折り紙の小部屋で使用する用語の説明

私がテキストを書く野に便宜上使用する折り紙における用語の解説を紹介します。

■1. 基本的な折り方

1. 山折り「Mountain fold」とは?

「山折り」とは折り目の線が外側になるように折ることです。

折り方の説明。

正方形の紙を12時から6時方向へ半分に折ったときに、

12時のところに出来た輪に成っている水平な折り目を山折りと言います。

2. 谷折り「Valley fold」とは?

「谷折り」とは折り目の線が内側に隠れてしまうように折ることです。

折り方の説明。

正方形の紙を6時から12時方向へ半分に折ったときに、

6時のところに出来た輪に成っている水平な折り目の内側を谷折りと言います。

なお折る対象物の表側から見たときにそれが山折りであれば、

これを裏側から見れば谷折りとも言えます。

谷折りも視点を変えれば山折りと言えます。

また、これらの方法でいったん折って元に戻すと、折ったところに沿って線ができます。

これを折り目または折り筋と言います。

3. 蛇腹折り「アコーディオン折り」とは?

蛇腹折とは山折り・谷折りの順に端から均等な幅で折る折り方を言います。

できあがった形が蛇の胴体のような形に見えることから「蛇腹折り」と呼ばれています。

折り方の説明。

正方形の紙を6時から12時方向へ半分に折ります。

もう一度6時方向から12時方向へ半分に折ります。

このようにして8分の1・16分の1ぐらいに成るようにしてから紙を広げます。

紙を手前から山折り・谷折りの順に細くして、

ジグザグのビョウブを作るように折ることを言います。

4. 座布団折りとは?

正方形の折り紙の四つの角を中心へ向けて折ることを、

特にざぶとん折りとよぶことがあります。

折り方の説明。

色がついているほうを上にして手前から長方形に折ります。

左から右へもう半分に折ります「4分の1の正方形になっています」。

右角のペラペラを左下の角へ三角に折り下げます。

裏返して今度は左上角のペラペラを右下角へ三角に折り下げます。

先ほど半分にたたんだ紙を開いて左右の上の角を6時のポイントに三角に折り下げます。

そうすると座布団折りを三角にたたんだ上体になります。

この三角を正方形に開いてやれば正確な座布団折りの出来上がりです。

★羽根座布団とは?

一度 座布団折したものを、もう一度つるつるの面の方へ座布団折します。

そのまま三回目の座布団折をするときに、

裏側からペラペラの三角を外側へ広げてやります。

この状態を羽根座布団と呼びます。

5.観音折りとは?

左右から中心線に向かって折ることを観音折りと言います。

折り方の説明。

正方形の紙を6時方向から12時方向へ半分に折ります。

12時の位置枚をめくって6時方向へ折り戻します。

裏返して12時の位置枚を6時方向へ折り下げます。

中心線を開いて表向きに置くと中心線に左右の端が観音扉を閉める様に集まっています。

このような折り方を観音折と言います。

★羽根観音折とは?

正方形の紙を縦に7本の均等な線を入れて8等分します。

外側から二本目の線を山折りにして中心線の両側の線を谷折りにします。

そうすると中心部が三枚重なったぶ厚い観音折ができて外側に羽を広げているような形に成ります。

この状態を羽根座布団と言います。

6. 花弁折り「 Petal fold」とは?

鶴の基本形「正方基本形」から紙を広げ、

細い菱形のような形に変えて折ることを言います。

折り鶴の羽根を作る時にも使われます。

折り方の説明。

正方基本形に折って、6時方向にペラペラが来るように置きます。

ペラペラの部分を左右から観音折にします。

今折ったところを元に戻して、6時の角を12時方向へ折上げます。

その時に両側から細長い三角が引っ張られてついてきますので、

先ほど付けた折り線に従って両側から内側へ押し込むようにして、

細長いひし形にします。この状態を花弁折と言います。

7. 開いた沈め折り(open sink)とは?

該当部分の、山折りは谷折りに、谷折りは山折りに変え、

内側にへこませる折り方を言います。

「鶴のキャンディーボックスに使用」

8. 閉じた沈め折り(closed sink)とは?

該当部分を押し込むようにしてへこませる折り方。

完成形は該当部分に穴が空いたようにへこみ、

開いた沈め折りとはやや異なる。

■2. ★複合的な折り方

基本的な折り方を複合させた折り方として、

名前がつけられている折り方について説明します。

1. 巻き折りとは?

巻き折り = 谷折りを繰り返すことにより、内側へ巻いていく折り方。

2. 段折りとは?

段折り = 山折りと谷折りを交互に行うことによって、折り返す折り方。

3. 引き寄せ折り(swivel fold)とは?

引き寄せ折り= 段折りの折り目を弧を描くように変えて、

立体的に膨らむようにする折り方。

4. かぶせ折り (reverse fold)とは?

かぶせ折り = 二枚に重なっているところを開き、先端を裏返して、

折り目を内側にしてかぶせるように折る。

下の中割り折りとシルエットは同じになる。

5. 中割り折りとは?

中割り折り = 二枚に重なっている場所を開き、内側へ向かって折ったあと、

再び閉じる折り方。

折鶴の頭の部分などに利用される。

6. つまみ折り(rabbit ear fold)とは?

つまみ折り= 該当部分を折り、そこから飛び出したところを畳む折り方。

7. ミウラ折りとは? ミウラ折り=緩い斜めの折り目に沿って山折りと谷折りを繰り返す折り方。

ミウラ折りは、東京大学名誉教授の三浦公亮先生が考案した折りの技術で、

大きな物を小さくたためる折り方です。

対角線部分を持って、さっと左右に引っ張れば一瞬にして広がり、

たたむのも瞬く間、簡単便利な折りの技術です。

今では会社案内・商品カタログ・MAP・観光情報・

レジャーシート・サンシェードなど多角的に実用化されています。

8. ウェットフォールディング(Wet-folding)とは?

