東京タワー



公開日:2005年1月15日(土)〜
管理人鑑賞日:2005年2月1日(火)


※えりこが書いてる日記「Ninomiya Memory」の2005年2月1日(火)からコピーしました。



まず、全体的な感想は“綺麗な不倫”だと思いました。
うちは“不倫”とか“ドロドロ”した映画やドラマが苦手なんで、
見ようともしなかった。「東京タワー」は不倫の話になるけど・・・
松潤がこの映画の出演が決まって、やっぱり嵐ファンであるからこそ
この映画を『不倫でも見てみよう』と思いました。
小説を先に読んだけど、不倫でも汚い印象が1つもなかった。
一つ一つが綺麗に描かれてて、詩史と透、喜美子と耕二の恋愛は綺麗だと思いました。

不倫って本当はやったらいけないことだけど、
お互いが惹かれあう気持ちはどうしようもないなって思った。
人妻の家庭で悩みや問題があったりしたら・・・そうなることあるよね。
うちは不倫はしたくない。その前に彼氏いないし(苦笑)



話はそれたけど、出演者が綺麗な演技をしてたので楽しく見ることができました。
まず、全体的なストーリーは江國さんワールドだなって。
パンフレットの中で松潤が話してるけど・・・『その通りです!』って思いました。
江國さんの描いてる不倫は汚くない。綺麗に描いてる。
こういう話が苦手なうちにとっては本当にこの映画は見やすかったです。



出演者の感想・・・たぶん、メインの方全員書くと思うので
気になる方だけを読んでくださって構いません(笑)
まず、黒木瞳さん。この方は本当に綺麗ですね。
40代に見えなくて・・・体系も綺麗だし、言葉遣いも綺麗だし、
演技も綺麗だし、世の女性の憧れの的ですね。
黒木さんが演じてた詩史は既婚者で、18歳に透と出会い、恋に落ちる。
浅野(詩史の旦那さん)と会う時と透と会う時の詩史は違う。
透には甘えてる・・・そんなカンジで。
詩史の本当の姿っていうのを感じました。
浅野といると大人で凛々しくいなきゃみたいなカンジがあって・・・。

透との恋はとても綺麗で、本当の恋人みたいだった。
詩史は透の前だと可愛いなって思いました。



岡田くん演じる透は可愛い。
『こんな男の子って滅多にいない』っていうのが透の印象。
純粋で、詩史一筋・・・他の女の人には目がいかない。
少年ぽさがあるけど、大人の恋をしてる。
最後に詩史がパリへ来たと聞いて駆けつけるとこは
“透は詩史じゃないと恋はしないな・・・”って感じた。
詩史だけしか考えられない純粋な透が好きだな。
あと、詩史が浅野と出かけるときになったら、
すごく淋しそうになるとこも透の純粋な部分。
耕二といるときは友達思い。
喜美子との恋愛を無理矢理止めようとしないけど、
あえて一歩手前で止める・・・・。
透は優しい人。そんな印象がありました。




寺島さんが演じる喜美子の印象は“可愛い人妻”。
あんなに可愛い主婦がいたら年下の男の人でも可愛いって思えるだろうな。
けど、家庭内問題で姑にはこき使われて(ひどい言い方?)、
旦那さんには冷たくされる・・・そんな中で耕二は安らぐ人だっただろうね。
ケンカした場面があったけど、あれはすごかったな(笑)
車に乗ってて、『会うのを辞めよう』って話をしてたのかな。
喜美子が『降りて!』っていう時に本気で耕二を突き飛ばしてて、
吃驚したな・・・。あと、喜美子の変貌振りには吃驚した。
耕二に出会ったことによって喜美子が変わった。
そこが1番印象に残ってる場面。

あと、フラメンコ発表会を見に来た耕二を知って、
車で耕二が乗ってたら、後から喜美子が車で追いかけて車をぶつけるシーン。
あれも喜美子の変貌ぶりで吃驚した。
喜美子らしい最後だったと思う。
不器用な部分があったけど、喜美子は真面目な女性。そう思いました。





やってまいりましたー!松潤が演じた耕二。フルネーム・大原耕二。
現実にいたら嫌いになる人(笑)
けど、耕二を嫌いにはならなかった。むしろ好きになった。
耕二は同級生・吉田の母親に手を出すことをしたけど・・・
喜美子との恋愛は見てて好きだった。
喜美子を自然に誘惑してた。
恐い部分があったけど、本当は耕二自身、由利に喜美子のことが
バレることを恐れてたりはしてたと思う。
あと、喜美子の変貌振りに恐れてたのもあったと思う。
堂々としてる雰囲気だったけど、耕二にも恐いものはあったはず。

耕二の初めのシーンが警備員姿で出てくるんだけど、
コスプレに見えてしまったうちって・・・(苦笑)
バー(?)で働く耕二はすごく似合ってたんだけどね。


さっき喜美子とケンカしたシーンでのことでは耕二も切れるんだけど、
恐かったな。恐いけど、やっぱり喜美子のことをほっとけないんだよね。
喜美子は可愛いから。

松潤が耕二を演じて良かったなって思います。
プレーボーイだけど、悪くはない。松潤にやってもらって良かった。
キスとかは見てて“ドキッ”てしたけど、イヤではなかったね。
綺麗に演じてたから、見やすかった。(何が言いたいんやろう)




耕二の同級生・吉田は平山あやが演じてるけど、吉田は嫌いじゃない。
むしろ、耕二に付きまとう気持ちがわかる。
自分の母親が同級生と不倫して、ショックだよ。普通に。
そして、母親と耕二が不倫する現場を吉田は見て、
トマトを投げるんだよね。映画を見れば分かるけど、そのシーンが頭の中で回ってる。
そのあとにビリヤード玉を投げる場面もあるけど・・・
吉田は嫌いじゃない。むしろ可哀想だよね。




宮迫さんが演じた喜美子の旦那・川野・・・かっこよかった(笑)
詩史の旦那・浅野を演じた岸谷五郎さんもかっこよかった。



透の母親を演じる余貴美子さんもかっこよかった。
「優しい時間」「ヤンキー母校に帰る」に出演されてて(くららさんに教えてもらいました)、
すごくいい役をしてましたよ。ワインで詩史をかけるシーンが好き!



映画の上映延長が決まり、絶好調の「東京タワー」。
そして、映画のタイトルから『東京タワーをする』(=『年下の男の人と付き合う』)
という言葉も誕生し、「東京タワー」に女性に大きな影響を与えてくれました。


以上、「東京タワー」の感想レポートでした。



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