洞川温泉〜2002.05.10〜11 雨のち曇り
今回は両親にはシークレット旅行。うに彼と泊りで行って来ました。
うに彼に「日記書くの?おかんが見たらどうすんの?」って言われたけど・・・多分大丈夫でしょう。
シークレット旅行だから10日の金曜は有休取ったけど、普通に会社行く時間(朝7時頃)に家を出ました。
最初は彼の友達の車を借りる予定でしたが、色々な事情により、結局レンタカーで。
日産のマーチを二日間レンタルしました。
彼とは王寺で待ち合わせ。コンビニでお茶とかガムとかを購入して出発進行!
初めの目的地はうに彼が行った事が無いと言う事で橿原神宮。
そして買い物したコンビニからこの橿原神宮まではうにがハンドルを握りました!ちょっとドキドキ。
いつも乗る弟の車とは全然感覚が違ってて、気持ち悪い。
何事もなく橿原神宮に到着したのが9時頃。早朝のせいか、平日のせいか、雨のせいか人っこ一人見当たりません。
誰もいない参拝道を歩き、本殿へ参拝。その後、敷地内の池周辺を散歩。
この池にはすごい数の水鳥がいて、遠めに見てるだけでも圧巻でした。
橿原神宮を出てからは奈良をずっと南下、和歌山に入る手前にある、日本一のつり橋、谷瀬のつり橋へ向かいました。
途中、五条で昼食を食べ、これまたうに彼が食べた事が無いと言う柿の葉寿司を購入。
何回かの休憩をはさんでつり橋に着いたのが確か1時前後くらい。
長さ297m、高さは54m。鉄線橋では日本一長いつり橋との事。うには何回か来た事があるんだけど、雨の日に来たのは初めて。
雨で足元の木は濡れてて滑りそうだし、風も結構強くて橋も揺れるし。人もほとんどいないし。
かなりのスリルを味わいました。でもここを地元の人は二輪車で普通に通っていくんだからすごい。
彼と冗談で「チャリでも借りてこよか」って言ってたら看板に「観光客の方は二輪車での通行はしないで下さい」
って書いてありました。同じこと考える人がいるんだろうなぁ・・・。
つり橋を堪能して、来た道を少し戻ってから宿のある天川村へ続く道へ。
でもこの道が中々くせもの。絶対対向できへんやろって言うような細い道がずっと続いてて、横で乗ってるだけでも「ここ大丈夫かなぁ」
って思っちゃいました。
そんな道を1時間少し位・・・もう少しかな、2時間くらいでしょうか。結構走った後、やっと洞川温泉に到着。
私の中ではすっごいひなびた場所っぽいイメージだったんだけど、結構ちゃんと温泉街っぽい雰囲気。
両側に旅館や土産物屋が並んでて、観光客みたいな人も歩いてて。
お、ちょっといいんちゃう?と思ったのもつかの間、泊る予定の旅館を見てびっくり。
・・・なんで外壁ピンクっぽいの?なんか・・・小学校の林間学校で泊りそうな宿やなぁ・・・。と言うのが第一の感想。
ちなみにこの勘はなかなか当たってて、同じ日に小学校の団体予約が入ってました。
案内された部屋は二階の、道路に面した部屋。
これが意外に広くて、入ってまず、9畳の部屋。障子を隔てて8畳、その横に椅子が置かれた2畳半くらいのスペース。
部屋に入って一息ついた後、近くをウロウロすることにしました。
初めに行ってみようと言ってたのは、村のはずれの方にある鍾乳洞。
とりあえずそこに向かって歩き始める。
しばらく温泉街の中を進んだんだけど、すごく不思議な村だなーっていう感想。
名産らしい、だらにすけ(胃腸薬)の店が軒を連ねてて、御土産物屋の8割〜9割くらいがだらにすけの店。
後、名水が湧いてて、その水を使っておいしい豆腐が出来ますって事で豆腐屋、ごまどうふ屋が何軒か。
おかげで会社の人へのお土産もなし。
しかもなぜか鍾乳洞閉まってて入れないし。
結局うに彼が夜飲むからって地酒を購入しただけで宿へ戻りました。
帰ってご飯までは少し時間があったのでお風呂に入ることに。
うにが泊った宿は午後4時から7時までは男女別なんだけど、他の時間は「貸切中」の看板さえ立ててれば好きに入っていいとの事。
別に予約も要らないし、無料だし、これはちょっと便利でいい感じ。
でもこの時は6時前だったから別々。彼(男)は露天風呂、うに(女)は備長炭風呂。
備長炭風呂のほうは炭にこだわったのか、シャンプーや石鹸も炭の入ったやつで、きわめつけに「炭塩マッサージ」
みたいなものも置いてて、うには頑張ってじょりじょりマッサージしてました。(でも彼に「つるつるやろ?」って言っても「そうかぁ?」
って顔しかしてもらえなかったけど)
夕食は豆腐好きなうにの希望で湯豆腐。好き嫌いの多いうにでも食べられるものばっかりで、残さず食べました。あ、お漬物は食べなかったっけ。
夕食後は再び入浴。今度は露天風呂の方にうに彼と一緒に。
でもホントは湯船は外に無くて、外に出られるっていうだけだったから厳密には露天じゃないのかな。
かなりのんびり入って、部屋に帰ってTVを見ながらゴロゴロ。
でも夕食時にビール大ビンを開け、運転で疲れてた彼はかなり早め(九時前)に眠りに落ちてました。
うには一人でTV見てたんだけど、何時の間にか寝てました。
途中何回か目を覚ましたりして、朝の5時ごろに目が覚めた時は散歩でも行こうかなー、いや、早朝風呂もいいなーとか思ったんだけど、
うに彼が爆睡してて一人で行くのも寂しかったので諦めてまた睡眠。
朝起きたのは8時前で、朝食が8時半だったので着替えたり顔洗ったりしてるうちに朝食が運ばれてきました。
うにも彼も朝食食べない派なので、二人で「久々にまともな朝ご飯だー」って言い合って食べました。
朝食食べてる頃から、外はなにやらざわついていて、昨日とは違う雰囲気。
ご飯後に外を見てびっくり。結構な数の人たち、車、バスが道を行き交ってるじゃないですか!
