ブロードウェイ ミュージカル

「WEST SIDE STORY」



鑑賞日:2005年1月6日(18:30〜)
公演会場:大阪厚生年金会館大ホール
席:1階 J列
レポート:えりこ



さっそく見に行ってきました。「WEST SIDE STORY」・・・。
まず、最初に一言で感想を表すと“今までに見たことがない舞台”でした。
今まで見てきた舞台はもちろんそれぞれ味があって良いんです!
けど、WSSは私にとって初ミュージカルでもあり、すごく感動しました。
最高な舞台を見せてもらいました。
これから自分の感想も混じりますが、レポートさせていただきます。
(櫻井翔くん、大野智くん、松本潤くんを中心に書かせてもらいます)

※間違ってる部分があると思います。(汗)




〜〜第一幕〜〜

〜第一場〜
オーケストラの音楽から舞台が始まりました・・・。
ウエストサイドという町が舞台。建物はレンガ。

そして、ジェット団とシャーク団の登場。
ウエストサイドに移住してきたヒスパニック系(?)であり、若者で組んだのがシャーク団。
元々、ウエストサイドに住んでた若者で組んだジェット団。
まっこうから対立してて、お互いがすれ違うとにらみ合い。
まずはジェット団から登場で金髪に染め、シャーク団の目印である
ジャケットを着たリフ役の大野智くん。
綺麗なダンスでジェット団と共に登場。
そして、シャーク団が登場で肌を黒く塗り、
記者会見と同じ衣装を着たベルナルド役の松本潤くん。
こちらも綺麗なダンスでシャーク団と共に登場。

お互いはにらみ合いでどちらかの1人が相手に手を出し、喧嘩に。
そこで警察のサイレンが。警官が来て、お互いの喧嘩は止む。
それからシャーク団が帰って行き・・・ジェット団はシャーク団と決着するために
以前はジェット団だったトニーを呼ぶことに。



〜第二場〜
トニー役の櫻井翔くんが仕事をしてる時にリフはシャーク団と決着をつけたいから
手伝いをお願いした。そして、トニーはジェット団を辞めたが
リフとはジェット団を作った仲間であり、快く引き受けた。
リフはこの後にダンスパーティー(?)が開かれるという事で
そこにシャーク団も来る事で決着の挑戦状をつけるということでトニーも呼ぶ。
それからトニーの歌が始まります・・・。

今まで聞いたことがない綺麗な櫻井くんの歌声でした。
ラップの時とは違い、低い声で会場が響き渡りました。



〜第三場〜
黒く肌を塗って白いワンピースを着たマリア役の和音美桜さんと
黒く肌を塗って赤メインの黒が入ったドレスを着たアニータ役の天勢いづるさんの登場。
2人が働くお店は服を取り扱ってるとこ。
マリアはシャーク団のチノ(役:風間俊介くん)と結婚することになっていた。
しかし、マリアにはチノと結婚する気はなかった。
アニータはマリアに白いドレスを作ってあげ、
歌はとても綺麗で宝塚現役の美声をしてました。
それからベルナルドがお店に来て、妹のマリアとアニータと一緒に
ダンスパーティーへ向かいます・・・。



〜第四場〜
ダンスパーティーが開かれる場所でジェット団が来て、シャーク団とアニータ、マリアも来る。
リフは黄色いジャケットで黒のシャツ。ジーパンを履いてました。
ベルナルドは黒いジャケットで赤のシャツ。黒のパンツを履いてました。
マリアは白いドレス。アニータは赤メインの黒が入ったドレス。

お互いはステージ上で半分に分かれながらダンス。
その途中でトニーが来る。トニーは水色のネクタイで水色のスーツ。
しかし、またもにらみ合いが始まるが警官が来て、
『一緒にダンスをしないか』みたいなことで
シャーク団とジェット団は円になり、女の人は中、男の人は外で
ペアを組むために音楽に合わせて回ります。
音楽が終わると敵対同士の男女になり、男の人は自分のグループの
女の人を引き連れて自分のグループへ戻り、
対立しあったダンスがスタート。
お互いの激しいダンスで、どちらのグループに目をいけばいいか迷うぐらい・・・。

そして、そんな中でマリアとトニーの目が合い、お互いが惹かれあいます。
一目惚れの恋が始まった瞬間。
お互いは近づき、言葉を交わしあい、お互い手を頬にあてる。

しかし、マリアはシャーク団の1人。
兄のベルナルドがもちろん、トニーを突き放した。
リフもトニーを自分のとこへ来させ、お互いが引き離された。
しかし、2人の恋は終わらなかった・・・。
そしてシャーク団とジェット団はその後にドラッグストアで決着をつけることに。
シャーク団とジェット団はあとを引きます・・・。

