、
指し手の確定・訂正については、
『指し手の確定・訂正にかんする申し合わせ事項』に従う。
  ■9. 確認タイムについて
  D級およびE級の対戦において、
  対局者は各々「確認タイム」を取る権利があり、
  対局時計を停めて、
  その時点の盤面や持ち駒を確かめることが出来る。
  「確認タイム」は、自分の手番であれば、
  対局中のどの時間に希望してもよいが、
  一人3回までとする。なお、A級・B級・C級は、
  「確認タイム」として対局時計を停めることは出来ない。
  ■10. 盤面確認
  「確認タイム」とは別に、対戦者は自分の持ち時間の中で、
  その時点の盤面や持ち駒を、棋譜入力係り、
  または、主審に尋ねることができる。
  ■11. 負けの意思表示
  対局者が、「投了します」、「負けました」、
  「ありません」と言った時点で、
  その人の負けとなる。従って、
  それに近い発言や紛らわしいことばを口にしないよう注意する。
  ■12. 感染者について
  タイトル戦を第三者が観戦するのは自由だが、
  対局時間の15分前までにその会議に参加しておくのが望ましい。
  対戦が始まったら、マイクをミュートにして観戦することとし、
  さし手に関するアドバイスや感想などの発言は、
  対局が終了するまで一切禁止する。
  ■13. 対局者のマナー
  対局者のマナーとして、対局時間の厳守と、
  スピーディーな進行に協力する。
  また、対局中は自分の指し手の可否に関して、
  意見を述べない様にする。
  無断で対局を欠席した場合は、その人の不戦敗となる。
  ■14. 対局の中断について
  仕事や急用で対局を中断する場合は、
  棋譜入力係りが棋譜を記録・保管して置いて、
  後ほど対局を再開する。
  ■15. 感想戦について
  順位戦に於いては各対局後に、対局者の希望により、
「正式感想戦」を行う。
  「対局者が感想戦を望まない場合は、
  主審が感想を求める程度とする。」
  正式感想戦は10〜15分程度とし、
  対局者と審判員以外の人を参加させないようにする。
  主審の合図で終わらせた後、
  中継係りがネットラジオ中継を打ち切る。
  それより前の時間であっても、主審とホスト以外の審判員が、
  スカイプ会議を抜けるのは差し支えない。
  ネット中継が切れた後、スカイプ会議に参加したい人は、
  当該のホストに「ワン切りコール」をしてスカイプ会議に参加し、
自由に感想戦を行うことが出来る。

☆第6条 対局における係の役割分担

 順位戦の各試合には必ず立会人4名と、
 ネット中継係1名を置く。
 立会人は、対局のスムーズな進行と公正な審判を行うと共に、
 四役(主審・棋譜入力係り・時計係り・スカイプホスト)のうち、
 どれかの役割を務める。
 ※これ以降の文において、上記の係を「四役」とよぶ。
 ■1. 立会人
 公式戦の対局においては、対局者二人の他に、四役の4人が、
 立会人および審判(判定)に当たる。
 問題点が生じた場合、対局時計を停めて、主審を中心に四役で合議して、
 主審が最終判断を下す。
 ■2. 主審
 主審は、対局開始宣言、対局終了宣言を行い、
 公式戦の棋譜をリアルタイムで、将棋盤に並べるなどして記憶し、
 対局者からの質問があれば、盤面や持ち駒を確認・説明する。
 また、問題点が生じた場合、対局時計を停めて、
 主審を中心に四役で合議して、主審が最終判断を下す。
 重大な問題についてはその詳細についてメーリングリストにて報告する。
 ■3. スカイプホスト
 スカイプホストは、該当する試合の対局者二人、主審・棋譜入力係り・
 時計係り・ネット中継係り・そのほか観戦希望者をスカイプ会議に呼び集める。
 対局開始後は、会議室に出入りする人のチェック等で雑音が入らないよう、
 スカイプホストは(もちろん一般の観戦者も)、マイクロフォンのスイッチを切るか、
 「マイクをミュート」の状態にして置く。
 ■4. 棋譜入力係り
 棋譜入力係りは、該当の対局棋譜を柿の木ソフトを用いて記録し、
 対局者から質問があれば、その時点における持ち駒や盤面(駒の位置)を説明する。
 勝敗が決まったら、速やかにその結果の棋譜をSSCのメーリングリストに送信する。
 ■5. 時計係り
 時計係りは、『対局時計ソフト』を用いて、対局時間の切り替えや、
 中断・再開などの操作を行い、パソコンの音声が不鮮明な場合は、
 考慮回数・残り時間・秒数カウント等を、復唱して知らせる。
 「確認タイム」のほか、棋譜入力に手間取るなどの問題点が生じた場合は、
 必要に応じて対局時計を停める。
 (ア)  時計の切り替えについて  対局時計ソフトの1手毎の切り替えは、対局者が自分の指し手を明確に読み上げ、
 その棋譜を、棋譜入力係りが正しく入力し終えた時点で行う。
 但し、対局者が指し手を口で言った後3秒後にその指し手が確定するので、
 それ以後は『申し合わせ事項』に従って対局を進行、あるいは終了させる。
 (イ) 最後の考慮時間について
 順位戦の対局において、最後の考慮時間(考慮回数5回目)に入った後は、
 時計係りが、「最後の考慮時間中」であることを、
 当事者に複数回伝えるように市、時計係りの声が聴こえにくい場合は、
 四役の誰かが、教える様にする。
 ■6. ネット中継係
 ネット中継係は、ネット中継ソフトを用いて、
 対局の様子をネット中継する。
 対局の始まる30分前までには、メーリングリストへネット中継アドレスを配信する。
 ★会員以外への中継アドレスの拡散を禁止する。