ウェットフォールディングは折り紙におけるテクニックの一つであり、

水を用いて紙を湿らせ、より紙を扱いやすくする技法です。

この技法を用いると、厚い紙を簡単に折ったり、皺を大幅に減らすことができます。

また、曲がった形を固定したり、紙を"伸ばして"(歪ませて)折ることもできます。

■3. ★上手に折るためのコツ。

折り紙などを折るときに端をきちんと合わせることが重要です。

後から端を揃えても、折り進めていくうちにズレていくためです。

また、折るときに、軽く折り目をつける程度では美しい仕上がりにはなりません。

指をスライドさせて強く折り目をつけたり、

または爪や定規などを利用するとよいでしょう。

■4. 折り紙の基本形

1.鶴の基本形「正方基本形とも呼びます」。

「鶴の羽目を作る前の正方形の状態」。

折り方の説明。

白いほうを上にして色が出る様に縦横の三角に折ります。

折り線を付けたら元通りの正方形に開きます。

色が出る様に縦横の半分の長方形に折ります。

元通りの正方形に開きます。

色が出るほうへ裏返して9時と3時の山折りの線をつまんで中央へ寄せると、

正方形の鶴の基本形の出来上がりです。

もう一つの折り方としては、

三角形に折ります・もう半分の三角形に折ります・

さらにもう半分の三角形に折ります・片方の三角形を立てて中に指を入れて、

先ほど付けた折り線で正方形につぶすように開きます。

裏側も同じようにして正方形が二段に重なった状態のものを鶴の基本形「正方基本形と言います」。

2.風船の基本形。

風船を作るための基本形です。

折り方の説明。

白の面を上にして色が出る様に縦横の三角に折ります。

折り線を付けたら元通りの正方形に開きます。

裏返して白い色が出る様に縦横の半分の長方形に折ります。

折り線を付けたら元通りの正方形に開きます。

色が出るほうへ裏返して9時と3時の山折りの線をつまんで中央へ寄せると、

三角形の風船の基本形の出来上がりです。

もう一つの折り方。

長方形に折ります・半分に折って正方形にします・

対角線で半分に折って三角にします。

今折ったところを開いて正方形にしてから、

中に指を入れて三角形につぶします。

裏側も同じように三角形につぶします。

二等辺三角形が二重に重なった状態になります。

この状態を風船の基本形と言います。

3.風車の基本形「だまし船」。

折り方の説明。

色が出る様に座布団折します。

★座布団折りとは?

正方形の折り紙の四つの角を中心へ向けておることを、

特にざぶとん折りとよぶことがあります。

簡単な折り方は色がついているほうを上にして手前から長方形に折ります。

左から右へもう半分に折ります「4分の1の正方形になっています」。

右角のペラペラを左下の角へ三角に折り下げます。

裏返して今度は左上角のペラペラを右下角へ三角に折り下げます。

先ほど半分にたたんだ紙を開いて左右の上の角を6時のポイントに三角に折り下げます



そうすると座布団折りを三角にたたんだ上体になります。

この三角を正方形に開いてやれば正確な座布団折りの出来上がりです。

元通りの正方形に開いて、縦と横それぞれに観音折します。

★観音折りとは?

左右から中心線に向かって折ることを観音折りと言います。

白い色が出る様に正方形に置きます。

立て3本横3本の均等なおりせんが付いて、16分割の正方形ができます。

さらに左右の対角線も折り線を付けます。

手前から一本目の線で90度に紙を立てます。

左からも一本目の線で紙を90度に建てます。

そうすると左角に大きな三角形が天井を向いて立ち上がります。

根元をつまんで中心までおりせんを付けます。

すべての角に大きな三角が天井に向けて立ち上がるように作ります。

時計方向に倒してやれば大きな風車の出来上がりです。

もう一つの折り方「二層船の基本形」。

座布団折をして折り線を付けます。

縦横の対角線の折り線を付けます。

元通りに開いて、縦横それぞれに観音折します。

観音折りした縦の線が12時と6時になるように縦長に置きます。

紙の中心点を起点にして上側の観音折されているところを左右に襟を折るように開きます。

そうすると12時のところにお屋根の形ができる様に船を逆さまにしたものができます。

180度回転させて同じように開くと二層船の出来上がりです。

4.兜の基本形。

折り方の説明。

色のついていないほうを上にして手前から向こう向きに三角に折ります。

二等辺三角形の右下の角と左下の角を6時方向の底辺の中心点を起点にして、 頂点に合わせる様に折り上げます。

「中心点から左下の角までの辺と中心点から右下までの辺を、 中心線に合わせる様に下から12時方向に向かって折り上げます」。

そうすると4分の1の正方形になります。

これを兜折りの基本形と呼びます。

5. 百合の基本形とは?