1人残ったトニーはマリアの歌を歌いました。
トニーのマリアの気持ちが強く表れてます。

ここかはハッキリ覚えてませんが、シャーク団の場面。
ベルナルドとアニータがトニーについて口喧嘩(?)をし、
ベルナルドたちが引いた後はアニータたちがジェット団の女の人と
アメリカについての歌を歌ってました。
激しいダンスと歌声はすばらしかったです。



〜第五場〜
家に帰ったマリアは部屋にいると、トニーが裏からやってきた。
マリアはベルナルドとアニータたちが帰ってくるとトニーに帰ってもらおうとしたが、
トニーはマリアへの会いたさに気持ちが抑えられなかった。
2人はお互いの言葉を交わし、お互いの手と手を触れ合い・・・頬に手をあてる。
そして2人の「Tonight」を歌い始めました。
トニーの低い声、マリアの高い声が重なり合いとても綺麗でした。
歌詞は日本語バージョン。

そして、マリアを呼ぶお父さんの声がし、トニーは帰ることに。
また、お互い会う約束をし、翌日の夜にマリアのお店へ行くとトニーは帰っていった。



〜第六場〜
ドラッグストアでジェット団が作戦を練っていて、
ドラッグストアの店の店主は『こんなことはやめろ・・・』と止めるが、
その気持ちは届かずシャーク団との決着を待っていた。
そんな中でシャーク団の登場。そして、トニーの登場。
リーダーのにらみ合いが始まり、喧嘩は武器でやるというジェット団からの提案。
しかし、トニーが仲裁に入り、武器は辞めてコブシでの勝負をするように言う。
リフはコブシで勝負をすることを決め、ベルナルドもそうした。
しかし、お互いの喧嘩が始まり、その中で警官が登場。
お互いのグループは仲の良い“フリ”をして、野球を楽しむ。
しかし、警官はシャーク団を帰らして、その後もジェット団を帰らした。



〜第七場〜
マリアが働くお店にはマリアとアニータの姿。
そこへトニーがやってくる。マリアはトニーと付き合ってることを
アニータだけに話、アニータは2人を見守る事に。
トニーとマリアの恋は上昇していき、
結婚の話をして、お互いの親の事を話したりしました。
そして、マリアはベナルドがジェット団と喧嘩する事を知り、
喧嘩をやめさせるようにトニーにお願いし、トニーはお互いのグループの喧嘩を止めることに。



〜第八場〜
ごめんなさい。ここはあまり覚えてないです(汗)

ジェット団とシャーク団が出てきて、
建物の2つの最上階にはそれぞれマリアとアニータが。
2階にはそれぞれのジェット団とシャーク団の女の人たち。
中央にトニーが出てき、ハモリで歌ってました。
1人1人の歌声のバランスが良かったです。



〜第九場〜
ハイウェイの下でいよいよジェット団とシャーク団の決着が。
その中でトニーが来て、喧嘩を止めるように説得するが
それも空しく、ジェット団に抑えられ、リフとベナルドはコブシの勝負のはずが
隠し持っていたナイフを取り出し、ナイフでの戦いが始まった。
リフはベルナルドにナイフを取られたが一旦、取り返す。
しかし・・・リフはベルナルドに刺される。
それを見たトニーは怒りを表し、ベルナルドを刺す・・・。
そして、我に戻ったトニーは倒れこみ、お互いが喧嘩。
そこで警察のサイレンが。
お互いのグループは引き、トニーは倒れこんだままだがジェット団の1人に
逃げるように言い、逃げました。

リフとベルナルドは立つことなく倒れたままでした。





〜〜第二幕〜〜

〜第一場〜
水色のドレスを着たマリアのアパートにチノがやってくる。
それは悲しい現実。チノからベナルドがトニーに刺された事を話、
悲しむマリア・・・そして、チノは帰る。チノはトニーを殺すために探しに行く・・・。
そこでトニーが窓からマリアの部屋に来て、トニーはマリアに
『ベルナルドを刺すつもりはなかった』と謝り警察へ出頭しようとするが、
マリアに止められ、トニーへの愛する気持ちは抑えられなかった。

トニーとマリアメインのダンスが始まり、
それは2人の願っていた未来。
ジェット団とシャーク団が一緒に過ごす事・・・
白いバックの背景に、トニーとマリア以外は白のスーツ、ドレス。
トニーは水色のジャケット。マリアは水色のドレス。
音楽に合わせて綺麗なダンスを踊ってる。
願ってる未来を思ってが・・・現実はジェット団とシャーク団の対立。
ここでベルナルドとリフが回想として登場し、
お互いを刺した場面をダンスで再現。

しかし、2人の恋は誰にも止められなかった。



〜第二場〜
裏通りでは警察に追われてるジェット団。
リフがいないジェット団のリーダーな存在はアクション(役:生田斗真くん)。
警官:クラブキ巡査の真似をしたダンス。
新しいジェット団らしい面白みがあるダンスでした。
トニーが追われてることを察しし、トニーを探す事に。


