シロハラインコの繁殖記録(2010年5月31日第1子誕生3兄弟の記録)
                                     
ブリーダー・レポーター西井康元HOME

わが家で初めて生まれたシロハラインコの雛たちの記録です。
父は、2000年生まれの10歳モモ君。母は2001年生まれの9歳アンズちゃん。
過去数度の産卵、抱卵行為はありましたが、2008年には雛が誕生したものの、1週間で死亡。残念な結果でしたが、希望はつながりました。
さて、今春の孵化と2週間の自育成功の秘訣は、巣材にあると私自身は思っています。(巣材には燻炭を木くずに一部混合して巣箱の殺菌効果がありました。)
シロハラインコの巣箱は、25x25x50cmの縦型の木製品。彼らの嘴は強固なので、巣箱の隅々は金具で補強。
材木は2cm厚のもの。破壊されても数年もつものを自作しました。
彼らはアマゾン流域の熱帯雨林に棲むインコ。したがって、わが家の屋外禽舎ではなく、私たち家族が食事をするリビングの南端。
ベランダに面して奥行き130cm前面80x80cmの犬用ケージを用いています。元は手乗り鳥でしたが、
しだいに仲のよい荒鳥ペアとなりました。
今回の繁殖の成功は、飼育して10年の快挙で、私の長年の鳥飼育経験の中でも、きわめて印象に残るものです。
以下、その繁殖記録を公開したいと思います。
2010年5月31日第1子孵化。当日2個の孵化があった模様、おそらく第3子は、6月3日と想像されます。私はリビングで飼育していようとも彼らの抱卵中はいっさい巣箱の中を覗くことはしておりません。孵化と同時に雛の声が大きく聞こえますので、孵化の状況は想像できます。
その後、私は藍染作品展期間中ともなり、多忙を極めていますので、巣箱の中の雛の発育状態がとっても気になりつつ、両親には2週間自育させることとなりました。
6月14日雛たちを巣箱から出し、この日より一日3〜4時間おきの挿し餌をするようになりました。早朝5時、9時、12時、4時、7時、10時が孵化3.5週間の一日5回の挿し餌でした。挿し餌は、KEYTEEのEXACTと毎回餌総量の2割を超えない少量の果物、野菜を与えます。雛が生後1カ月未満では、バナナ、リンゴ、ミニトマトを大根おろし器ですりつぶして混ぜていました。雛に羽毛が生えてきたころからは、ビタミンAを補給する意味で、ニンジンをすりおろして混ぜました。

6月20日以降雛の挿し餌後体重を測定、記録を残すようにいたしました。

日付  6・20   6・24 6・29   7・3  7・7 7・8  7・9 7・10 7・12  7・18  7・24   7・30
 雛1   54  90  114  135  148  157  170  164  176  175  173 168
 雛2  53  90  108  137  153  158  168  163  175  175  177  168
雛3   44  77   97  127  139  143  149  153  156  172  175  182


目が初めて開いた日 第1子、第2子が6月23日。孵化して24日目です。随分遅い開眼です。オカメインコ7日。オウム10日に比べても遅い。
風切り羽がポツポツ生えてくるのも、孵化後29日目の6月28日。それまでは、ほとんど丸裸同然の姿でした。
孵化30日頃は、食前と食後の体重差が、約10g。孵化40日では、その体重差が15g〜20gに増えます。挿し餌量が一番多い時期でした。
孵化後50日目(7月19日)前後から食欲がやや落ちてきます。
また、眠る時間が減って、るるるる・・・ちゃちゃちゃと声を盛んに出すようになります。
体重も安定してきます。
食前の体重は、7月18日で3兄弟とも160g前後となり、その後ほとんど変化はありません。
巣立ち前の体重安定期に入ってきた模様です。

孵化後60日目(7月29日)

いよいよ巣立ち時期。野生なら両親に見守られながら、巣から飛び出す頃でしょう。第1子、第2子は餌の量も減り、体重をやや下げ気味。第3子のみが、餌をたくさん食べて、食後の体重がなんと182g。お兄さんたちは食後168gと巣立ち。止まり木にちゃんと乗って、遊ぶ姿がおもしろい。とくに、シロハラインコ特有の兄弟間のじゃれあいは、まるで猿のようでとってもほほえましい。

 
 7月4日(35日目)
 
  7月5日
 
 7月14日(45日目)
 

 7月17日
 
  7月24日

  7月30日

  7月30日

8月3日初飛行直前、自立への訓練に入ります。ひまわりなどのシードや果物、ニンジン、キュウリなどをかじらせます。ひまわりを少しかじり、皮を剥くのはまだ無理です。8月4日キュウリとニンジンをしっかりかじり食べた様子。5日に、第2子(銀)が、水を初めて飲みます。
8月5日食後体重  第1子(シロちゃん)165g 第2子(銀ちゃん)165g 第3子(金ちゃん)183g(名前は足輪の色で仮称です)
一日の挿し餌回数を4回にしました。午前6時、正午、午後5時、9時の4回です。
8月7日籠を一回り大きいものにしました。まだ飛べないのですが、羽ばたきはさかんにできるようになってきました。籠の外に自ら出て手に乗る訓練も始めました。「おいで」と呼ぶ声にちゃんと反応できます。手に乗るのもすぐに覚えました。相当頭がいい鳥だと思います。