百合の花を折るときのように鶴の基本形から小さな三角が8枚できた状態を、 便宜上百合の基本形と呼びます。

折り方の説明。

鶴の基本形から頂点を下にして左右から中心線に向かって、 細い三角を裏表4か所折ります「観音折り」。

今折ったところを元に開いて、 小さな細い三角形に指を入れてさらに細い三角につぶします。

総ての三角をつぶすと合計で8枚の細い三角形が出来上がります。

この状態を百合の基本形と呼びます。

カエルの基本形。

カエルの基本形はアヤメの基本形に似ていますが、

正方基本形から作るか、風船の基本形から作るかにもよるみたいです。

折り方の説明。

1. 正方基本形に折ります。

★正方基本形「花の基本形」。

「鶴の羽目を作る前の正方形の状態」。

折り方の説明。

正方形の紙の色が付いている方を上にして角が12時と6時に来るように置きます。

白い色が外側に出る様に、左から右・元に戻して下から上の様に縦横の三角に折ります。

折り線を付けたら元通りの正方形に開きます。

紙には十字のおりせんが付いていると思います。

白い色のほうへ裏返して、12時の辺が水平になるように置きます。

色が外側に出る様に左から右・元に戻して、

下から上の様に縦横の半分の長方形に折ります。

折り線を付けたら元通りの正方形に開きます。

紙には縦・横・斜めの放射線状の折り線が付いていると思います。

色が付いている方へ裏返して9時と3時の山折りの線をつまんで中央へ寄せると、

正方基本形の出来上がりです。

もう一つの折り方としては、

正方形の紙の色が外側に出る様に三角形に折ります。

もう半分の三角形に折ります。

さらに裏表とももう半分の三角形に折ります。

片方の三角形を立てて中に指を入れて、

先ほど付けた折り線で正方形につぶすように開きます。

裏側も同じようにして正方形が二段に重なった状態のものを正方基本形と言います。

2. ペラペラが12時方向に来るように置きます。

9時から6時の辺と3時から6時の辺が中心線に合うように、

左右から細長い三角に観音折します。

裏返して同じようにします。

3. 今付けた線を利用して指を中に入れて三角に開いてつぶします。

四か所とも同じようにすると8枚の細長い三角ができます。

4. ソフトクリームの白い面が見えるように置きます。

12時から9時の辺と12時から3時の辺を中心線に合わせる様に、

左右から細い三角に観音折します。

折り線を付けたら元に戻して、

先ほど付けた線を利用して、9時から3時に向かう水平な辺を6時方向へ引き下げて、

引っ張られて左右から中心に集まってくるものを細長いひし形に花弁折にします。

四か所とも同じようにしておいてください。

5. 下向きに成っている小さな三角を花弁折を左右に開いて内側へ入れこんでしまいます。

そうすると9時と3時の辺がまっすぐな山折りの辺に成ります。

これが蛙の基本形です。

アヤメの基本形と似ていますが、小さな三角が外側にあるか、

内側に隠してあるかの違いのように思います。

アヤメの基本形。

風船の基本形からアヤメの基本形を作ります。

正方基本形から作る蛙の基本形と結果は同じようになると思います。

折り方の説明。

1. 風船の基本形を折ります。

★風船の基本形。

風船を作るための基本形です。

折り方の説明。

正方形の紙の白いほうを上にして角が12時・6時に来るように置きます。

色が外側に出る様に、左から右・元に戻して下から上の様に縦横の三角に折ります。

折り線を付けたら元通りの正方形に開きます。

紙には縦横の十字の折り線が付いていると思います。

色が付いているほうへ裏返して、12時の辺が水平になるように置きます。

白い色が出る様に左から右・元に戻して、

下から上の様に縦横の半分の長方形に折ります。

折り線を付けたら元通りの正方形に開きます。

紙には縦・横・斜めの放射線状の折り線が付いていると思います。

色が出るほうへ裏返して9時と3時の山折りの線をつまんで中央へ寄せると、

二等辺三角形が二枚重なったような風船の基本形の出来上がりです。

もう一つの折り方。

正方形の紙の白いほうを上にして色が外に出る様に長方形に折ります。

半分に折って正方形にします。

対角線で半分に折って三角にします。

今折ったところを開いて正方形にしてから、

中に指お入れて三角形につぶします。

裏側も同じように三角形につぶします。

二等辺三角形が二重に重なった状態になります。

この状態を風船の基本形と言います。

2. 12時に二等辺三角形の頂点が来るように置きます。

左側の12時から9時へ向かう斜めの辺を12時から6時の縦の中心線に合わせる様におります。

右側の12時から3時に向かう辺を12時から6時の縦の中心線に合わせる様におります。

裏返して同じように折ります。

3. 今折り線を付けたところに指を入れて四か所とも三角につぶします。

結果としてソフトクリームのような形になると思います。

12時のところにソフトクリームのクリームが来るように置きます。

12時から9時に向かう辺と12時から3時に向かう辺を中心線に合わせる様に観音折します。

折り線を付けたら元に戻して12時の頂点を6時方向へ引き下げる様に花弁折します。

四か所とも同じようにすると、

結果として中央が観音折された少し背の低いソフトクリームの形に成ります。

全体の形は下の部分が細長いひし形に成ります。

この形をアヤメの基本形と言います。

田んぼ「フレーベル」の基本形。

★田んぼの基本形「フレーベル」。

田んぼの基本形とは?

フレーベルともよばれ、風車の基本形から折ります。

★風車の基本形「だまし船」。

折り方の説明。

色が出る様に座布団折します。

★座布団折りとは?

正方形の折り紙の四つの角を中心へ向けておることを、

特にざぶとん折りとよぶことがあります。

簡単な折り方は色がついているほうを上にして手前から長方形に折ります。

左から右へもう半分に折ります「4分の1の正方形になっています」。

右角のペラペラを左下の角へ三角に折り下げます。

裏返して今度は左上角のペラペラを右下角へ三角に折り下げます。

先ほど半分にたたんだ紙を開いて左右の上の角を6時のポイントに三角に折り下げます。

そうすると座布団折りを三角にたたんだ上体になります。

この三角を正方形に開いてやれば正確な座布団折りの出来上がりです。

元通りの正方形に開いて、縦と横それぞれに観音折します。

★観音折りとは?