〜第三場〜
マリアの部屋へアニータが。
マリアの部屋にはマリアと・・・トニーが。
トニーは慌てて、一緒に自分たちの未来を作るためにマリアと遠くへ行くことに。
そして、トニーはマリアと待ち合わせして、マリアの部屋をあとに。
アニータが部屋に入り、トニーに会うことを辞めさせられた。
しかし、マリアはトニーのことが大好きだが、
自分の恋人を殺されたアニータはトニーを許す事が出来ない。
けど、マリアはトニーへの恋をやめることが出来なかった。
そこで、警官が来て、マリアはアニータにトニーへの伝言を頼む。
警官はリフとベルナルドの殺しについて事情を聞くが口を固くするマリアだった。



〜第四場〜
ドラッグストアにはジェット団が。
トニーが追われてることを知ってるジェット団はトニーを地下室へ。
そこでアニータがトニーへ伝言を伝えるためにやってきた。
しかし、トニーはいないということを言うジェット団。
敵であるアニータに暴力を振り、そこで銀行に行ってた店主が
帰ってきて、ジェット団を止める。
アニータはジェット団へ怒りを表し、
『マリアはチノに殺された』という言葉を残してあとにした・・・。



〜第五場〜
地下室ではトニーが遠く行くために店主に頼んだお金をもらうが、
店主はトニーに辞めるよう言う。何も知らないトニー。
店主から『マリアはチノに殺された』と耳にし、悲しみを表すトニー。



〜第六場〜
怒りを表したトニーはチノを呼び出す。
途中で、赤いドレスを着た女の人が通りかかる・・・殺されたはずのマリアだった。
その殺されたはずのマリアはアニータの嘘だった。
2人は触れ合おうとしたが、チノが来て、銃を撃つ。
その銃はトニーに向けられ・・・トニーが倒れる。
トニーを支えるマリア。銃を持ちながら震えるチノ。
マリアとトニーは見つめあいながら歌うが、
トニーの声はかすれていき、声が止み、手の力がなくなった。
マリアは悲しむ。そこへシャーク団とジェット団、警官、店主が。

マリアはチノから銃を取り、トニーだけでなく、ベルナルド、リフを
殺された怒りをあらわにし、『皆、撃ったら私も死ぬのよ・・・』と言うが、
そのことはできず、トニーを見つめてた。
ジェット団とシャーク団から3人ずつがトニーを抱え、運んでいき、マリアは着いていき、
あとのジェット団とシャーク団は静かに引いていき・・・
チノは警察官と共に引いていきました・・・。店主だけが残る形に。
そして、弾幕が閉じ、「WEST SIDE STORY」が終演しました。



〜カーテンコール〜
出演者全員が舞台2列に広がり、立っていました。
メインの出演者のお辞儀。列が入れ替わり、
ジェット団とシャーク団(メインの人以外)のお辞儀。
列が入れ替わり、出演者全員のお辞儀。
ジェット団(メインの人)のお辞儀。シャーク団(メインの人)のお辞儀。メイン5人のお辞儀。
天勢さんのお辞儀。和音さんのお辞儀。松本くんのお辞儀。大野くんのお辞儀。櫻井くんのお辞儀。
嵐3人のお辞儀。この順番でお辞儀を深くしていき、メインの出演者になると大きかったです。
そんな中で松本くんは笑みを浮かべてました。

弾幕は閉じますが、拍手は止まず客席全員の総立ち。
弾幕は開き、出演者全員がお辞儀。嵐3人がお辞儀して弾幕は閉じました。
しかし、アナウンスが鳴っても拍手は鳴り止まなかったです。



最高な舞台をありがとうございました。
舞台構成、演技、音楽、歌、ダンス全てが良かったです。
櫻井くんは今までに聞いたことがない歌声でした。ダンスもすごかったです。
大野くんはリフらしい印象があり、ダンスは綺麗・・・歌もよかったです。
松本くんはベルナルドらしく、とても綺麗で、歌は少なかったですが、ダンスが最高に綺麗でした。
和音さん、天勢さんは現役の宝塚ジェンヌでダンスはもちろん、歌はとても上手でした。
和音さんの歌声は声が高く美声の印象が残ってます。
天勢さんは激しいダンスが印象強く、歌も綺麗でした。
他の出演者も最高でした。

DVD化は難しい舞台ですが、「WEST SIDE STORY」をたくさんの人に見てもらいたいです。
映画とはストーリが一緒ですが、この出演者しかないWSS。
また、再演される事を心から願ってたいです。
それでは、長いレポートを読んでくださってありがとうございました。
これにてえりこのレポートを終了させていただきます。






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