☆第7条 指し手の確定・訂正にかんする申し合わせ事項

 ■1. 指し手の確定
 スカイプ将棋における指し手は以下の場合に確定する。
 (ア) 三秒ルール。
 指し手としての条件を満たす口述が対局者からなされてから、
 3秒待って指し手の確定とする。
 それ以前に対局者が差し手を言い直した場合は、
 着手の確定前であるとして、言い直しが出来る。
 (イ) 口述が聞き取れない場合。
 もしも、 対局者の口述が聞き取れない場合、
 主審または棋譜入力担当が、
再度指し手を口述するように対局者に求める。
 なお、この場合の別の指し手への言い直しはできない。
 (ウ) 指し手が確定出来ない場合。
  着手を確定するための必須条件が性格に後述されない場合。
 例えばマス目に移動できる同じ種類の駒が複数ある場合は、
 右か左か・上がるか下がるかなどが正しく表現されていない場合、
 3秒経過後審判長は「着手が成立していませんので、
いいなおしてください」と伝える。
 但しその場合は駒の名前と座標の言い直しはできない。
 ★「右・左」の概念についての説明。
 特定の座標に対して二つ以上の動ける駒が存在するときに限って、
 「右・左」と言う概念が存在する。
 駒の存在する相対的な位置を指しているものでは無い。
 あくまでも特定の座標に対しての「右・左」である。
(エ) 指し手を口述したときによぶんな事柄を付け加えた場合、
間違いとなる。
但しDクラスとEクラスは大目に見る。
★例1 七8と四9の地点に「金」が在るとする。
「五8金右」は、「右」という余分な情報を付け加えているために、
間違いと成る。
★例2 五9と四9の地点に「金」が在るとする。
「六8金左」は、その場所に行ける駒が無いために、
間違いとなる。
 ■2. 禁じ手の解釈。
 順位戦の対局においては、日本将棋連盟の規定に基づく「禁じ手」
 (二歩以外・打ち歩詰め・行き所のない駒)を指した場合、
 間違い回数1回として計算する(間違い回数については後述する)。
 ※禁じ手の説明
 (ア) 二歩。
 「二歩」とは一つの筋に自分の歩が二つ以上存在することを言う。
 歩は一升ずつしか進めないので、打つ以外には存在し獲ない。
★二歩を指した場合、審判長は、
本人に対して二歩であることを勧告することが出来る。
投了の判断は本人の決定に委ねる。
投了の意思が無い場合は間違い回数一回として現状から続行する。
 (イ) 打ち歩詰め。
 「打ち歩詰め」とは、持ち駒の「歩」を相手の「玉将」の前に打って、
 「玉将」を詰ませること。
 (ウ) 行き所のない駒。
  「行き所のない駒」とは、相手陣地の一段目に桂馬・香車・歩、
 相手陣地の二段目に桂馬を置いた場合をいう。
 ■3. 王手関連。
 A級・B級・C級・D級の対局において、下記の3項目は負けとなる。
 その場合、『柿の木将棋』による棋譜の入力が不可能なので、
 別のエディターあるいは手書き文字で記録し保存する。
 (ア) 王手放置。
 王手放置とは、「王手」をされているのに気づかず、
 他の手を指したために、王将または玉将を取られる状態を言う。
 (イ) 飛び込み王手。
 飛び込み王手とは、相手の駒の利き筋に王将または玉将を移動させて、
 取られる状態になった場合を言う。
 (ウ) 「空き王手。
 空き王手とは、相手または自分が駒を動かしたことにより、
 王将または玉将を取られる状態を言う。
★王手放置をした場合、審判長は、
本人に対して王手放置であることを勧告することが出来る。
投了の判断は本人の意思に委ねる。
投了の意思が無い場合は間違い回数一回として現状から続行する。
 ■4. E級の判断。
  E級の対局においては、(3)の三つの項目(王手関連)について、