左右から中心線に向かって折ることを観音折りと言います。

白い色が出る様に正方形に置きます。

立て3本横3本の均等なおりせんが付いて、16分割の正方形ができます。

さらに左右の対角線も折り線を付けます。

手前から一本目の線で90度に紙を立てます。

左からも一本目の線で紙を90度に建てます。

そうすると左角に大きな三角形が天井を向いて立ち上がります。

根元をつまんで中心までおりせんを付けます。

すべての角に大きな三角が天井に向けて立ち上がるように作ります。

時計方向に倒してやれば大きな風車の出来上がりです。

もう一つの折り方「二層船の基本形」。

座布団折をして折り線を付けます。

縦横の対角線の折り線を付けます。

元通りに開いて、縦横それぞれに観音折します。

観音折りした縦の線が12時と6時になるように縦長に置きます。

紙の中心点を起点にして上側の観音折されているところを左右に襟を折るように開きます。

そうすると12時のところにお屋根の形ができる様に船を逆さまにしたものができます。

180度回転させて同じように開くと二層船の出来上がりです。

時計回りに畳みなおせば風車の基本形の出来上がりです。

風車の基本形からそれぞれの四隅の三角の中に指を入れて、

正方形に開いて潰した状態を田んぼの基本形「フレーベル」と言います。

大きな正方形の中に小さな正方形が四つ出来た状態になります。

9.魚の基本形。

折り方の説明。

色のついていないほうを上向きにして正方形の頂点が12時に来るように置きます。

縦と横それぞれに対角線の折り線を付けます。

対角線が付け終わったら、 12時の頂点を6時の頂点に合わせるように下向きに半分の三角に折りたたみます。

今折り下げた三角形の9時と6字の斜めの辺を9時と3時の水平な辺に合わせて、 細長い直角三角形に折ります。

折り線を付けたら元に戻して、今度は3時と6時の辺を9時と3時の水平な辺に合わせて、 細長い直角三角形に折ります。

折り線を付けたら元に戻して、先ほど付けた左右の折り線を利用して、 6時から12時に向かって折り上げると、 真ん中に小さな三角が天井に向かって立ち上がります。

この三角をつまむように整理して、左右に倒して根元におりせんを付けておきます。

裏側も同じようにして真ん中に小さな三角が立ち上がるようにします。

このように左右から三角を折り上げたときに、 真ん中に三角が天井に向かって立ち上がった状態を魚の基本形と言います。

10.タコの基本形。

色のついているほうを上向きにして正方形の頂点が12時に来るように置きます。

9時の頂点を3時の頂点に合わせるように右向きに半分の三角に折りたたみます。

6時と3時の斜めの辺を中心線に合わせるように左へ細長い直角三角形に折ります。

裏返して、9時と6時の斜めの辺を中心線に合わせて右へ細長い直角三角形を折ります。

中心線で折りたたまれているところを開いて、色が出ているほうを上向きに置くと、 12時に頂点が来るように置いた正方形の下側を細長い三角に観音折した状態になります。

これをタコの基本形と言います。

またこのような形になる場合に、ソフトクリームと呼ぶこともあります。

色が出ている下側の三角の部分をソフトクリームの「コーンの部分」と呼び、

白色の上の三角の部分を「クリームの部分」と呼びます。

■5. ★正五角形の切り出し方。

★正5角形の切り出し方

正方形の紙から五角形を切り出す方法を二種類書きます。

いくつかの方法があるとは思いますが、ここでは長方形に折ってから切り出す方法と、

三角に折ってから切り出す方法の、二種類の切り出し方を説明します。

三角に折ってから切り出す方法は、例えば長方形の紙から正方形を切り出して、

そこから五角形を切り出す場合に切り出した五角形に余分な線が付かないので、 大変都合が良いです。

★ 三角に折ってから五角形を切り出す方法。

1. 正方形の紙を下から上に三角に折ります。

左から右へ半分の三角に折るのですが、

きっちり折り線を付けずに6時の底辺の中心点だけを印をつけます。

2. いま印をつけた6時の中心点を起点にして、

右下角を12時の角へ合わせるように折り上げますが、

ここでも折り線は付けずに右の斜めの辺の中央にだけ印をつけます。

12時の角をいま右の斜めの辺の中央に印をつけた所に合わせて折るのですが、

ここでも1時方向の斜めの辺にだけ印をつけます。

ポイントを整理します。

6時の中心点・右斜面につけた1時方向のポイントの二か所だけが重要となります。

3. 6時の中心点を起点にして右下角を、

最後に印をつけた右の斜めの辺「1時方向」へ合わせて折り上げます。

6時の中心点から左側の辺を右の斜めの辺に合わせております。

折り線を付けたら左の辺に合わせる様に左へ折り戻します。

いま折り戻した斜めの辺に合わせて右側を裏側へ三角を重ねるように折ります。

裏返して右側のペラペラの三角を外側の辺に合わせて6時方向へ折り下げます。

そうすると水平線が9時から3時方向へできます。

今折り下げた三角を12時方向へ戻しておきます。

谷折りのこの水平線で余分な上の部分を切り落とします。

広げればこれで五角形の出来上がりです。

★長方形に折ってから五角形を切り出す方法。

1. 正方形の下の辺を上の辺に合わせて長方形に折ります。

2.  右半分の正方形の対角点を見つけます。

見つけ方は右上の角を下の辺に合わせて斜めの線を付けます。

さらに右下の角を上の辺に合わせて三画に折ります。

右半分の中央に対角点が出来ます。