実は洞川温泉って、行者の修行の場として有名な、大峯山の入り口の温泉街。
だからそこへ登る参拝客の休憩所、立ち寄り所として栄えてる様子。
いまだに女人禁制なんでうには入れないですが。
おなかも落ち着いた辺りで、気を取り直して昨日入り損ねた鍾乳洞へ。
歩いてる途中も、昨日とは違ってバスがすごい勢いで追い越していったり、行者の格好した人が普通に歩いてたりと不思議な雰囲気。
山への道からはずれるとまた人の気配が遠ざかっていったので、しまってるのかと心配しましたが、白髪の老人がちゃんと入り口にいてました。
狭いから邪魔だよというアドバイスのまま荷物を置き、懐中電灯を受け取って鍾乳洞の中へ。
最初に入ったのは「蟷螂の磐」。天井が低くて、歩く姿がカマキリのようであると言うのでこの名がついたとか。
さ、はいるぞ!と足を進めて入り口前に立った瞬間、中からすごい冷気が。いきなり吐く息も白くなってるし。
気を取り直して進んでいくと、ホントに天井が低い。
うにはまだ大丈夫だったけど、長身のうに彼は「厳しいって、ここ!」を連発。
おまけに中はまっくらで、何気に後ろを振り返ったりすると全くの暗闇しかなくて、絶対一人で行けって言われたら
泣いて許しを乞いますね(笑)。
一旦蟷螂の磐を出て、そのまま次の鍾乳洞、「蝙蝠の磐」へ。
こちらは蟷螂の磐とは違って天井はかなり高め。
ただ、名前からコウモリがいるんだーって思ってたのに、全然いなかった・・・。
こちらはあまり奥行きが無くて、すぐに折り返したんだけど、いきなり「ココヨリ上へ」の看板が。
一方通行みたいになっていて、来た道と違う道から戻るらしい。
その看板のまま進むと、西の覗きと書かれてある。
ちょうど鍾乳洞の中から外を覗き見る感じで、川や山が眺める事が出来てきれいな絵のようでした。
ただし、さて、次はどっちに進むのかと辺りを見回して絶句。
足元にぽっかり空いた岩の隙間を矢印が指し示してるじゃないですか。
足場はあるにはあるんだけど、その隙間の広さと言ったら、東大寺の柱の穴を少し広げたかな?くらいしかなくて。
もう、うにもうに彼もひーひーいいながら通りました。
でも鍾乳洞はなかなかスリリングで楽しかった!オススメです!(って気軽に行ける所じゃないですが)
宿に帰ってチェックアウト。
宿代、飲み物代等こみこみで二人で27,000円程だからお安い宿ですね。
支払いを済ませた後、宿主のおじさんがオススメスポットを解説してくれました。
大峯山の、「女人結界」まで車で10分、その手前の名水が湧き出ているところまで5分との事だったので、
登山口まで行ってそこでUターンし、湧き水を少し汲んで帰ることにしました。
湧き水はすごく冷たく、でもおいしいのかどうかは良くわからなかった・・・。
それは入れ物が飲み終わった直後の緑茶の缶しかなくて、味・香りが残りまくってたせいなんだけど。
しかも何か効能があるのか、多数の人が大量のペットボトル、ポリタンクを持ってきて入れまくってて
占領していたので、なかなか飲めないし。
そんなこんなで洞川温泉を後にし、一路奈良市内へ。
帰りはレンタカー返済の時間もあったので、特にどこも寄る予定も無く帰途を急ぎました。
そしてその途中、うには山道運転を初体験!!!!
もう、かなりドキドキしました(笑)。
弟とドライブ行っても絶対山道はハンドル握らせてくれないですから。
自分的には結構普通に走れてたと思うんだけど・・・うに彼的にはどうだったか・・・(笑)。
吉野の辺りでまた運転交代して、そこからほぼノンストップで奈良市内まで帰りました。
今回はうに彼との初旅行と言う事ですごく楽しかったです。
いいもんですね、やっぱり。好きな人とどこかへでかけるのって。
両親に嘘をつくのは少し気がとがめますが、もう家を出てからはだんだん薄れてきちゃいました。
こんなに楽しくて、幸せな気分なのに、些細な事にいつまでもこだわってちゃダメですよね。
また行きたいものです。
同じ日程で旅行に行ってたsatoさん夫妻はどんな旅だったんでしょうか。
またゆっくり聞いてみたいとおもいます。
戻る