 主審または四役の誰かが誤りを教えて訂正させることが出来、
 その場合、間違い回数三回とする。
★「すなわち王手放置を二回すれば負けとなる。」
 ■5. 指し手の誤り
(ア) 審判長が間違いを見逃して局面が進んでしまった場合は、
局面を戻す事はしない。
両対局者の了解の上、間違い回数を訂正して現時点から続行する。
(イ)言い間違い、盤面や持ち駒の誤認などにより、
 「禁じ手」やその他の違反手を指した場合、その指し手は誤りとなる。
 また、対局者が差し手のマス目と駒の名前に加え、
持ち駒を打つ意思や移動する駒を特定しようとして、
 口述に追加した情報が誤っている場合。
 たとえば引く位置に駒がないのに「引く」と口述した場合や、
 持ち駒にないのに「打つ」と口述した場合は、差し手の誤りとする。
 指し手の誤りは、対局者一人につき、A級は1回、B級は2回、
C級は3回、D級は4回、
 E級は「王手放置」等を含めて通算5回まで、指し手の訂正を認める。
 ★誤りの例
   「2歩を除く禁じ手を指す」
   「手持ちに無い持ち駒を打つ」
   「自分の駒のある場所に駒を動かす、打つ」
   「駒を飛び越えて動かす」
   「移動できない場所(現在の場所を含む)に駒を移動させる」
   「移動先のマス目に対して上がれる駒がないのに、
「上がる」と言う」
   「移動先のマス目に対して右に該当の駒がないのに、
「右」と言う」
  「移動先のマス目に対して右に該当の駒が在る場合に、
「右」と余分な事を付け加えて言う」
 ■6. 駒の成りと打つに関して。
 (ア) 駒が成る場合。
 駒が成る場合は、対局者本人が必ず「なる」または「なり」と言わねばならず、
 それを言わない場合は、成らなかったものとみなして、先へ進める。
 (イ) 駒を打つ場合。
 駒を打つ場合、打つのと打たないのとどちらの手も可能であれば、
 対局者本人が必ず「うつ」または「うち」と言わねばならず、
 それを言わない場合は、打たなかったものとみなして、先へ進める。
 ★但し、E級の対局においては、相手が次の手を指す前であれば、
 成るか成らないか、打つか打たないかを、アドバイスにより、
 確認・訂正することが出きる。
 ★本来持ち駒を打つとき、その駒と同じ駒が盤面に無い場合は、
 「打つ」と言わなくても良い筈だが、
 念のため「打つ」と口で言っても、間違いとはしない。
 ■7. 指し手を口述できる条件。
 対局者は、対局相手が指し手を口で言った後、
 一呼吸(少なくとも3秒「棋譜入浴が終わるまで」)経過してから、
 自分の指し手を言わねばならず、もしも、
 相手が指し手を言ってから3秒以内に(一呼吸置かずに・「棋譜入浴が終わら無いうちに」)指し手を言っても、
 その手は無効であり、無視される。
 ★スカイプ将棋における指し手の聞き間違いが無いように、
 両対局者は、自分の指し手を1手毎に、ゆっくり・はっきりと言う。
 また相手の指し手を理解してから、次の手を指す様にする。
 ■8. 指し手の口述方法。
  A・B・C級の対局においては、自分の指し手を口述するのに、
 番面の数字と駒の名前を用いて言わねばならず、
 それ以外の表現による棋譜の確定は行わない。
 D級並びにE級の対局では、言葉による説明で棋譜を表現してもよい。
 ■9. 審議の要求。
 指し手の間違いや訂正、考慮回数や時間切れ、
 勝ち負けの判断等について疑義を感じた場合、4役および両対局者は、
 説明あるいは審議を要求することが出来る。
 ■10.  指し手に問題が生じた場合。
 指し手に問題が生じた場合、(1)〜(11)のどの項目に該当するのか、
 また、指し手を戻して良いのかどうか、これらの判断が難しいときは、
 主審を中心に四役で合議して、結論および判定を下す。