3. 右半分の対角点に左下の角を合わせて折ると、

左側に左下から左上りの輪になった辺が出来ますのでしっかりと折ります。

4. 折った左下角から左上に伸びている輪になっている辺に、

左下角から右上に伸びている辺を重ねて半分に折ります。

5. 折った左角から右中央に伸びいる辺に右下の水平線を合わせて折ります。

6. 左角から右側中央に伸びている辺を境にして、

左側を前、右側を後ろに折ります。

7. 下に三角の角があり、上の左から三つの山が出来ています。

上部一番手前の右上から左下に伸びている線に沿ってはさみで切ります。

8. 五角形の紙が切り出せました。

9. 紙を広げてからたたみなおして、5枚のひだを持つひし形にしてください。

場合によっては五枚の三角形のまま使用します。

■6. ★正六角形の切り出し方。

★正6角形の切り出し方。

正方形の紙から6角形を切り出す方法を二種類書きます。

長方形に折ってから切り出す方法と、

三角形に折ってから切り出す方法。

★三角形に折ってから六角形を切り出す方法。

1. 正方形の紙を下から上に三角形に折ります。

左から右へもう半分の三角形に折ります。

折り線を付けたら元通りの三角形に開きます。

左右の箸を三角形の底辺の6時にある中心点を起点にして、

紙ナプキンを作るように左右から斜め上に折り上げます。

中心部に奇麗に3枚の重なった正三角形が出来る様にしてください。

12時の部分に飛び出しているいらないところを9時から3時の水平線を基準に、

きれいに切れば正6角形の出来上がりです。

正三角形が3枚重なった状態で中心線でもう半分にたたんで、

6枚のペラペラができる状態にします。

ソフトクリーム状に畳み直すか、三角に畳みなおすかその時々によって選んでください。

★長方形に折ってから六角形を切り出す方法。

1.正方形の紙を下から上に半分に折ります。

2.左から右へもう半分に折ります。

4分の1の正方形ができました。

3. 上になっている正方形を頁をめくるように右から左へ紙の淵に合わせて、

さらに縦半分に折ります。

4. 6時の一の点を中心にして先ほどの縦長の長方形を左へ開きます。

「左半分の正方形がさらに縦半分になっている状態です」。

5. 6時の点を起点として右下の角を左端の辺に合わせて大きな三角形に折ります。

裏返しにして同じようにして大きな三角形が重なるように折ります。

6.これによってできた変形した三角形のいらない部分をカットします。

6時の点を下にしておきます。

左右の紙の重なっている部分を結んだ水平線で上のいらない部分をカットします。

これで正六角形が切り出されました。

裏表とも縦半分に折ってください。

7.紙を広げてからたたみなおして、6枚のひだを持つひし形にしてください。

場合によっては6枚の三角形のまま使用します。

■7. ★正八角形の切り出し方。

★正8角形の切り出し方。

鶴の基本形の正方形を作ります。

頂点を左において、向こう側から手前に中心線で半分にたたんで、

逆様の二等辺三角形にします。

手前から向こう側に頂点側のペラペラの4枚を中心線に合わせて、

小さな直角三角形に折ります。

右側の直角三角形からはみ出た部分のペラペラを鋏で切り落とします。

開くと正八角形の出来上がりです。

■8. ★折り紙の小部屋でよく用いられる用語の説明。

此処では折り紙の小部屋内で使用される特殊な言い回しについて説明します。

★前後左右の方角の表現の仕方。

自分を基準にして、時計の針の位置で方向を表現します。

手前を6時・向こう側を12時・左側を9時・右側を3時と表現します。

上下の表現方法は、天井を向く・テーブルを向くと言う様に言います。

★色なかとは?

折紙の色を内側にして折り始めること。

★色そととは?

折紙の色を外側にして折り始めること。

★ソフトクリームとは?

見た目がソフトクリームみたいな形になっているもので、

細長い三角と普通の三角が組み合わされてできた縦長のひし形のことを言います。

百合の基本形などで現れます。

上の普通の白色の三角のことを「クリーム」の部分・

下の細長い三角の部分を「コーン」の部分と呼びます。

★おうちの屋根とは?

袋状の中に指を入れて左右に開いてつぶして出来た、

三角形のことをおうちの屋根と言います。

★ミニスカねえちゃんとは?

先ほどのように袋状の中に指を入れて左右に開いてつぶした結果、

上には三角形のミニスカートができて下側には二本の白色の細長い三角の足ができます。

全体としては縦長のひし形になります。

これをミニスカねーちゃんと呼びます。

★羽根観音とは?

正方形の紙を観音折にした物を裏返して、

輪に成っている左右の縦の辺を中心線に向かって観音折すると、

中心には細い観音折の部分ができて、

外側に羽を広げたような観音折に成ります。

これを羽根観音と言います。

★三角観音とは? 正方形を三角に折って上で説明したような観音折をすることを三角観音と言います。

「観音折された六角形の上に正方形が乗っかっている状態」。

★シャワーヘッドとは?

百合の基本形などで、左右に四枚ずつの細長い三角を置いたときに、

6時の角を天井に向かって建てて、左右から挟み込むようにつまみます。

「鶴の首を折るときのように中割り折した状態」。

この状態から花の部分を開いてシャワーのヘッドのような形にすることを言います。

■折り紙に使用する紙のお話。

皆さんは折り紙をするのにどのような紙を使用されていますか?