  8月6日 籠の中でレスリングをします。
 ニンジンやキュウリは食べ始めました。      手に乗りたいと待っています。

初飛行8月8日(日)シロ初飛行、挿し餌を入れた容器まで向かって、60cmあまりを飛びました。10日には、銀が同様初飛行しました。
12日(木)には、シロも銀も私の頭に向かってジャンプ、一気に高く跳びあがりました。ますます可愛さが増してきます。まとわりつくように何度もジャンプして飛んできます。
●シロの初飛行と同時に8日から挿し餌を一日に3回にして、自立をうながすようにしました。午前6時半、午後1時、午後8時の一日3回です。
8月15日(日)飛行距離が2mを超えて、活発になってきました。挿し餌を一日3回にしたら、さすがにお腹がすくのでしょう。ひまわりをかじる量が増えてきました。シロ・銀はともに私に向かってどんどん飛んできますが、末っ子の金は、まだジャンプ適度です。

 
8月14日 挿し餌の餌を自分で食べようとします。
 
8月10日 初飛行を終えて活発に
 8月18日 私の頭がお気に入りです。

8月15日シロ、銀兄弟ともどんどん飛ぶようになってきました。私の頭の上が最も好きなのですが、頭に飛んでくると爪がたつので、痛くて辛いものがあるのです。だから、頭には私のお気に入りの藍染めのハンチング帽をかぶって、防御。彼らは、まずその帽子に飛び乗ると、次に窓に向かって飛んでゆきます。
窓には網戸がしてあるので、そこに爪を立てて外の景色を見ています。
3兄弟の末っ子、金ちゃんもまたお兄さんたちを見習ってしっかり飛べるようになってきました。
ますます可愛くなる3兄弟です。
●一人餌へのトレーニングですが、わが家ではひまわりをしっかり食べさすのが、第1段の目標。
少しずつひまわりの皮が餌カップから外に出て落ちている量がふえてきました。
少しずつ食べ始めているようです。ニンジンが大好きで、粉々になるまでかじっています。


8月17日網戸の向こうには、広い世界が待っている 
 
西日が強くて、暑い私の部屋で彼らは住んでいます。
 
もう羽毛は完全にそろいました。自立に向けてがんばるぞ!

★熱帯雨林の環境で育つ彼らには、今の環境がいいのでしょうか。8月19日彼らが暮らすわが書斎は、午後の温度が35℃、湿度が45%。
湿度がやや低いので、扇風機の前に濡れタオルをつって、湿度を高め、温度を下げるようにしています。
それにしても、猛暑の今夏、熱帯雨林のインコといえど、暑すぎるのでは???

 8月28日(土)  
飛んできて手に乗るのが、上手になりました。
 
窓際にいる兄弟を呼んだら、私に手に向かって飛んできました。

8月28日(土)いよいよ生後90日です。朝からいよいよシロハラインコ3兄弟は、朝一番の挿し餌を抜いて、一日2回のペースにします。
朝の餌のねだり方は、穏やかになってきて、一番末っ子のみがちょっぴり欲しそうに羽を膨らませますが・・・。
ここは、我慢です。まもなく生後90日、自立の時を迎えました。
もう随分ひとりで餌を食べますが、まだまだ挿し餌をつづけなくてはいけないなあと思っています。
私はペレットなどの人口フードはつかわないスタイルで、今までオウムや大型インコを育ててきたので、両親同様、この3兄弟も私の独自の混合餌に慣らせます。
シロハラインコは、随分活動的な中型インコですので、高脂肪、高タンパク質のシードを中心に組み立てます。
稗、アワなどの餌には見向きもしないので、糖質はえん麦で補い、補助的なビタミン・ミネラルは、時々サプリメントを与えますが、普段は野菜・果物を与えるようにしています。
3兄弟もニンジンがとっても好きで、もう手に持ってかじることができます
シロハラインコは随分賢いインコだなと思うのが、オカメインコのようにむやみやたらに飛び回るということが、まったくありません。
飛び始めの頃から着地点の目標を意識していて、その位置にちゃんと着地します。
姿からは不器用な子のように思いますが、とんでもないですね。
子どものころからとっても器用に飛び回り、遊ぶという「こころ」があるように思います。
今日から私の手に向かって飛んでくるようにしつけていますが、初めから迷いなく飛んできます。
「シロちゃんおいで!」と窓際にいる兄弟に声をかけると、ちゃんと私に向かって飛んできます。
もっともシロちゃんと声をかけましたが、飛んできたのが、銀ちゃん。それは仕方ないですよね。
まだまだ自分の名前を認識できるほど、賢くないでしょうね

★9月9日(木)生後100日。やっと一人餌になりました。夕べは、挿し餌を用意して、籠の扉を開けても、餌にはまったく無関心。
せっかくイチジクを入れてやったのに、スプーンを嘴の前に持っていっても食べようとしません。
ただ、飛び回る彼らに、もういいのか。末っ子の金だって、つかまえてそのうを調べると、ふっくらと膨らんでいます。
もうしっかり食べているようです。
今日は、通常の餌の他に、イチジクを籠の中にいれてやり、たっぷりのシードを食べさせることにしました。
シロハラインコ3兄弟は、互いに競争して育ったのでしょう。順調に大きくなりました。
また、彼らは兄弟とともに育ったので、私にはまといつくものの、兄弟間での遊びが多くなります。
お腹をいっぱいに膨らませているのにもかかわらず、軽く飛び回るシロハラインコ。
さすがに、「道化師」と呼ばれる彼らです。とっても活動的な子らです。
どんどん可愛くなるので、私の家族としてずっと私のそばに置くか、さあどうしょう???

 
いつも兄弟そろって!!私の腕にのってきます。
 
お腹をいっぱいにしても、軽く飛び回る金ちゃん
 
末っ子なのに一番大きくなった金ちゃん