☆第8条 順位戦の成績、順位、対戦方法

 ■1. メンバーの成績別のランク分けについて
 スカイプ将棋同好会のメンバーを、順位戦の成績に応じて、
 1〜10位のA級10名、11〜20位のB級10名、
 21〜30位のC級10名+新規編入者X名、
 C級より下のD級10名、初心者及び新入会員を含むE級X名、
 Bクラス在席経験者で長期欠席者「オープンクラス」の6段階に分ける。
 ★オープンクラスの在籍者はCクラスからの公式戦参加を認める。
 ■2. 順位戦の開催について
 順位戦を行う場合、まず、係りがMLで参加希望者を募り、
 A・B・C・D・E、それぞれの級毎に対局を行い、
 その成績に応じて、各期毎に、上の級の下位三人と、下の級の上位三人を入れ替える。
 ■3. 対戦方法および組み合わせについて
 各級の参加者が10人の場合の対戦方法は、隣り合う順位ごとに、
 [1位・2位、3位・4位]のように、抽選ソフトを用いて、紅組5人と白組5人の2グループに分け、
 紅組対白組の総当たりで、一人5試合、級全体で25試合を行う。
  C級の順位戦において、参加者が10人を越える場合は、
 参加人数が偶数であれば、紅組対白組の対局により、
 赤組を下向きにスライドさせて、一人5試合を行う。
 C級の参加人数が奇数の場合は、Dクラスの昇級が既に決定している一人を加えて、
 常に偶数人の対局として行う。
 ■4. C級について
 C級について、テストに合格した新入会員が新たにC級へ編入してきた場合でも、
 降級者は変わらず三人である。従って、編入者の数によっては、
 C級の人数が徐々に増えることになる。
 ■5. 各クラスの対局について
 A〜D級において、順位戦の参加者募集が行われた段階、あるいは、
 対戦表が確定した段階で、不参加者(その期の順位戦に参加しない人)が出た場合、
 すぐ下の級の昇級時期を繰り上げて、上の級の対戦表に組み込むことが出来る。
 [例] 第8期のE級対局が全て終了している状態で、成績順の上位者三人は、
 本来なら第9期からD級へ昇級すべきところ、第8期のD級メンバーの中に、
 不参加者が出た場合、
 第8期終了後のE級1位・2位・3位の人を、
 第8期のD級の対戦表に組み込んで対局させる。
  なお、成績に基づく当該クラスの降級者は三人と決まっているため、
 不参加者が1名の場合は、その不参加者+二人、
 不参加者が2名の場合は、その不参加者プラス一人、
 不参加者が3名の場合は、その不参加者三人が降級となる。
  例外としてC級のみ、不参加が1期だけなら降級せず、2期連続不参加により降級となる。
 但し、B級以上の在籍経験者は、順位戦を長期欠席しても、
 C級から『オープンクラス』へ移籍することにより、D級へ下がることはない。
 オープンクラスの在籍者は、本人の希望により、
 順位戦に復帰し、C級から参加することが出来る。
 ■6. E級の対戦について
 順位戦の参加者数は、各級それぞれ10人以上であるのが望ましいが、
 特にE級において、組み合わせ表を作る段階で、
 参加希望者が10人に満たないこともあり得る。
 その場合、下記の規則に従って、昇級・降級の人数、および対戦方法を決める。
 (ア) 参加者が1〜4人の場合 参加者が1〜4人の場合、すぐ上の級の順
位戦に組み込んで対局を行う。  例えば、E級の参加者が4人のときは、D級の順位戦に組み込んで、14人で対戦し、
 その成績に従って、次期は4人がE級に下がる。
 同様に、E級の参加者が一人しか居ないときは、
 その一人をD級の順位戦に組み込んで11人で対戦し、次期は一人だけがE級に落ちる。
 (イ) 参加者が5人または6人の場合 E級の参加者が5人または6人の場合
、全員が総当たり戦を行い、  次期は成績上位の3人が昇級し、D級から3人が降級する。
 (ウ) 参加者が7人または8人の場合
 参加者が7人または8人の場合は、紅組 対 白組に分けて、
 一人当たり4試合を行い、次期は、3人が昇級する。
 (エ)  参加者が9人以上の場合 
 参加者が9人以上の場合は、本来の方式に準じて、
 一人当たり5試合を行い、3人が昇級する。
 ■7. 不戦敗について
 順位戦の対局が始まって以後、途中から欠席した場合は、不戦敗となる。
 ■8. 順位の決定方法
 各級毎に、全試合が終わった後、下記の通り順位を定める。
 (ア) 勝率
 まず 勝率により順位をつける。
 (イ) SB方式
 勝率が同率の場合は、SB方式で順位を決める。
 [SB方式とは、当該対局者の持ち点に、勝った相手の勝ち数の合計をプラスし、
 敗けた相手の敗け数の合計をマイナスする計算方をいう。]
 (ウ) 直接対局
 SBが同点の場合は、直接対決で勝った方を上位とする。
 (エ) 前期の順位
 それでもなお同点の者が居れば、前期の順位に基づいて今期の順位を決定する。
 ■9. A級の対戦について
 A級の対戦では、本戦の後に、さらに優勝決定戦を行う。
  例えば、本戦25試合の結果、5勝0敗が一人、4勝1敗が3人出た場合、
 点数の高い順に、ひとまず暫定1位から暫定4位までを決める。
 優勝決定戦は、まず暫定3位対暫定4位が対戦し、
 その勝者が暫定2位と対戦する。
 次に、それらの勝者が暫定1位(5勝0敗の人)と対戦し、
 暫定1位が勝てば、即その期の優勝者となる。
 暫定1位の人が負けた場合は、再度決勝戦を行い、最終決勝戦で勝った人が、
 最終順位の第1位、すなわち、その期の優勝者となる。
 ■10. 対局者が遅刻又は欠席する場合 
 予め係から発表されている順位戦の対局を、
 やむを得ない事情で対局者が遅刻又は欠席する場合、
 必ず電話もしくはメールで、早目に事務局に連絡する。
 開始時刻の15分過ぎまでに連絡が無い場合は、その人の不戦敗となる。
 ■11. 対局時の通信事故について
 対局時にスカイプが繋がらない恐れのある場合、当該対局者は、
 対局開始時刻の遅くとも30分前までに、事務局に連絡する。
 連絡があれば対局を順延とするが、連絡しない場合は不戦敗となる。
 また、対局の途中でスカイプが切れた場合は、電話でのサポートが可能であれば続行し、
 電話での続行が不可能な場合は、日を改めて再試合を組み、
 持ち時間・考慮回数・間違い回数などの条件と局面を引き継いでおこなうものとする。