もちろん市販されている折紙だというほうが多いと思います。

最近はa4サイズの色付きのコピー用紙も売られていますので、

それを正方形に切って使用するのが安上がりかもしれません。

少し硬い目の腰のしっかりした紙が御望みならば東洋という会社から市販されている、

「タント」折り紙というのがおすすめです。

そのほかにも紙にはいろいろな種類がありますのでおいおい紹介していきます。

★折り紙の寸法と厚さ

折り紙は現在、文房具店の他にも雑貨屋、

インターネットショッピングや100円ショップなどで販売されているため、

手に入りやすく、私たちにとって身近な存在になりました。

★サイズについて

私たちが使用している一般的な折り紙のサイズは、150㎜×150㎜の正方形になります。

このサイズは昔で言う「5寸」の大きさになります。(1寸は約30㎜)

初期の折り紙用紙には、4寸、5寸、6寸の3種類があり、

現在も4寸の120㎜×120㎜、

6寸の180㎜×180㎜サイズの折り紙も販売されています。

ちなみにメーカーによってサイズは異なりますが、千羽鶴用の折り紙も販売されており、

一般的に販売されている千羽鶴用の折り紙の寸法は、

70㎜×70㎜か75㎜×75㎜になります。

普通のサイズより少し小さめに作られていますね。

特殊な大きさとして25cm×25cmの物・35cm×35cmのものもあります。

★厚さについて

触った感触はメモ帳やノートに使われている厚さよりも、若干薄い印象があります。

実際に厚さを測ってみたところ、上質紙の一般的な折り紙は52,3g/㎡~64g/㎡、

4/6判45㎏ベースから55㎏ベースの厚さになります。

折り紙は、薄すぎても破けやすく、逆に厚すぎても紙の目の関係で、

上手く正確に折れないことがありますので、

紙の厚さは折り紙にとって重要な項目の一つになります。

私たちが使いやすい暑さは80kg前後のものがよいでしょう。

■折り紙の歴史。

7世紀初めころに紙の製法が日本に伝えられ、

独自に製法や材料の調整など試行錯誤を繰り返し、

日本人の工夫によって薄くて丈夫な「和紙」が誕生しました。

また、和紙は当時は高級品だったので、記録用の他に、

神様への供物を包むために使用されていました。

この「包む」という行為が折り紙のはじまりと伝えられています。

折り紙は種類が2つに分かれており、用途によって使い分けをされてきました。

1つ目は「儀礼折り紙」という折り紙です。

鎌倉時代は、小笠原家や伊勢家、今川家によって様々な礼法が整えられ始めた時代で、

武家の間で贈答文化が盛んになりました。

その贈答品を、和紙で包んだり添えたりするものが「儀礼折り紙」です。

現代でも残っている風習では、お歳暮やお中元、お祝いの「熨斗(のし)」になります。

2つ目は「遊戯折り紙」です。

様々な礼法や決まりのある儀礼折り紙から離れて、

現代の私たちにとって一番身近で、動物や植物など様々な種類があり、

文字通り遊ぶことを目的とした折り紙のことを指します。

室町時代には既に現代と同じような「鶴」や「やっこさん」の折り方があったそうです。

しかし、当時和紙は高級品で、遊戯折り紙は貴族の遊びだったため、

庶民にはあまり馴染みがありませんでした。

ちなみに、折り紙という呼び方とは別に、

「千代紙(ちよがみ)」と言われる場合もあります。

皆さんは「折り紙」と「千代紙」の違い……何だかわかりますか?

簡潔に答えを言いますと、和紙で作られた正方形の紙を「千代紙」、

洋紙で作られた正方形の紙を「折り紙」と呼びます。

また、千代紙の中にも種類があり、京都で作られたものが「京千代紙」、

江戸で作られたものが「江戸千代紙」と言われています。

千代紙は諸説がありますが、京都で発明されたという説が最も有力とされています。

京千代紙は、平安時代以降の公家階級で装束や調度品、

輿車などに用いられたデザインになります。

一方、江戸千代紙は浮世絵版画の多色刷りの技術が発達し、

歌舞伎十八番などをモチーフにしたデザインもでてきました。

それらの種類は1,000を超えると言われています。

地域や文化でこのようなデザインの違いが生まれてくるのも、

千代紙の特徴ともいえます。

■私のお気に入りの紙の紹介。

私が折り紙をするために、市販されている折り紙以外の紙を、

いろいろ買って試してみたのですが、

その中でお気に入りの紙を紹介します。

★シャイナー。

ひそやかな古典の趣を漂わせる、輝きを敷きつめた模様の紙です。

色の種類。

しも鼠(シモネズミ)。カスミ。桜(サクラ)。雪(ユキ)。

浅古染(アサコソメ)。白(シロ)。

サイズ・四六判788×1091mm。

紙の厚み・70kg・100kg・120kg。

★OKミューズキララ。

パステルカラーの用紙に金色のチップがちりばめられたファンシーペーパーです。

色の種類。

ホワイト、ナチュラル、グレー、ブラック、

ピンク、パープル、スカイ、ミント。

サイズ・四六判788×1091mm

紙の厚み90kg・120kg・170kg。

★キュリアスメタル。

金属を思わせるような、輝きときらめきが華やかな両面パール紙です。

色の種類。

白 クリーム 赤 オレンジ ピンク 青 緑 茶 グレー。

紙のサイズ・700x1000mm。

紙の厚み・103kg・120kg

★ミランダ。

キラキラしたラメ入りの高級なファンシーペーパーです。

100kgは片面、170kgは両面にラメが入っています。

サイズ・四六判788×1091mm。

色はスノーホワイト、ホワイト、ミランダカラー(3色:黒、深紅、藍)があります。

★スタードリーム-FS。

メタリックパール加工が両面に施され、

星の輝きを思わせるきらびやかなファインペーパー。

色の種類。

クリスタル・クォーツ・シルバー・チタン

オパール・モーヴ・コーラル「淡いピンク」・アクアマリン

ローズクォーツ「桃色」・ゴールド・アンティークゴールド・カッパー

ルビー・ナイトブルー・ブロンズ・エメラルド

サイズ・720×1020mm

厚み88kg

■新だん紙きらら

説明:古くからある壇紙を洋紙で再現した新だん紙に、

雲母(きら)加工したはんなりとした和風紙

すず(スズ)金(キン)砂金(サキン)珊瑚(サンゴ)

