すみません |
人にあやまるとき、依頼するとき、感謝してお礼を言うときに使います。 | |
「澄まない」が語源です。もともと「心が澄みきらない」「このままではすっきりしない」という意味で使われていました。 狂言の中でも「それではお上にすみそもない」とあり、心がすまない、と使われています。それを丁寧に言ったのが「すみません」です。 |
|
物をいただいたときなどに感謝の意味をもって「すみません」と使う用例は 昭和になってからのようです。 謙虚なイメージがありますがもっとも軽い挨拶ですから、 素直に「ありがとうございます」とはっきり言った方が相手に感謝の気持ちが伝わります。 すみません、といえば・・・ 関東では「すんません」、関西では「すんまへん」とも訛ります。 「 すいませ〜ん!」と呼びかけの言葉でも使います。 だじゃれ好きの恩師、松本文先生は、生徒が先生に「すいません」と呼びかけると、 「息吸ってるじゃないか」 と応えていました。 (もしかして、吸いません、ってことですか?・・・レベルが高いのか低いのか・・・) めがねの奥でキラリと光るうれしそうな目に対して、 こちらも思いっきりの愛想笑いで応える。 ほのぼのと、そして白々とした時間が過ぎていったものです(笑) |