☆第9条 その他の公式戦の概要

 現在の所順位戦以外に、六種類の公式戦が用意されている。
 ■1. ふうりん杯「Cクラス以上のトーナメント」。
 ■2. ひまわり杯「E・Dクラスのトーナメント」。
 ■3. 30秒早指し選手権「Cクラス以上の早指しトーナメント」。
 ■4. 連将棋選手権「Aから一人・B〜Cから一人・D〜Eから一人の三人一組の、
 一人二手指しのオール選抜の連将棋トーナメント」。
 ■5. スカイプ電脳戦「公開の場で柿の木将棋9と希望者が対局する」。
 ■6. 爆弾リレー将棋「基数人での一人一手指しのリレー将棋」

■1. 風鈴杯の概要。

 このイベントはAクラスからCクラスまでの「30名+2名」の会員を対象にしたトーナメントである。
 「+2名はcクラス在席経験者とする」。
 aクラスの1位から4位までを抽選により、
 「青龍組・朱雀組・白虎組・玄武組」の四つのグループに分けます。
 5位〜8位も同じようにして、四つのぐるーぷにわけていきます。
 以下のクラスも四人ずつの順位ごとに四つのグループに分けていきます。
 その結果「青龍組・朱雀組・白虎組・玄武組」の8民ずつのグループが四つできます。
 それぞれのグループで抽選して一回戦・二回戦を行います。
 二人ずつが勝ち残った8名で抽選の上準々決勝・準決勝・決勝を行います。
 ルールとしては、持ち時間なし・秒読み一分・一分単位の考慮時間5回。