サイズ・四六判788×1091

紙の厚み 80kg・110kg

全紙1枚の価格凡そ450円。

■新星物語

特長 銀色の星をちりばめたニューブレンドファンシーペーパー。

全20色

パウダー、マーガレット、シャーベット、バナナ、ミラー、

カレント、クッキー、カーキー、ハーブ、ミント、マスカット、

マンゴー、キャメル、テラコッタ、ワイン、ラベンダー、カリブ、インディゴ、

チャコール、クロウ

サイズ・四六判788×1091

紙の厚み 110kg

全紙1枚の価格凡そ450円。

★イルミカラー 80kg(0.12mm)「蛍光紙」

メーカー: エヒメ紙工

鮮やかな蛍光色が特徴

鮮やかな蛍光色が目を刺激する「イルミシリーズ」の定番です。

8色からお選びいただけます。手書きのPOP紙雑貨作りに使われることが多いです。

厚さ #80kg(0.12mm)

色 全10色展開

紫・牡丹・桃・赤・赤橙・

橙・黄橙・黄・緑・青

★アストロブライト-FS。「蛍光紙」

キャンディカラーのポップな蛍光紙、色上質の「厚口」と「超厚」程度の厚さ。

色の種類。

ストロングピンク・レモン・グリーン。

サイズ 660x1016mm。

流れ目 T

厚さ 118kg

サイズ 635x935

流れ目 T。

厚さ 54.5kg。

★タント紙

イタリア語のtanto(たくさん)から名付けられた、

全200色ものカラーラインナップのファインペーパー。

エンボスがさりげない質感を生みます。

おもて面: 柔らかいランダムなエンボス。

裏面: 表裏差はほとんど無い。

サイズ・四六判788×1091mm。

紙の厚み・70kg ・100kg ・130kg・180kg。

★レザック16 100kg(0.16mm)

革のようなやわらかい質感の特殊紙。 全16色

厚さ 100kg(約0.16mm)

色 全16色展開

しろ、きなり、きはだ、さくら、はなだ

しらちゃ、はいいろ、ちゃいろ、こげちゃ、えんじ

ふかみどり、るり、あかね、ケイコウピンク、ケイコウイエロー

くろ

特徴

レザックシリーズ50周年を迎え、記念として作られたレザックシリーズの新作が登場です!!

レザックシリーズの皮の様な紙というテーマの通り、

本皮革のようなやわらかい質感を追求したエンボス加工の施されたファンシーペーパーです。

また、レザックシリーズには無かった、蛍光色もあります。

★キャンソンビバルディ「カラーペーパー」。

Canson Iris Vivaldi

(アイリス・ヴィヴァルディ)は、スムーズな表面の高品質な無酸カラーペーパーです。

特にアート制作や様々な加工作業用につくられています。

耐久性が高い無地の紙です。坪量は3種類あります。

カッティングや複雑な加工にも、両面紙なのでスケッチやデッサンにも最適です。

スムーズな面はフェルトペンやマーカーペンにぴったりの表面で、

反対側の軽い紙目のある面は鉛筆や木炭など。

オフセット用のスムーズなカラーペーパーとは異なり、表面はスムーズですが光沢はありません。

高品質紙なので、鉛筆やインク、フェルトペンでのデッサンにも使えます。

また、インクジェットプリントやレーザープリントにも最適です。

重さ(坪量)または厚さ(斤量)

120、185、200、240、250、280 g/㎡

色とテクスチャー

全38色

推奨用途:ハンディクラフト。

★エスプリカラー「片面コート紙」。

パステルカラーのベースペーパーに同色のキャストコートを施した、

淡いトーンが特長の薄物のカラーキャストです。

色の種類。

クリーム. ピンク. ブルー. グリーン

サイズ・四六判788×1091mm。

厚さ 70kg 90kg 110kg 135kg 180kg。

★ルミナカラー(片面コート紙)。

ジャンル: カラーキャスト

商品説明:

素晴らしい光沢と平滑性を持つクラフト紙ベースで丈夫さを強調した、

タフで素晴らしい光沢と平滑性を持つカラーキャストコート紙です。

出版物・商業印刷物・紙製品等に適しています。

ハトロン判(900mm×1200mm) T目

色 113.5Kg・135Kg

A色 クリーム 190.0 210.0

A色 濃あさぎ 190.0 210.0

A色 空 190.0 210.0

A色 ひまわり 190.0 210.0

B色 銀鼠 240.0 270.0

B色 ぼたん 240.0 270.0

C色 グリーン 270.0 310.0

C色 黒 270.0 310.0

C色 群青 270.0 310.0

D色 新赤 290.0 330.0

E色 濃赤 290.0 330.0

★ウーペ(植毛紙)。

厚紙にレーヨン繊維を植毛したベルベットのような質感のめずらしい植毛紙です。

ついつい触りたくなるような布のような質感で表はもこもこですが、

裏は不織布なので切っても端がほどけず、

糊や両面テープもつけやすいので加工がしやすい素材です。

パッケージやカード、アクセサリー台紙や箱の内張などにお使いいただけます。

11色・レッド・ワイン・イエロー

グリーン・ブルー・ベージュ・ブラウン

セピア・グレー・ビオ・ホワイト・ブラック。

ウーペケーネス 厚さ:(0.4mm)

