ろくでなし
 はたらきのない者。いいかげんな人物。
 「陸」は「ろく」とも読みます。陸地=地平線 が平らなことから、まっすぐで正しいこと、という意味をもっています。その「陸(ろく)」を打ち消した表現が「ろくでなし」で、「まともではない」という、人を悪く言う言葉として使われています。
あて字で「禄でなし」と書いて、収入のない人のことを指すことがあります。
アルバイトや決まった収入のない人は「ぷーたろう」などと呼ばれて、
ちょっと肩身のせまい思いをしていましたが、
最近では「フリーター」という社会的地位を獲得したので、
就職難の時代にあっても、けっこう気楽な若者もいるようです。

 ろくでなし、といえば・・・

  数字の6を思い浮かべたので、
  「サイコロで最大の数の6でないように、足りない=中途半端な人」という語源だ、
  と考えた私の想像力が、ろくでもありませんでした(笑)