■2. ひまわり杯の概要。

 このイベントは初心者クラスを対象としたトーナメントである。
 Dクラス以下「初心者クラス」から参加希望者を募り、
 参加者が16名よりも多い場合は、16名になるように予選を行い、
 16人による無作為抽選のトーナメントを行う。
 対局のルールについては、持ち時間は25分・秒読み一分とする。
 そのほかに付いては順位戦のルールに準ずることとする。

■3. 30秒早指し選手権の概要。

 このイベントはCクラス以上の人の自由参加による、
 1手30秒以内の早指しトーナメントである。
 参加者が16名よりも多い場合は、16名になるように予選を行い、
 16人によるトーナメントを行う。

■4. 連将棋選手権の概要。

 このイベントは、Aクラスから一人・B〜Cクラスから一人・
 D〜Eクラスから一人ずつ選ばれた、
 一チーム三人ずつのチームどうしによる、
 一人二手指しのオール選抜による連将棋トーナメントである。

■5. スカイプ電脳戦の概要。

 このイベントは、柿の木将棋ソフト「パソコン用将棋ソフト」対・
 スカイプ将棋同好会会員との対決の事を言う。
 会員がそれぞれに本人以外の所有する、
 柿の木将棋ソフトに公開の場で挑戦してもらい、
 柿の木将棋の対戦レベルを1段階から初めて、
 順にレベルを上げてゆくというものである。
 全ての人がレベル1から対決する必要は無い。
 柿の木の同じレベルを公開の場で三回戦ってもらって二勝以上で価値抜けとする。
 二勝以下の場合はレベルを一段階下げての再挑戦とする。
 勝ち抜けたひとは次のレベルへの挑戦となる。

■6. 爆弾リレー将棋

 爆弾リレー将棋とは、基数人数での一人一手指しのリレー将棋のことを言う。
 最低五人以上で指し、自分の手番では常にその時の最善手を指すことが義務とされる。
 手番が回ってくる度に先手と後手が入れ替わるために多少複雑となる。
 勝敗については、最後に詰まされた物が負けとなり「すなわち爆弾を掴まされたことと成る」。
 ★常にその手番での最善手を指すことが義務とされ、指し手に於いて不正操作をしては成らない。

☆第10条 オープン戦

 ■1. 公式戦(タイトル戦)の他に、オープン戦(自由対局)を行うことが出来、
 SSCでは、棋力向上をはかる目的で、オープン戦を推進する。
 ■2.  オープン戦の進め方については、対局開始前に、ホスト係が音頭をとって打ち合わせをし、
 対局者の棋力、あるいは希望に合わせて、時間設定、アドバイスの有無、
 訂正回数等を、先に決めて置く。
 (ア) 試合数を増やし、かつ、立会人などの係りの負担を少なくする意味で、
 持ち時間および考慮回数の設定は、順位戦の方式よりも長くまた多くならないようにし、
 最大でも、持ち時間を各々20分、考慮回数を1分ずつ5回までとし、それ以上に増やしてはならない。
 (イ) 立会人や第三者からのアドバイスを有りにするか無しにするかについては、
 試合開始前に話し合って決めて置き、両対局者が「教えてほしい」と希望しない限り、
 オープン戦といえども、アドバイス(口出し)をしてはならない。
 (ウ) 指し手の間違いに伴う、訂正方法や訂正回数についても、
 試合開始前にきちんと打ち合わせて置くのが良い。
 ■3. 公式戦が無い日には、夜の8時頃に、なるべく大勢の会員が、
その日のメインホストに接続してスカイプ会議を開き、オープン戦対局の組み合わせを話し合って決める。
 組み合わせが成立したら、最低1名の立会人と共に、現在の会議に残るか、
 または、裏ホストの下に集まって(別の会議を立ち上げて)、オープン戦を行う。
 このようにして、何試合ものオープン戦が同時平行で行われるのが望ましく、観戦も自由である。