ソフトウーペ 厚さ:(0.4mm)

ウーペヴェルート 厚さ:(0.45mm)

■用紙の厚さと大きさについて

参考 色上質紙の厚さについて。

薄口 (0.08mm) ≒ コピー用紙程度の厚み

中厚口 (0.09mm) ≒ 千円札程度の厚み

厚口 (0.11mm) ≒ 一般的な履歴書程度の厚み

特厚口 (0.15mm) ≒ コピー用紙2枚分程度の厚み

最厚口 (0.19mm) ≒ 官製ハガキより少し薄めの厚み

超厚口 (0.23mm) ≒ 官製ハガキ程度の厚み

★厚さの目安について

用紙の厚さの目安は、以下の通りです。

連量 ・厚さの目安 ・特徴・用途

55kg 0.08mm 一般的なコピー用紙より少し薄い用紙です。

ページ数の多い冊子の本文用紙などに良く使われます。

70kg・73kg・中厚口 0.08~0.10mm 。

一般的なコピー用紙とほぼ同じ厚さです。

新聞折込やポスティングのチラシ、冊子の本文用紙などによく使われる薄めの用紙です。

90kg・厚口 0.09~0.13mm。

チラシやフライヤー、カタログなどの冊子の本文用紙に良く使われます。

一般的な折込チラシより少し厚いので、

ちょっとしっかりしたチラシを作りたい場合にお勧めです。

105kg・110kg・特厚口 0.10~0.16mm。

ある程度しっかりした厚みがあります。

商品パンフレットや会社案内によく使用されます。

ポスターや厚めのフライヤーにもお勧めです。

130kg・135kg・ 0.13~0.19mm。

しっかりした厚みがあります。

冊子の表紙やポスター、商品パンフレットなどによく使用されます。

150kg・180kg・ 0.21~0.26mm。

郵便ハガキとほぼ同じ厚さです。

DMやポストカード、冊子の表紙によく使用されます。

220kg 0.25mm。

ハガキよりも厚く、かなりしっかりとした厚さです。

ポストカードはもちろん、ページ数の多い冊子の表紙にもお勧めです。

※連量は用紙の厚さを知る目安になりますが、

同じ連量でも用紙の種類によって厚さが多少異なります。

例えば、コート90kgは厚さ約0.10mmですが、上質90kgは約0.13mmです。

■用紙サイズ一覧

紙のサイズは大きく分けてA判とB判の2つの系列があります。

縦横の比率が黄金分割で設計されているので、

飽きの来ない美しく感じる形になっています。

身近によくある大きさはA3・A4・B5・A6で、

A3・A4はコピー用紙やプリンタの出力用紙として一番ポピュラーなサイズです。

B5は週刊誌やジャンプやマガジン、サンデーなどの漫画雑誌のサイズ。

A6は文庫本のサイズです。

ときどきAB判というA判とB判の片辺同士をミックスさせた変形サイズもあります。

原紙の寸法(単位:mm)

四六判788×1091

菊 判636×939

A列本判625×880

B列本判765×1085

A列小判608×866

B列小判754×1047

ハトロン判900×1200

L判(板紙)800×1100

新聞用紙546×813

地券判591×758

三三判697×1000

艶 判508×762

B列四判257×364

■A判

A0:841mm1189mm

A1:594mm841mm

A2:420mm594mm

A3:297mm420mm

A4:210mm297mm

A5:148mm210mm

A6:105mm148mm

A7:74mm105mm

A8:52mm74mm

A9:37mm52mm

A10:26mm37mm

A1サイズをA全とも呼ぶ

A0サイズをA倍とも呼ぶ

■B判

B0:1030mm1456mm

B1:728mm1030mm

B2:515mm728mm

B3:364mm515mm

B4:257mm364mm

B5:182mm257mm

B6:128mm182mm

B7:91mm128mm

B8:64mm91mm

B9:45mm64mm

B10:32mm45mm

B1サイズをB全とも呼ぶ

B0サイズをB倍とも呼ぶ

★“紙目・縦目/T目・横目/Y目” の意味・解説。

縦目(T目)・ショートグレイン。

横目(Y目)・ロンググレイン。

解説

紙目とは紙を構成している繊維の向きを意味しています。

パルプから取り出された繊維が印刷用紙を製造中で機械を流れていく時、

(抄紙工程)に繊維が流れの抵抗を抑えるために機械の流れの方向に揃います。

この繊維の流れを紙目と呼びます。

縦目・横目について。

この紙目は繊維の並ぶ方向に関して縦目・横目というものがあり、

全紙の長辺に平行な繊維の並びの紙は縦目、

全紙の長辺に垂直な繊維の並びの紙は横目と言います。

縦目・横目はそれぞれT目・Y目と表される場合があります。

縦目・横目はできあがったロール状の用紙から断裁の仕方によって発生するものです。

ユポは合成紙ですが、製造工程のしくみ上、紙目と同様の特性を持って製造されます。

ただし、ユポでは縦目・横目という呼び方ではなく、それぞれショートグレイン・ロンググレインと呼ばれます。

また基本的にはショートグレインが一般的で、ロンググレインは一部の銘柄しか用意さていません。